昨日は定休日で梅雨晴れでもあったので、加賀市片野海岸の長者屋敷跡に行ってきました。長者屋敷跡とは俗名で、過去にそのような屋敷があったわけではなく、そこは軽石凝灰岩層の地質地帯です。砂丘から海岸に突出するように白色の岩盤が露出しており、そこはミニ・カッパドキアとも言うべき奇岩地帯です。
上の写真はその風景です。
その地を訪れた目的は、そのような奇岩風景を見る為と、そこで採れるというピソライト(火山豆石)に興味があったからです。
ピソライトは火山灰が固まったもので、一説には雨の化石とも言われております。
長者屋敷跡の上部の方にはそのようなピソライトがたくさん転がっておりました。
私はコロッとした球体に近いものを2、3粒拾いましたが、それらは脆く、すぐ壊れてしまいました。
上の写真がそれですが、それらは鉱物趣味的にはあまり面白いものではありませんでした。
帰る時、砂丘にサボテンのような面白い植物が群生しておりました。
ピソライトよりその植物の方が面白いと思ってしまいました。