石井伸之の国立市議会議員日記 自由民主党会派所属

東京都国立市の若手?市議会議員(6期目)による日記です。国立市議会議員として国立市政の最新情報を伝えて行きます。

6月12日本日は総務文教委員会がありました

2006年06月12日 | Weblog
 こんにちは総務文教委員会所属の石井伸之です。本日は月曜日ということで、矢川駅で朝の市政報告を石塚議員、松嶋議員と共に行い、議会が中断した理由や一般質問が20人全員で取り下げになったこと等を報告しました。

 その後、午前10時より総務文教委員会があり、そちらに出席してみると、委員会室に入りきらんばかりの傍聴者で溢れかえっておりました。さらに、傍聴席にあぶれた方が廊下で傍聴席がないことについて職員さんへ文句をいっているかのような騒ぎの中で、開始されました。

 補正予算に入る前に、市役所内の組織改正についての議題があり、そこでは普段は4月1日に大きな職員の異動があるのですが、それに間に合わず8月に行うことについての質問や組織改正における庁内の委員会が平成17年10月より平成18年4月まで中断されていたという現状も質問されておりました。

 私としては、財政を預かる企画部に契約や検査という係が総務部から移動するとありましたが、財政状況を検査する部門が同じところに集まるということは、こういった検査がなあなあになる心配があります。さらに、防災と防犯を一つにまとめ防犯に関しては一人の担当を専属につけるとありますが、防犯は一人におしつけるのではなく、いざ事件があったら総務部全体でカバーできるようにすべきと考えます。それ以外にも、テロや他国からの武力攻撃の際に市民の皆様の安全安心を守る国民保護法の中で国民保護計画を平成18年度中に各自治体で作成することになっておりますが、地域防災計画を優先してこちらは後回しにするというような発言もあり、この組織改正ではこれから取り組むべき重要な案件の優先順位にも問題があります。

 こういった点から、この組織改正案には再考を求める意味で否決と致しました。この質疑まででも大変時間がかかり、午後3時ごろになってようやく補正予算案の審議に入りました。

 この補正予算案には、国立駅舎曳き家の歳入部分4500万円を総務文教委員会で審議することとなっており、激しい質問が応酬されました。しかし、あくまで歳入の範疇ということで(逸脱しているような質問も多々あったようにも感じましたが・・・)質問の方向性がある程度定められているところです。

 そこで、私は曳き家を行い、その後円形公園に保存している最中でも、警備費やライトアップする費用、耐震補強や補修費用で多額の予算がかかります。そこで、その予算はいくらぐらい見込んでいるか、というごく一般的な質問をしたところ、いくら質問をしても結局は、円形公園に仮置きしている最中の費用を明確に答えて頂けない状況でした。本来ならば、曳き家工事をするのならば、様々な費用がかかるのですから、大方の必要経費は予算として見込んでいただけないのならば、具体的な計画とはならず、とてもとてもこのような財政的な負担がどれだけかかるのか先の見えない状況では賛成できないところです。さらに、以前からもお伝えしている通り、戻る土地の確保には2000㎡で20億円かかるという状況もあります。

 それにしても、長い長い質問の応酬があり、午後3時から始まった質疑という質問を行う時間と、討論という可否を表明する時間は午後8時にもなってしまいました。結果的にこの補正予算案は否決となりましたが、市民生活に必要な補正予算が入っていますので、最終本会議に向けて補正予算案における駅舎曳き家及び組織改正に関わる部分を抜いた形での修正案を提出する予定となっております。驚いたことに、補正予算が当委員会で否決になると、傍聴者からは怒声や怒号ともとれるような罵声が飛び、仕舞には捨て台詞を吐いて退出する方もおりました。曳き家を支援していた方かもしれませんが、このような態度は傍聴者としての品位が落ちる行為と思いますので謹んでいただきたかったところです。

 その後、四項目の報告事項があり、さらには視察の日程調整などがあり、終了したのは午後10時を少々回ったところでした。夕食も取らず、ここまで長い審議が続くと流石にくたびれました。
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