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鉱物の部屋へのいざない

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「石ものがたり ふくいが生んだ鉱物学者たち」Part1

2020-07-20 12:07:58 | 日記・エッセイ・コラム

昨日は、「石の華」は臨時休業して、福井のこども歴史文化館(これき)に行って参りました。そこでは和田維四郎没後百年記念特別展「石ものがたり ふくいが生んだ鉱物学者たち」(Part1 7/18~8/30)が開催されており、その展示を満喫してまいりました。

昨日は、現地には11時頃到着しましたが、既に、OさんとNさんが先に来ており、会場で合流しました。特に、Oさんのコレクションが現代の個人コレクターのコーナーに展示されており、大型標本好きのOさんコレクションがショーケースの中で非常に立派に展示されておりました。

会場は、和田維四郎、比企忠、市川新松のコーナーに分かれており、それぞれの興味深い書籍や鉱物標本が展示されておりました。

和田維四郎標本(三菱マテリアル所蔵 非公開)は、門外不出の為、展示されておりませんでしたが、「日本鑛物誌」などの著書や和田石の標本やナウマンとの関係などのパネルが展示されておりました。

比企忠のコーナーには、昨年、京都大学総合博物館で開催されていた鉱物標本が数多く展示されておりました。特に、遊泉寺銅山の巨大黄銅鉱の結晶に再会できて非常にうれしく思いました。さらに、小松の地元の人が菩提石と呼んでいる那谷産であろう紫水晶の晶洞や倉谷鉱山産の重晶石など、石川県人にもうれしい標本の数々をたっぷり見る事ができました。

市川新松のコーナーでは、市川鉱物研究室の室内の原寸サイズに近い?大きな写真が貼ってあり、その場にいるかのような雰囲気になれました。

会場には、その他、鉱物学者 仙谷亮の紹介パネルや江戸時代の本草学の事典や海外の鉱物書等々、そして、石の花畑と称した美しい鉱物展示等々、鉱物好きにはたまらない展示空間だったと思います。

 

さらに、受付の奥の第2展示室には日本人と石の歴史的展示コーナーがあり、その中に、「石の華」が貸し出した姿石や絵画石の展示コーナーもありました。

今回の特別展は今秋(10/24~11/29)にPart2も開催予定となっており、次回も非常に楽しみです。

 

コメント (4)
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