先日、親戚の叔母さんから情報をもらって興味深い石を入手しました。それが今日の写真です。
これは瀬波川紋石と言って、岩石的には球果流紋岩という種類の岩石です。瀬波川は手取川水系の川ですが、同じ水系の尾添川で採れる白山紋石とは違った雰囲気があり、私的には、この花のような模様が気に入ってます。これもある意味、「石の華」と言っても良い石だと思いますので、「石の華」的には愛着が湧きます。
球果流紋岩の模様には様々なタイプがあります。それらには俗称としてそれぞれの名前が付いておりますが、それらは愛石家の人たちが主に産地や石に対しての印象で名付けたもので、正式に体系だった分類の上での名前ではありません。
球果流紋岩の様々なバリエーションも面白く、その総覧みたいなものが欲しいところですが、どうも、そのようなものは存在しないようです。
それにしても、この球果流紋岩だけでも多くのバリエーションがあり、その違いはどのようなメカニズムで生じているのか?不思議に思います。チョッとだけ調べてみましたが、そのような疑問に答えられる文献や研究は見当たりませんでした。
石の世界はわからない事が多いのですが、未知に満ちているからこそ面白いとも言えます。
今日は、瀬波川紋石を見ながら、色々、想像して、楽しんでいます。