近所の本屋で面白い本を買いました。それは「珍樹図鑑」(小山直彦 著 文春新書)です。
その本には森や公園などで樹木を見つける「珍樹ハンター」が捕まえた樹木のそっくりさんが大集合しており、タイトル通りの本だと思い衝動買いしました。
(その本をレジに持って行って支払うと何と!777円のレシートだったので面白いと思いました。)
私はこの種のそっくりさんが大好きです。個々の写真には思わず唸ってしまうようなものもあったりして、非常に面白いと思います。
そして、本を見ているうちに、この種の「珍石図鑑」なるものが出てこないか、と発展的な期待をしてしまいました。
思うに、能登のこぶり石(仏石)の楽しみ方と共通するものがあるような気がします。もっと言うと観賞石の世界では本流を成す石の在り方です。それは広い意味での見立ての文化とも言えると思います。
そう言えば、その昔、秩父珍石館なるB級スポット的な博物館があった事を思い出しました。幸い、私はそこへは行った事がなかったのですが、東京に住んでいた頃、その存在を知って気になっていた時期もありました。
今、あらためてWeb検索してみると、どうもそこはまだ存在しているようでした。全国のB級スポットが急速に消滅しているという昨今の世情を思うと、何だか、うれしくなってしまいました。ただ、北陸新幹線があるとは言え、金沢から秩父までは遠いので、私がそこを訪れることは無いとは思います。
それでも、書籍として「珍石図鑑」なる本が出てくれば即買いです。
今日は写真を2点出します。
最初は先日の採集会で拾ったスマイルマークのように見えた石です。
次も同じ日に拾ったものです。伝統的には「だるま」になるのでしょうか。
両方とも手の平サイズの小さな石で、「珍石図鑑」の載せられるレベルのものではありません。
お粗末様でした。