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札幌アイヌ協会、アリュート人と交流へ アッツ島慰霊祭が契機

2019-01-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞 01/18 16:37
 札幌アイヌ協会が、米国アリューシャン列島の先住民族アリュートとの交流事業を始める。アリュートの一部は太平洋戦争中、旧日本軍のアッツ島占領で島を追われ、小樽で抑留生活を余儀なくされた。アイヌ協会幹部らが2月に米アラスカ州を訪れ、抑留経験者らと面会する。互いの歴史や文化を学び、先住民族の復権に向けて連携したい考えだ。
 アリュートはアリューシャン列島に住み、カヤックでアザラシを捕る独自の文化を持っていた。北千島のアイヌ民族と交流があったとされる。18世紀にラッコの毛皮を求めて進出したロシア人が安価な労働力として酷使し、人口が激減。1867年に米国が列島の大半をロシアから購入した。
 アッツ島のアリュート40人は1942年(昭和17年)、旧日本軍の島占領に伴い、小樽に強制移送され、抑留。戦後は米国に戻ったが、島には戻れなかった。島では43年に日本の守備隊が全滅する「アッツ島玉砕」があった。
 アリュートは現在、戦時中に米政府によって強制移住させられたアラスカなどで暮らす。交流の契機は、アッツ島玉砕の道内遺族らが昨年7月にアラスカで慰霊祭を行った際、アリュートの歴史が話題となったこと。慰霊祭発起人の出口吉孝さん=札幌市=が、札幌アイヌ協会の阿部一司会長と先住民族同士の交流について協議し、道を通じて現地の関係者と連絡を取った。
 札幌アイヌ協会の多原良子副会長らが2月初めにアラスカ州アンカレジを訪問。小樽での抑留を生き抜いたアリュートらと会い、今夏、文化イベントを開催することを提案する。阿部会長は「アリュートとアイヌは苦難の歴史を経験した共通点がある。若者世代を含めて交流していきたい」と意気込む。(竹中達哉)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/268112

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ムックリ

2019-01-19 | アイヌ民族関連
北海道新聞01/18 05:00
 お正月に伊達市の実家に帰省するため、新千歳空港に降りた時、売店にアイヌ民族のムックリ(口琴)があるのに気づきました。小学生のころ、北海道の歴史の授業で知り、一度鳴らしてみたいと思ったことを懐かしく思い出し、1本求めました。
 実家に着いて、お店で教わった通りに早速、挑戦しました。最初はなかなか音が出なかったのですが、練習するうちに、だんだん特有の音が出るようになりました。
 両親も妹も私の下手な演奏を聴き、興味を持って練習を始めました。数日遅れで到着した主人は東京出身。ムックリを知らないだろうと思っていたら、「これアイヌの楽器じゃない? ビヨンビヨンと鳴るやつでしょ。どうしてここにあるの」。びっくりして、皆で大笑いしました。
 負けず嫌いの夫も練習を始め、若いころに趣味でフルート演奏をしていたせいか、すぐに上手に奏で、さらにびっくり。その後、父も、妹も次々と音を出せるようになり、お正月はムックリ演奏で大いに盛り上がりました。
 ムックリの取り合いとなるほど練習し、糸は切れる、ヒビは入る、唇は切れる、というありさま。何げなく購入した伝統楽器1本で楽しい時間を過ごせました。
 大阪在住で頻繁には帰省できず、会うたびに白髪が増えて小さくなる両親ですが、こんな楽しいお正月の帰省が末永く続くよう願っています。
森純子(もり・じゅんこ 50歳・会社員)=大阪府豊中市
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/267801

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東部・花蓮のモザイク壁画、ギネス認定 名所化に期待/台湾

2019-01-19 | 先住民族関連
中央フォーカス台湾2019/01/18 16:46

「新天堂楽園」のモザイクタイル壁画=台開提供
(花蓮 18日 中央社)東部・花蓮県の商業施設「新天堂楽園」の壁面を彩るモザイクタイル壁画が17日、「最大のセラミックタイル壁画」としてギネス世界記録に認定された。花蓮の新たな観光名所になることが期待される。
同施設は不動産開発大手、台湾土地開発(台開)グループが手掛ける。施設に入居するシネマコンプレックス(複合映画館)の営業開始に合わせて昨年末、本格的に開業した。
壁画の面積は約9009平方メートルに上り、サッカー場約2.5個分に相当する。使用されたタイルは174万1832枚。花蓮に暮らす台湾原住民(先住民)アミ族の祖先の男女の顔や、先住民16族を象徴する模様などが描かれた。
認定証贈呈式が同日行われ、台開の邱于芸総経理(社長)が公式認定員から認定証を受け取った。
(盧太城/編集:名切千絵)
http://japan.cna.com.tw/news/asoc/201901180004.aspx

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