先住民族関連ニュース

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「世界の短編 堪能したい」 国際映画祭、札幌で前夜祭

2010-10-06 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/06 07:20)
 6日に開幕する第5回札幌国際短編映画祭の前夜祭が5日夜、メーン会場のホワイトロックシアター(中央区大通公園2)で行われた。
 実行委と札幌市の主催。審査員を務める米国の脚本家バリー・モローさんや韓国の映画監督ヤン・イクチュンさんら200人以上が出席した。モローさんは「短編だからこそできることがある。世界から集まった作品をじっくり堪能したい」とあいさつ。短編4本が上映され、アイヌ民族の伝統弦楽器トンコリの奏者OKI(オキ)さんが演奏を披露した。
 映画祭は11日まで。事前審査を通った23カ国・地域の82作品と、過去の受賞作など計約160作品が同シアターと市内の2劇場で上映される。1プログラム1200円。審査結果の発表は10日午後7時半から同シアターで。問い合わせは市コールセンター(電)011・222・4894へ。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/254305.html

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【この人】カムイに感謝し強く生きる 東京アイヌ協会名誉会長・浦川治造さん(72)

2010-10-06 | 日記
(産経ニュース 2010.10.5 16:22)
 がっしりとした体格、真っ白な長いひげ。東京周辺に5千人以上住んでいるとされるアイヌの一人として、ドキュメンタリー映画「TOKYOアイヌ」に出演した。自然のカムイ(アイヌ語で神)に感謝しながら、前向きに人生を切り開いていく力強い生き方が印象的だ。
 北海道から上京したのは45歳のとき。長年続けてきた解体の仕事が減り、妻も病に倒れ、生活費が必要になった。末娘はまだ高校生。「家族を守るには自分しかいない」と単身で上京を決意。2万円で買った軽ワゴン車を運転、青函連絡船に乗り込み津軽海峡を渡った。
 行き着いた国立市では、ワゴン車内に寝泊まりするホームレス生活を続け、昼夜なく肉体労働に励んだ。コンビニ弁当を食べるのも車内。窓を開けて寝れば蚊にくわれて全身が赤くはれた。
 「必死に働いて病院にいる家族に送金した。1年程度で何とか家族を呼び寄せられたよ」
 約30年になる首都圏生活も苦労と成功の連続だった。解体会社を興したものの、受注先からお金が支払われない裏切りも経験。
 「東京は弱ければ生き残れない。でも仕事をきちんとやれば、いじめの対象にならない。だから必死に働いたさ」
 まっすぐに困難に立ち向かう姿勢は幼少期に養った。北海道浦河町でコンブ漁で生計をたてていた実家は貧しく、厳寒の北海道では食料も枯渇。そんな中で父から言われ続けた言葉は「心身ともに強くなれ」。

 近年はアイヌ文化の継承に力を注ぐ。平成8年には「東京アイヌ協会」を設立。17年には千葉県君津市に借りた約1千坪の土地に、アイヌ文化交流の場「カムイミンタラ」(神々の遊ぶ庭)をつくった。壊れた重機を拾ってきては自力で直し敷地内に家までつくり上げた。
 一方で気がかりなのは、北海道で差別に遭い、逃れるように上京してきたウタリ(同胞)のことだ。差別に苦しみ、アイヌであることを隠して生きざるを得ないアイヌは多いという。
 「差別がない社会になればいいのにな。けど人は十人十色、残念だが、完全にはなくならないだろうな。だから、心も体も強くなることが大事なんだ」アイヌ文化を学びに来る子供たちには、「強くなるんだぞ」と伝えているという。

「TOKYOアイヌ」上映会
 「TOKYOアイヌ」は11日に文京区の文京シビックセンター、14~17日には横浜市のスペース・オルタで上映。問い合わせはスペース・オルタ(電)045・472・6349。
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/101005/tky1010051629002-n2.htm

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松前藩、300年の歴史を漫画に 松前町が発行

2010-10-06 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/05 15:17)
 【松前】町は漫画本「松前藩物語」を発行した。物語は、町内の女子中学生桜さんと松前藩家老蠣崎波響らがナビゲーターとなり、藩の起こりから終わりまでの300年余を旅しながら、各時代のドラマを間近に見る仕掛け。子供たちに松前藩の歴史と文化を気軽に学んでもらおうと、専門家が時代考証を重ね、東京の新進女性漫画家、竹村いづみさんが作画を担当した。
 町は1994年に「概説 松前の歴史」を発行したが、「子供により分かりやすい本を」との声を受け漫画本発行を決めた。500万円を予算化。町教委の専門家ら6人が昨年9月から本の骨格を検討し、東京の出版社に制作を委託した。
 物語は、桜さんが松前城資料館を見学中、居眠りした時から始まる。蠣崎波響に導かれ1454年の松前に降り立ち、武田信広(たけだのぶひろ)の行軍を眺める(第1章「松前の起こり」)。
 アイヌ民族と和人のかかわり、交易を中心とした藩経済、絵師蠣崎波響の活躍などがリアルに描かれている。
 全編白黒で四六判375ページ。3千部発行。
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki2/254230.html

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アイヌ民族の自然観を学ぶ 札幌で舞踊や語り披露

2010-10-06 | アイヌ民族関連
(北海道新聞 10/04 12:16)
 アイヌ民族や民族楽器演奏家らが民話の語りや踊りなどを披露する「アイヌとアーティスト達による音と語りのしらべ ぴりかふみ」が3日、札幌芸術の森で開かれ、訪れた50人が荘厳な歌や語りに聞き入っていた。
 「ぴりかふみ」とはアイヌ語で「美しい音」の意味。日高管内平取町でアイヌ語学校を主宰する山道康子さんがユーカラを和訳で語ったほか、生徒たち10人とともに、イヨマンテの歌や躍動感あふれる弓の舞を披露。それらに込められた、動植物の命を大切にするアイヌ民族の自然観を伝えた。
 また、オーストラリア先住民族の楽器や、クリスタルボウルを演奏するなどの道内外の音楽家たちとの即興ライブも行われ、観客から大きな拍手が送られていた。(伊東由衣)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/254094.html

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アイヌ人骨研究成果発表―伊達で日本人類学会大会開幕

2010-10-06 | アイヌ民族関連
【室蘭民報 2010年10月4日(月)朝刊】
 伊達市だて歴史の杜カルチャーセンターを会場にした第64回日本人類学会大会(大会長・大島直行伊達市噴火湾文化研究所長)は3日、「アイヌ人骨研究の現状と将来~その起源と生活史を巡る最近の話題」をテーマにした特別シンポジウムなどを行い、閉幕した。
 同学会(会長・金澤英作日本大学松戸歯学部教授)の伊達大会は平成15年の第57回以来7年ぶり。噴火湾文化研究所の支援組織「かけはしの会」、伊達市観光連盟などが協力し、1日から3日間の日程で開催。記念講演会、10のシンポジウム、111件の研究発表を行い、全プログラムを入場無料で一般公開した。
 最終日の特別シンポジウムは、金澤会長の趣旨説明で始まり、北里大学医学部解剖学講座の埴原恒彦教授、東京大学理学部人類学講座の近藤修准教授らが研究成果を発表した。
 この中で近藤氏は、「伊達市の有珠4遺跡で発掘されたアイヌ人骨を調べた結果、脊椎(せきつい)性の結核が見つかった」と説明。「この個体の埋葬年代は有珠火山灰と駒ヶ岳火山灰に挟まれているため、1640~63年と限定できる」とし、「結核の北海道への分布拡大の証拠となりうるだろう」と報告した。
(伊藤教雄)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/04/20101004m_07.html

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