いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

ついに来たXデイ!いぬぶし初手術‥‥

2010-09-03 | Weblog
 ついにやって来てしまった。この日が‥‥逃げ回って、担当の先生に「なんとかなりませんかね?」と、すがる様な目でお願いしたが、先生は「ダメです」と冷酷だった。そして、今日だ。生まれて初めての手術の日!

 1ケ月以上も前から知人に「○○の手術を受けるんだ」と泣き言のように話していたが、心優しい友人たちは「それは大変だ!痛いよ!」「麻酔してても気絶する」「1週間は腫れる」など、励ましの言葉を下さり、益々恐ろしい手術を想像してしまうではないか。

 そして、今日。一人淋しく、東京都保健医療公社(旧都立)荏原病院の門の前にたった。すると、旧知の友人からの携帯電話が鳴った。

私:ごめん!今から○○の手術で荏原病院に入るところだから‥

彼:え!!!!それは大変だ!痛いよ!死ぬほど痛い。俺も経験者だから。かわいそうに。いいよ、いいよ、落ち着いたら電話くれれば‥

私:鬼!!!!


 入院手続きを終わり、病室に行く。小奇麗な病室で「その時」を待った。すると、隣のベットの方から「いぬぶしさんでしょ」と声をかけられた。何度か、経営者の勉強会でご一緒した社長さんだった。なんでも大腸ポリープを内視鏡で切ったが、元気一杯でこれから外出許可をとって銭湯に行かれるという。ご一緒に病院の昼食を食べようとすると「いぬぶしさんは禁食です!」と看護師さん。

 そして、やはり彼も、心優しい方だった。

社長さん:う~ん~。ここの麻酔は効きが悪いよ!私の経験から言って‥

 午後1時、お迎えの看護師さんが車椅子を引いて来た。

私:ひょっとして、帰りはこれに乗ると言うことですか?

看護師さん:はい、皆さん歩けなくなりますから‥

 ええええええええええええええええええええええええええええ!

 執刀(?)するドクターが待機する部屋の入り口につくと、不肖いぬぶし、両手に「鳥肌」が出てしまった。心臓に毛が茂っているはずだったのに、なんとも情けない。

 手術台(?)に座ると、先生が優しく「大丈夫ですよ。気がついたら終わってますから‥」と、緩和精神安定剤なるものを私の腕に点滴で入れ始めた。それから何が起こったのか、まったく記憶にない。

 「いぬぶしさん!いぬぶしさん!終わりましたよ」との声で目が覚めた。魔の時間は終わったらしい。いささかの違和感と、頭がボワ~としている以外は、心優しい多くの方々からの「励まし」のように痛くはない。

 今日、私は、横向きにはえた親不知を抜歯する為に日帰り入院をしたのだ。あまりに抜歯を嫌がる私に、歯科医院の先生が「痛くない抜歯」を専門にする荏原病院口腔外科の先生に紹介状を書いてくださった。静脈内鎮静法という手術だそうだ。しかし、説明書の内容は怖い。

薬が体内に入りますと、周囲に無関心になります。効果が持続している間の記憶が希薄になります。この間に治療を行えば、嫌な治療、痛み刺激も記憶に残らないのです。

 大田区の職員さんに、手術前に上記のことを話したら、冗談とも本気とも思える顔でこう言った。

そのまま退院しても、周囲に無関心だったらいいですね‥

 ふんだ!無事復帰だぜ。問題なし。抜歯が怖い方は、荏原病院口腔外科、K先生にご相談あれ。くれぐれも、周囲の心優しい方々の言葉に惑わされないように!

 
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なかのひと

 


なんじゃこれ、騙された?当選セミナー

2010-09-02 | Weblog
 統一地方選挙が近づいてくると「選挙屋」さんから様々なダイレクトメールが届く。その中で異色なDMがあった。「当選しよう!インターネット選挙戦略。24の成功法則」との題目に、華々しいパンフレット。

 さらには、主催会社は、我が国の二大コンサル会社であるF総合研究所である。価格は、21000円。貧乏議員の私にも手の届く金額に、さっそく申し込んだ。そして今日。五反田にある、同社のセミナールームに、期待して出かけた。

 が、その期待は開講15分で崩れた。最初の第一講座の題は「インターネット選挙について」だ。しかし、その内容たるや、余りにも稚拙で、内閣の支持率、民主支持率、自民支持率のグラフを例示して「政党に左右されない支持基盤の構築が必要」と述べているが、必要得票数を算出する数式は間違っているというお粗末さ。

 さらには、インターネット選挙の最後の「地方選挙のまとめ」では、接触方法とコストとして、チラシ折込とDM,FAXDMの費用(相当いいかげんな数字)が記されていて「FAXDMはいいですよ」との、講師の説明には頭をひねった。

 1時間、インターネットについての小学校のような説明を聞き休憩。神戸から来たという、県議の後援会の方と「ひどい内容ですね」と意見が一致した。

 そこで、第二講座開始前に「我々は、インターネットの教養講座に来たのではない。一般論ではなく事例をあげ、さらには、24の成功法則と言っているのだから、これが1の法則、これが2と、24個明示して欲しい」と要求した。

 すると、具体例として、なんとポスターやら、チラシを「例示」した。インターネットの講習会である‥また、最後まで1~24のどれにあたるのかの説明はなかった。あまりのくだらない内容に、一番前に座っていたが、これ以上、この場にいると腹がたつので、さっさと帰る事にした。2万円はドブだが、これ以上いたら、自分の人件費分まで損をしてしまうから、損切りをしたのだ。

 ただ、損切りをしたのだは、この我が国最大手の会社にとっても、経験不足の「勘違い若造講師」のためにもならない。受付で「今のセミナーの講師の上長にあわせろ」と、ひどいレジメを示して抗議した。

 他の方が同じ過ちを犯さないために、内容のひどさを一部例示する。

成功法則1 至高のホームページ事例~どんな内容を載せればいいの

活動ページ:実績をわかりやすく年表風に
政策ページ:一問一答形式
候補者オリジナルコンテンツ

成功法則2:ブログの使い方

特徴:更新が容易、最新記事しか表示されない

更新頻度:毎日がベスト(私:当たり前だろう!)

内容について:山本一太参議院議員を参考に

成功法則5:記憶に残る・心に残る話し方

地元ネタを入れる。発音イントネーションを明瞭に。早口にならないように。
自分の過去との結びつきを伝えて共感を生む。

詳しく、谷垣さん、麻生さん、小泉進次郎さんの動画を参考に。????

 インターネット上では、無料で集められる情報をDVDなどにコピーして、いかにもな題名をつけて販売する「情報商材屋」が花盛りだが、れっきとした、大手コンサルが、同じようなことをするとは。

 多分、彼らのねらいは講座終了後の「個別相談会」で、「この法則に則ったホームページを作りますよ!」「プチ世論調査をしますよ!」との売り込みにあるのだろう。

 結局、当選する王道は「地道にコツコツ」である、ことがよくわかった反面教師の勉強会だった。

 「うまい話には‥」全国の候補者の皆様、お気をつけあそばせ!!金返せ~

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なかのひと

 

健康福祉委員会行政視察@九州大学

2010-09-01 | Weblog
 いよいよ行政視察最終日である。昨日までの視察がいささか「不完全燃焼」だったので、最終日に期待していたら、実に素晴らしいものだった。最後に「美味しいもの」を持ってくる議会事務局職員の技には感動した。

 行き先は、九州大学システムLSI研究センターだ。これは、厚生労働省の「社会保障の在り方検討会」により検討された「社会保障カードの実証実験」を九大が民間企業と共同で請け負った部門で、その成果を視察させていただいた。

 この実証実験には、九大隣接の福岡県糸島市の行政、医療機関、市民約1000名が協力し、平成22年6月1日から2ケ月間、新たに作られた社会保障カード(ICカード)を使い、その実用性、問題点などを検証したものである。


 利用者は、パソコンにより「社会保障のマイページ」を開くと、自らが受けられる社会保障サービスが検索出来る。また、現在、年金機構から送付されてくる「ねんきん定期便」の内容も、瞬時に確認できるのだ。

 さらには、行政サービスの総合窓口や、母子手帳の申請、交付、医療機関での医療保険資格確認など、社会保障サービスに限らず、行政サービスを受けることが出来るというものだ。

 このプロジェクトの責任者である、石田浩二客員准教授は、この実証実験で感じた大きな問題点につき説明された。

1.我が国の個人情報保護の考え、すなわち「人の命より情報保護」などと言っているのは、世界的に見ておかしい。義務と権利の意識が希薄なことによるのかもしれない。我が国の個人情報保護は「かくすこと」しか主張しない。個人情報とは、権利を守るものであるべきである。知って欲しい人には知らさねばならない。

2.価値のコントロールが役所で出来ていない。社会保障カードを使って、コンビニなどの端末(コピー機)で、他でコピーできない証明書を発行する技術を作った。ところが、情報保護の観点から、行政のサーバーから直接データーを取り込めない。そこで、違うサーバーに一回蓄積して情報を取り出すシステムにすると「それは原本ではない」から、証明書として使えない、とくる。このような考えを変えなければ、情報化には遅れてしまう。

3.電気もまともにないバングラデイシュで、社会保障カードが急速に普及し、そのお手伝いをしている。なぜ、そんなに普及するのか?それは、皆「生きるのに必死」だからだ。我が国は、なんだかんだ言っても、まだまだ余裕がある。「必死」にならないと、出来ないことがあるのだ。

 それにしても、我が国の学問のメッカである「旧帝国大学」の設備の古いこと。山本蓮荕参議院議員が「2番じゃだめなんですか?」と言った影響だろうか。我が国の未来は「技術立国」しかないだろう。もっと、研究機関の研究環境を改善するべきだ、とも痛感した視察だった。

 3日間で使った公金は、一人約10万円、議員10名、職員2名で120万円。それに見合う成果を、参加した我々議員は、大田区に持ち帰り活かさねばならない。

 それにしても、この3日間、私を含めた男女の先輩、同僚議員、事務局職員全員が、酷暑の中、視察先への礼儀として「上着」を着用していたのに、1年生議員2名が、上着なしで参加し、うち1名は首輪(ネックレスというのか)を常時していたのにはビックリした。現代的というか、礼儀知らずというか‥嗚呼!!!

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