今日のブログは少し気分を変えて「花火」についてとします。
昨晩は金沢の北国花火大会がありました。
お店を閉めてから自宅のマンションに帰り、屋上に上がりました。屋上では町会提供のノンアルコールビールの配布があり、それを飲みながら、住民の皆さんと一緒に花火を待ちました。屋上は微風があり、日中の暑さが嘘のように涼しく感じました。
しばらくして花火大会が始まりました。
マンションの屋上からの花火
上の写真は昨晩の花火の写真です。少し離れた距離からの屋上からの光景です。屋上からはナイアガラ等の低い花火はほとんど見えませんでした。打ち上げ花火は横から見た感じでした。映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」(1994年 岩井俊二監督)のタイトルを思い出してしまいました。映画の分野でも花火を印象的に撮った作品は数多くあります。すぐに思いつくのは何と言っても「ポンヌフの恋人」(1991年 フランス レオス・カラックス監督)でしょうか?美しい花火のシーンは目に焼き付いています。
昨晩の花火を見て思った事は、最近の花火は種類が多く、色も形も変化に富んでいました。花火の色は金属化合物の「炎色反応」です。銅とかナトリウム、バリウム、ストロンチウム等、鉱物世界ではお馴染みの元素です。形も基本形は放射状の球体です。こちらも鉱物世界ではお馴染みの形です。形の方の進化はずいぶん進んでいるようで、ハート形やドラエモン形や、中にはもっと複雑な形のものもありました。見る角度の問題もありそうですが、本来の球体から人工的な形を表現するには高度な技がありそうです。
最近は花火だけではなく、様々な分野で、進化した形が見受けられます。例えば、スイカです。自然なスイカは球体が普通ですが、スーパーやデパートでは立方体のスイカ等が見受けられます。立方体のスイカは転がる事なく効率良く積み込めます。そのうち空間充填の形である五つの平行多面体のスイカが登場するかも知れません。
花火の世界の形はもっと可能性があると思います。そのうち星形多面体の花火が現れてもおかしくないと思います。星形多面体なら見る角度や方向の心配をする必要がないからです。
虹色や金色の花火が出てくる時代です。今後の花火の世界の進化にも期待したいところです。