先住民族関連ニュース

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先住権回復に尽力 差間正樹さんを追悼 ラポロアイヌネイションが札幌で集会

2024-02-19 | アイヌ民族関連

(道新2024年2月18日 20:47)

https://www.hokkaido-np.co.jp/article/976779/

差間正樹さん

 十勝管内浦幌町のラポロアイヌネイション(旧浦幌アイヌ協会)は18日、今月73歳で病死した差間正樹会長の追悼集会を札幌市内で開いた。差間さんが国と道に先住権の確認を求めた行政訴訟の判決が4月に出るのを前に、アイヌ民族の詩人で古布絵作家の宇梶静江さん(90)=胆振管内白老町=らが先住権の回復活動への尽力を誓った。

 6日に亡くなった差間さんは、浦幌町で漁業を営む傍ら、40代から地域の文化再興活動に参加。2014年に北大のアイヌ民族遺骨の返還を求めて札幌地裁に提訴し、遺骨103体を町営墓園に再埋葬した。20年に国と道に対し地元の川でサケ漁を行う先住権の確認を求め、全国初の行政訴訟を起こした。

 追悼集会では、差間さんの生前のインタビュー映像が上映され、アイヌ民族関係者が追悼の言葉を述べた。同団体の伝統儀式に参加した経験がある宇梶さんは「差間さんは寡黙ながら炎のような気持ちを持った人だった。ありがとう、じゃあね」と別れを告げた。

・・・・・・

(金子文太郎)


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アイヌ民族の権利回復に取り組む 故差間正樹さんをしのぶ会(NHK02月18日19時24分)

2024-02-19 | アイヌ民族関連

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20240218/7000064974.html

十勝の浦幌町のアイヌ民族の団体の代表を長く務めてアイヌ民族の権利回復に精力的に取り組み、今月亡くなった差間正樹さんをしのぶ会が18日札幌市で開かれました。
差間さんは浦幌町のアイヌ民族の団体の代表を長く務め、大学に保管されていたアイヌの人たちの遺骨の返還を裁判を通じて実現するなど、アイヌ民族の権利回復に精力的に取り組んできましたが、今月6日、病気のため73歳で亡くなりました。
18日は札幌市で差間さんをしのぶ会が開かれ、会場にはアイヌの人たちなど150人あまりが集まりました。
会では最初に黙とうを捧げたあと、差間さんが自身の生い立ちや差別を受けた経験について語る映像が上映されたほか、差間さんの団体が去年、浦幌町で開いた先住民の権利を考える国際シンポジウムに参加した海外の先住民からのメッセージも紹介されました。
また詩や絵本の作家でともにアイヌ民族の権利回復に取り組んできた宇梶静江さんが差間さんとの思い出を振り返りながら「寡黙な人でしたが気持ちでは通じ合っていたと思います。差間さんを失って残念です」と話していました。
会のあと差間さんのおいで浦幌町のアイヌ民族の団体の差間啓全さんは「このような形になり歯がゆいが、これまで築きあげたものを継続して新たに発展するようにやっていきたい」と話していました。


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吉田美月喜「知ろうと歩み寄る一歩の勇気を」映画『カムイのうた』公開記念舞台挨拶(NB Press 2024.02.18)

2024-02-19 | アイヌ民族関連

https://nbpress.online/archives/95012

2024年1月27日、ヒューマントラストシネマ渋谷にて、映画『カムイのうた』公開記念舞台挨拶が行われ、吉田美月喜、島田歌穂、菅原浩志監督が登壇。完成まで3年以上かかった本作の制作経緯について明かした。

実在のアイヌ民族・知里幸惠さんの生涯をモデルに描いた話題作。
ユーカラを文字で残すことに没頭するテル役の吉田は「私自身アイヌ文化を学んでいく中で“こんなことが日本にあったのか!?”と驚きました。この驚きは忘れてはいけないものだし、心にとどめておかなければいけない。それを伝えたいと思って撮影に臨みました」と回想。
演じたテルについては「涙が多い役だけれど、ただただ悲しいだけではなく、アイヌ文化を伝えようとする知里幸惠さんの人として強さと悔しさ、その燃える心の炎を絶やさないように演じました」と心構えを口にしていた。

テルの伯母イヌイェマツ役の島田。
劇中ではユーカラを熱唱したが「ユーカラを歌わせてもらうのは大きな挑戦でした。難しくて歌えないかもしれないと愕然としながら、必死に稽古を重ねて撮影に臨ませてもらいました。ユーカラはアイヌ民族の方々にとっては大切な文化。敬意を込めて歌わせていただきました」と揺らがぬリスペクトの念があっての歌唱だったという。

これに吉田は「島田さんのユーカラを間近で聴かせてもらったことが嬉しかった」と喜び「テルが受験勉強をしているときに甘酒を持って来てくれるシーンは心温まる場面だと思いました」とニッコリ。島田も「吉田さんが撮影当時19歳と聞いてびっくり。芯が通っていて自然体で素敵な女優さん。頼もしくご一緒させてもらいました」と才能を絶賛していた。

一方、3年という長い期間を経て制作にこぎつけた菅原監督。
「アイヌ民族の方には“アイヌではないお前に何がわかるのか?”と言われ、東京の俳優事務所に企画を持っていくと門前払いするところもあった。この映画に出てくれた皆さんは、このような映画を作らなければならないんだと参加してくれた方々。スタッフ・キャストに助けられました」と協力に感謝していた。

最後に主演の吉田は「この映画で私が一番伝えたいのは、知らないという事を知ろうという事。これからを生きる人として、頭の片隅にこのような事実があったということを忘れず、歩み寄る勇気を持って生きていけたらと思います」とアピール。

島田は「あまりにも深いものが沢山込められた映画で、お一人でも多くの方に触れていただきたいです」と期待。

菅原監督は「この映画で描かれていることは100年前の日本で起こったことです。現在もアイヌ民族の方は差別に苦しんでいる現実があります。またこの映画ではアイヌ文化のことだけを描いたわけではありません。アイヌ文化は和人によって上書きされた事実があります。我々日本人の文化が誰かによって上書きされないように、日本の大切なものを残していかなければいけません。そういう思いでこの映画を作りました」と呼び掛けていた。


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実写でやれば「R指定」確実? 変態も大活躍の『ゴールデンカムイ』激ヤバ場面集

2024-02-19 | アイヌ民族関連

マグミクス2/18(日) 19:10配信

OVA化された大問題作は果たして!?

映画『ゴールデンカムイ』メインビジュアル (C)野田サトル/集英社 (C)2024映画「ゴールデンカムイ」製作委員会

 2024年1月19日に公開された、人気マンガの実写映画『ゴールデンカムイ』は、再現度の高さが原作ファンに絶賛され、公開から17日で観客動員数111万人を記録する大ヒット作となっています。緊迫感あふれるアクションやシリアスな場面に続いて、アシリパ(リは小文字)さんの変顔やギャグが入るなど、感情の起伏をもてあそばれるのも原作の世界観そのままでした。

【画像】え…っ? 誰演じるの? これがなぜか「OVA化」はできた『ゴールデンカムイ』最狂の変態キャラです

 もう、ずっとこの世界に浸っていたいと思うファンも多いことでしょう。映画の最後に「今後登場するキャラ」の場面もあり、すでに続編への期待も高まりまくっています。

 しかし気になるのは、この先の過激な……というより「激ヤバ」なキャラクターやエピソードの数々を実写化できるのか? ということです。ここでは諸々の理由でハードルが高そうな衝撃シーンを振り返りましょう。

※ここから先の記事は『ゴールデンカムイ』のネタバレを含みます。

●ヒグマと「ウコチャヌプコロ」する姉畑支遁

『ゴールデンカムイ』のなかでも1、2を争う変態と名高い姉畑支遁は、自然を愛し自然と一体になりたいあまり、動物も植物も見さかいなく「ウコチャヌプコロ(プとロは小文字)」してしまう自称動物学者です。それだけでもNGですが、行為のあとは相手を亡きものにする(動物は惨殺し、木は切り倒す)という非道ぶりでした。

 エゾシカもキタキツネも姉畑の手にかかり、最後は憧れのヒグマに挑む……という姉畑のエピソードは、TVアニメでは当然カットされたのですが、なんと単行本付属のOVAとして世に出ました。では、実写化は果たして……?

 誰かこの難役を演じてくれる人はいるのか、R指定になってでも再現されるのか、気になるところです。

●江渡貝くぅんのファッションショー

『ゴールデンカムイ』ファンには、第七師団の鶴見中尉が呼ぶ「江渡貝くぅん」でおなじみの江渡貝弥作は、密かに人間の死体の皮を剥いで衣装やさまざまな道具を作っていた剥製師です。鶴見中尉に秘密を知られて焦るも、思いがけず才能を賞賛されたことで、一気に心を開きます。

 そして彼は初めての理解者である鶴見に言われるまま、人皮衣装の「ファッションショー」を繰り広げるのです。人体のさまざまな部位がつなぎ合わされた衣装満載のこのシーンは、コミックでもTVアニメでもきらびやかに描かれましたが、リアルでは再現できるのでしょうか。顔自体はイケメンな江渡貝くぅんを誰が演じてくれるのかも、注目です。

実写で丁寧に描いてほしい伝説の「ラッコ鍋」

●男5人の「ラッコ鍋」

男の色気むんむんな谷垣の「チュチュ姿」は拝めるか? 画像はアニメ『ゴールデンカムイ』DVD5巻(NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)

 杉元一行は釧路で蝗害(バッタが大量発生して起こる災害)に遭い、一時的に番屋に避難します。メンバーは、杉元、白石、谷垣、尾形の4人でした。そこで彼らはアイヌの老人にもらっていたラッコ肉を鍋にして食べるのですが……実は杉元たちは知りませんが、ラッコ肉の煮える臭いは欲情を刺激して、ひとりで食べたら気絶するほどだと言い伝えられているのです。

 次第にムラムラ、モンモンしてくる一同(途中からはキロランケも避難してきて5人)は、抑えきれない気持ちを発散させるためにと、褌一丁になって相撲と称する組んずほぐれつを繰り広げます。一部では「伝説回」とも呼ばれる、この欲望に満ちた密室のひと時は、再現度が高ければ高いほど、危険なシーンになりそうです。

●谷垣と月島の「少女団」

 キロランケたちに連れ去られたアシリパさんを追って、樺太まで来た杉元一行(杉元、谷垣、鯉登少尉、月島軍曹)は、アシリパさんに存在を気付いてもらえるようにサーカス団に参加します。

 杉元は「ハラキリショー」、鯉登少尉は曲芸の練習に励むなか、曲芸の才能がない谷垣と月島軍曹が配置されたのは小さな女の子たちと一緒に踊る「少女団」でした。短いチュチュをつけ、頭にリボンを巻いて踊るふたりの姿は、実写化されたら一生まぶたの裏に焼きつくことでしょう。しかし、谷垣役は大谷亮平さん、月島軍曹役は工藤阿須加さんです。数々のイケメンキャラを演じてきたおふたりが、意を決してくださると良いのですが……。

 他にも、「宇佐美上等兵の精子探偵」「杉元とシマエナガのウパシ(シは小文字)ちゃんの遭難」、アシリパさん監督の「パナンペ・ペナンペ物語」など、実写でできるのか不安になるエピソードは枚挙にいとまがありません。

 しかし、今回のハイクオリティかつ細かいところまで再現した実写版を作ってくれた制作陣とキャストですから、今後の衝撃シーンの数々も、全力で再現してくれるかもしれません。信じて、座して待ちましょう。

古屋啓子

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fb810655cc1580168c9cbf553dfd54438bfcc7a


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