石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

6月9日本日は総務文教委員会の質問を考えていました

2006年06月09日 | Weblog
 6月9日本日は金曜日ですので、朝の市政報告を国立駅南口にて実施するところですが、小雨が降っているため中止としました。午後3時からは、上原市長から総務文教委員会に入る前に、駅舎の曳き家についての詳しい説明したいというので、市長室で、石塚議員と共に説明を受けました。
 
 先日、私達の会派で6月議会の議案について、可否をどうするかについて打ち合わせを行ったので、その結果に基づいて総務文教委員会の質問項目を考えておりました。その中で一番の問題議案は、国立駅舎曳き家の4500万円を含む、補正予算です。土木費を見ると、存置方式を推進するために不可欠な都市計画道路3・4・10号線の道路整備に係わる予算があり、統一性を欠く補正予算となっております。 

 ちょっと考えていただきたいのですが、老朽化した駅舎を曳き家することと、現状の場所で置いたまま保存するのとでは、どちらが建物に負担をかけない保存方法でしょうか?建物を移動するときには、建物への多大な負担がかかる訳ですので、存置方式が完全にできないというJRからの公文書が出てこない限り、まずは存置方式に向けて最大限の努力をすべきであると思います。

 そして、上原市長は曳き家をすれば、何の問題もなく保存ができるという説明をしておりますが、私としては毎年多大な補修費用がかかるだけではなく、円形公園に移設した後、震度7に耐えられる耐震基準を得るためには、柱や梁を補強するだけではなく、現在は開口部になっている所にも耐力壁を設ける必要があると思います。このように、上原市長は文化財として現状のまま保存するには、曳き家しかないという決断ですが、一度基礎から切り離して曳き家をすることによってどこに重大な欠陥をもたらすかも分かりません。こういった対応には耐震補強を含めて莫大な予算が必要となることをご理解下さい。さらに、この予算は駅舎の老朽化に伴い青天井のように膨らむだけであって、これで終わりというものはありません。しかし、存置方式ならば、基礎から切り離すという危険な行為がありませんので、曳き家にくらべれば、軽度の補修で済むことは容易に理解できます。

 市長との話の中で、保存をしていきたいという気持ちは十分理解できますが、存置方式を中途半端に諦めて、曳き家方式に移行してしまうところが残念なところです。平成18年に入ってから、駅舎の保存は存置方式でということで、議会も全力を傾けると確認しておりましたので、存置が不可能になってから曳き家に方針転換するのでなければ、納得が行かないのが正直なところです。市長は、曳き家を出す前からJRと存置方式について交渉を行ってきたそうですが、その時点から私達自由民主党の議員を始めとする野党議員の協力を仰ぎつつ、存置方式を前面に押し立てていただきたく思いました。まあ、これは過去のことですので、今さら言ってもしかたありません。

 12日には総務文教委員会における補正予算案の歳入の中で、13日には建設環境委員会における補正予算案の歳出の部分で国立駅舎における曳き家について審議されますので、お時間ございましたら傍聴の程、宜しくお願いします。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする