いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

なんでいい先生は出自が自治体職員なんだよ!

2009-05-27 | Weblog
 放送大学では、面接授業で様々な有名無名の講師と出会った。一般論とくくるのは失礼かもしれないが、少なくとも、私がとった授業や様々な研修会などでも経験から「国立大学名誉教授」は、ほぼ「つまらない」ことが多い。講義をして報酬を得る、ということは研究成果も重要だが、「プロとしての授業」であることも必要だ。(小中学校の教員とて同じ)その意味では、この種族の教員は「研究成果」におぼれているのではないか。

 私の勝手な基準は「頭のいい講師は、難しいことを易しく教える。アホな講師は、簡単なことを難しく教える」というものだ。その意味では、今日の講師卯月盛夫先生(早稲田大学教授)の「まちづくりの基礎」は、最高だ!本日の授業のエポックを。

わが国の公共施設においては、ユ-ザ-(利用者)のニ-ズが無視されている。そして、戦後の都市整備は強者を中心に組み立てられていた。弱者(こう呼ぶのは好きではないが、と述べられた)が一人の人間として、きちんと扱われてきたか?NOだ。

バリアフリ-とは、バリア(障害)になるものを取り除くだけのことだ。ユニバ-サルデザインとは、誰もが心地よいこと、誰もが使えることを言う。男女のトイレの間に、車イスマ-クのついたトイレがあって、「だれでもトイレ」などと書いてあっても、健常者は「入りにくい」。これは、バリアフリ-であっても、ユニバ-サルデザインとは言わない。スペシャルザインである。

まちづくりの現場は、最初からYESかNOかではない。それぞれが譲歩すること、合意形成することで、よい街が作れる。

世田谷区立梅が丘中学校前の都市計画道路整備を例にして:
学校の壁や、学校へのスロ-プは、教育委員会が独自に発注。道路側は土木が、別の業者に発注、というのが今までの役所のやり方だ。そこで、発注は、今までどおりそれぞれの所管が行うが、部材を同じ物を使ってもらうことにした。

すると、歩道のパイプと同じデザインのものが学校の塀に使われ、歩道と同じレンガやタイルが、学校の敷地へ至る階段やスロ-プに使われる。意識はしないが、気持ちがいいはずである。それが都市デザインの考え方である。

 ふう~。1時間25分の1コマ、あっと言う間で、終了後も教室で雑談していたら、無粋な館内放送が入った。「こちらは放送大学です。本日の業務は終了しました!」嗚呼、放送大学職員、お役人気質‥まあ、夜8時半だもん、仕方ないな。

 放送大学で、出会って感動した先生が4人いる。そのうち3人がなんと、自治体職員か元自治体職員、というのは、一体どうしたことだろうか。現場感覚が良いのか、優秀だから自治体では物足りなかったのか‥ちなみに、以下の方々である。

心理学:長谷川要子先生(放送大講師、東京大学)
行政学:田口一博先生(地方自治総合研究所研究員、元横須賀市職員)
都市廃棄物:古角雅行先生(東京都環境局職員、東大研究室、放送大学講師)
まちづくり:卯月盛夫先生(早稲田大学教授、元世田谷区職員)

 卯月先生の授業は、世田谷学習センタ-(世田谷区下馬4-1-1)3階(3-3教室)で、以下の日程で開催される。盗聴は‥きっと大丈夫。

6月3日(水)19時~20時15分
6月10日(水)同上
7月1日(水)同上
7月8日(水)同上

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