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鉱物の部屋へのいざない

VR

2016-02-18 16:10:46 | 日記・エッセイ・コラム
今日は「VR」です。「VR」とはバーチャルリアリティ(仮想現実)の事で、このブログでは過去に1回(「クーロンズ・ゲート」2015.05.22)の時に登場しておりました。

ここ最近、Web上でヘッドマウントディスプレイ(HMD)によるVRの話題が多くなって来ているような気がしております。どうも、今年はVR元年になるそうで、私的にはソニーのPlayStation VRの発売が待ち遠しい今日この頃です。

従来の3D映像は2次元画面と人の錯覚を利用した疑似的な3Dに過ぎませんでしたが、VRは一人称視点でありながらも現実的な奥行きなどの空間感が感じられるところが大きく異なります。それは映像体験で言えば、4Dのようなアトラクション的な大掛かりな装置は必要なく、HMDだけで可能というところが良く、いよいよ、3DからVRに進化した時代が来たような気がします。

VRの可能性は非常に大きいと思います。それはTVや映画のような受動的な映像体験を越えて、能動的、インタラクティブな映像体験が可能となります。それはNHK-BSプレミアムの「体感!グレートネイチャー」という番組のタイトルのように、「体感!」と言うに相応しい映像体験が可能となります。それはただ単に見るという行為を飛び越えて、見る側の方で思うがままにその作品世界に没入する事が出来ます。それは視覚・聴覚体験に過ぎないのですが、人の五官による知覚の割合は視覚・聴覚で9割以上の大半を占めるので、リアルな現実感を感じているようになるようです。

私も早く体感してみたいと思っております。その体験は単なるゲームの世界に留まらず、大袈裟に言うと、人の知覚に変革を及ぼす可能性もあります。影響力が大きいと思われるだけに、今後、良い方向に行って欲しいと思います。

想像するに、初期にはVRポルノとかVRペットとかが流行るのだろうと思います。私的には滝とか洞窟とかダイナミックな自然ものをVR体験したいと思います。例えば、普段は入れないレチュギア洞窟やナイカ鉱山をVR体験したいと夢想しております。それから、「パワーズ・オブ・テン」のような作品のVR版のようなものも欲しいと思います。それは人間サイズから宇宙サイズやミクロサイズまで途切れなくズームしてゆくものですが、VR版では直線的なズームだけではなく、それぞれのスケールで方向を変える事ができ、思いのままにコスモス世界を動き回る事が出来るというものです。恐らく、私が没入するのは掌サイズからルーペサイズの結晶世界だと思うのですが、そのようなVR作品が出れば即買いです。

VRの事を夢想すると妄想が広がってしまいました。
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