毎日新聞 2011年6月25日 東京夕刊
「民俗学者の宮本常一、文化人類学者の川喜田二郎氏の薫陶、指導を受けて、若い時からへき地ばかり歩き回っていました。そんな中で、北海道でアイヌ文化を守ろうと一生懸命だった萱野茂さん(元参院議員、06年死去)と出会い、二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館を作るお手伝いをさせていただいたのがきっかけです」
東京駅に近い京橋1丁目に、地元育ちの縁もあり、昨年5月オープンした「ギャラリー・モーツァルト」(03・6228・6848)の主人は、生態人類学者でもある杉山是清さん(56)。「遠い昔から自然を大切にしてきたアイヌの人たちは今でいうエコロジスト。家族、地域、みんなの幸せを願って作った道具を多くの人に見ていただきたい」とアイヌ民芸展を年に10回開催。「観光客の土産用の熊の木彫りが少なくなり、写実的なトンボやクモなど題材や造形も現代にマッチしたものが多くなっています」
30日まで、吉川英治文化賞を受賞した古布絵作家、宇梶静江さんと娘良子さんの作品展を開催中。【網谷隆司郎】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110625dde041070029000c.html
「民俗学者の宮本常一、文化人類学者の川喜田二郎氏の薫陶、指導を受けて、若い時からへき地ばかり歩き回っていました。そんな中で、北海道でアイヌ文化を守ろうと一生懸命だった萱野茂さん(元参院議員、06年死去)と出会い、二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館を作るお手伝いをさせていただいたのがきっかけです」
東京駅に近い京橋1丁目に、地元育ちの縁もあり、昨年5月オープンした「ギャラリー・モーツァルト」(03・6228・6848)の主人は、生態人類学者でもある杉山是清さん(56)。「遠い昔から自然を大切にしてきたアイヌの人たちは今でいうエコロジスト。家族、地域、みんなの幸せを願って作った道具を多くの人に見ていただきたい」とアイヌ民芸展を年に10回開催。「観光客の土産用の熊の木彫りが少なくなり、写実的なトンボやクモなど題材や造形も現代にマッチしたものが多くなっています」
30日まで、吉川英治文化賞を受賞した古布絵作家、宇梶静江さんと娘良子さんの作品展を開催中。【網谷隆司郎】
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20110625dde041070029000c.html