【共同通信 2010/10/21 18:14】
薬の開発に役立つ植物や微生物などの遺伝資源をめぐる名古屋市の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の交渉で、カナダの先住民グループの代表が21日、記者会見し「カナダ政府など一部の国がわれわれの権利をないがしろにしようとしている」と厳しく批判。交渉中の遺伝資源の利益配分ルールに関する議定書に、先住民の権利を明確に盛り込むよう求めた。
先進国や発展途上国の一部に、先住民が受け継いできた薬草の使い方などの伝統的知識を、利益配分の対象から巧みに外そうとする動きが出ているのが背景。ある先住民グループのメンバーは展開次第で会議をボイコットする姿勢を表明。先住民の伝統的知識の扱いは今回の大きな論点で、遺伝資源の交渉全体が暗礁に乗り上げる恐れも出てきた。
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102101000657.html
薬の開発に役立つ植物や微生物などの遺伝資源をめぐる名古屋市の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)の交渉で、カナダの先住民グループの代表が21日、記者会見し「カナダ政府など一部の国がわれわれの権利をないがしろにしようとしている」と厳しく批判。交渉中の遺伝資源の利益配分ルールに関する議定書に、先住民の権利を明確に盛り込むよう求めた。
先進国や発展途上国の一部に、先住民が受け継いできた薬草の使い方などの伝統的知識を、利益配分の対象から巧みに外そうとする動きが出ているのが背景。ある先住民グループのメンバーは展開次第で会議をボイコットする姿勢を表明。先住民の伝統的知識の扱いは今回の大きな論点で、遺伝資源の交渉全体が暗礁に乗り上げる恐れも出てきた。
http://www.47news.jp/CN/201010/CN2010102101000657.html