ようこそ石の華へ

鉱物の部屋へのいざない

              【お知らせ】

【定休日は毎週水曜日です。】【7月も毎週日曜日は休業します。】

ミネラルショー

2014-07-28 15:43:09 | 日記・エッセイ・コラム

今日は「ミネラルショー」です。過去に「ミネラルショー」という言葉が登場する記事はたくさんありましたが、「ミネラルショー」そのもののタイトルは初となります。

本題の前に、最近はブログ更新のペースが落ちています。それはFBなどのSNSの方にシフトしているからではありません。前にも書いたかもしれませんが、私はSNSにはそれほど興味はありませんし、SNSの仕組みやビジネスモデルが好きではありません。ブログはお店の営業中に書いておりますので、当然の事ながら来客がある時は接客が優先されますので、ブログを書けるのは誰もいない時だけです。そして、ブログはライブだと思っておりますので、タイミングや時期がずれた話題に関しては書く機会も逃してしまいます。また、このブログ人のサービスが終了してしまうという事実も書く意欲が減少気味になっている理由のひとつでもあります。

さて、「ミネラルショー」です。もしかすると私の鉱物趣味は「ミネラルショー」から始まったかもしれません。今思うに、サラリーマン時代に福岡支社勤務を終え、東京に引っ越した1995年の新宿ショーに行った時からだったような気がします。「ミネラルショー」ではそれまで見た事もない多くのすばらしい鉱物結晶を見て妙に興奮してしまった憶えがあります。それも当時は比較的安価に良品を購入できましたので、私の鉱物コレクションはその後次第に増えていきました。ただ、当時のミネラルショーは東京では新宿ショーと池袋ショーの2つだけでした。他には大阪と京都と名古屋だけだったと思います。東京以外のミネラルショーにも行くようになったのは2001年に名古屋に引っ越してからだったと思います。

その「ミネラルショー」、今では何と!全国で22あるようで、さらに来年は5つも増えるらしいのです。このような状況はどう見ても乱立としか思えません。マイナーな趣味だと思っていた鉱物趣味もメジャーになりつつあるのでしょうか?そういえば、鉱物本の新刊もまだ続いています。ただ、そのような新刊本の中には買って失敗したと思うような本もあります。鉱物趣味の浸透や拡大は望ましい現象だと思いますが、同時に平均的なレベルの低下もともなってしまうようです。もう既に終わってしまったと思われる一時のパワーストーンブームも相対的なレベル低下という弊害をもたらしたと思います。鉱物趣味はファッションではありません。そこには健全な科学的精神が求められます。はたして、「ミネラルショー」の乱立という現象は望ましい現象なのかは分かりません。

では、金沢での「ミネラルショー」は可能でしょうか?残念ながら、現状では難しいような気がします。ここ金沢では大半の石のお店はファッション化しております。ある店では原石の売り上げが全国一少ないらしい、という話を聞きますし、閉店する店の話も聞こえて来ました。どうも鉱物趣味に関しては全国的な平均レベルに達していないようです。「石の華」のような鉱物標本店はまだオンリーワンです。「石の華」はまもなく3周年を迎えますが、半分趣味でやっているような状態で続いています。要するに本格的な鉱物趣味の人口が少ないのです。

そのような現状を鑑みるに、金沢ミネラルショーなるものの実現性は少ないように感じています。今後はどうなるかは分かりませんが、当分は難しい、とみるのが妥当なところだと思っています。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする