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生態系保全は、自然利用のルールは 生きもの会議開幕

2010-10-12 | 先住民族関連
(朝日新聞 2010年10月11日10時49分)

 多様な生きものが生息できる自然環境を守るため、各国が対策を話し合う国連地球生きもの会議が11日、名古屋市の名古屋国際会議場で開幕した。生態系の損失を食い止める世界共通の目標を掲げ、自然を継続的に利用するために必要な新たな国際ルールに合意できるか。29日までの期間中に、NGOや企業関係者を含めた約8千人が参加し、交渉のとりまとめや効果的な取り組みの進め方について知恵を出し合う。
 11~15日は、遺伝子組み換え作物をテーマにした関連会合。18日から、193の国や地域が集う本会合(生物多様性条約第10回締約国会議)が開かれる。27~29日は閣僚級会合で、150カ国以上の閣僚が訪れる。
 11日の関連会合の開会式に出席した鹿野道彦農林水産相は各国に、「生物多様性の損失は、これまでにない速度で進んでいる。豊かな生物多様性を次世代に引き継ぐことが私たちの責務だ。ともに困難な課題を乗り越えていこう」と呼びかけた。
 関連会合では、輸入された組み換え作物が生態系を乱す被害を想定し、責任と補償のあり方を定めた新ルールが採択される見通しだ。
 本会合では、海や山、森林などの保全や外来種の侵入対策、生態系とビジネスとのかかわり、自然と共生してきた先住民の権利保護など、さまざまな議題を話し合う。こうしたテーマを網羅した2020年までの世界目標「名古屋ターゲット」の合意を目指す。
 また、医薬品や食品の原料として利用される動植物や微生物などの遺伝資源から得られる利益の公平な配分について取り決める国際ルール「名古屋議定書」を採択できるかも大きな焦点だ。
 ターゲットや議定書をめぐる準備会合では、自然や資源を利用して発展を遂げた先進国と、生態系が豊富でその損失による影響を大きく受ける途上国の主張が対立。難航が予測される交渉のとりまとめ役として、議長国・日本の采配が注目される。
http://www.asahi.com/international/update/1011/TKY201010110068.html

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登別で第1回銀のしずく館トーク、知里幸恵を語る

2010-10-12 | 日記
【室蘭民報 2010年10月11日(月)朝刊】

 NPO法人知里森舎(横山むつみ理事長)主催の「第1回銀のしずく館トーク」が9日、登別市登別本町の知里幸恵銀のしずく記念館で開かれ、芥川賞作家の加藤幸子さんが幸恵について語った。
 同館は9月に開館し、幸恵に関する資料を展示している。トークは同館のイベントとして企画され、今後も継続していく方針。この日は約20人が訪れ、北大の小野有吾教授が司会を務めた。
 加藤さんは同館について「雰囲気がよく、すてきな記念館ができた。幸恵さんも喜んでくれると思う」と印象を語った。
 アイヌ神謡集を著して19歳の若さで亡くなった幸恵については「アイヌ語を日本人に理解してもらいたい気持ちがあったからこそ、神謡集を著した」「めげたり落ち込んだりしない明るい人だったと思う。手紙を読むと伝わってくる」などと述べた。
 幸恵の弟、知里真志保についても「一度だけ大学の研究室を訪ねたが、誰もいなかったのでお会いすることはできなかった。女子学生には優しかったと後から聞いたので、もう一度行けばよかった」とエピソードを披露し、訪れた市民らが興味深く聴き入っていた。
(有田太一郎)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2010/10/11/20101011m_05.html

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