今日は「二層構造2」です。このブログの「二層構造」(2021.08.06)の続編です。
先日、「二層構造」で登場したアメシストを購入された常連のMさんが、またもや「石の華」の店内の安価な水晶の中から、今度は二層構造になっている水晶のクラスターを発見しました。
上の写真がそれです。
大きめの水晶のポイントの周りに小さな水晶が巻き付くように囲っており、それらはもう一つ下の小さな水晶のクラスターの上に乗っかっております。これは水晶の二層構造と言えると思います。どうも「石の華」の店内に、もう一つ二層構造のものがあったようです。実は、店主の私は、この水晶の事に気付いておりませんでした。
私は、Mさんに頼んで、ブログの話題にしたいからと言って、その水晶を取り置きにしてもらいました。
すると、Mさんから、ネット上に、二層構造になっている黒水晶の群晶の写真があったとの話があり、スマホから私のパソコンにその写真データを送ってくれました。
上の写真がそれです。確かに二層構造になっていると思いました。
そう言えば、過去に、二層構造になっているロジャリー鉱山産の蛍石の群晶があった事を思い出しました。それは売れてしまいましたので写真がありません。
そうそう、もう一つ、産地不明の黄鉄鉱がありますが、これも二層の黄鉄鉱の脈が走っており、これも二層構造と言えそうです。
これは二つの脈の両端とその脈と脈との狭い間に黄鉄鉱の結晶が付着しております。
二層構造のものは、珍しいものの、もしかすると、意外に身近なところにあるのかもしれません。それは、あり得るものなので、あるところにはあるのです。そういう意味では、二層構造の鉱物は普通にあり、それらへの認識は、こちら側の関心と気づき次第なのだろうと思いました。