いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

決算特別委員会@総務費「うんこシステム」

2006-10-06 | Weblog
 昨日は、決算特別委員会款別(勘定科目別)審査初日だった。私に与えられた時間は、6日間で26分。時間的には少ないが、本会議と違って、質問原稿も必要ないし、場合によっては、質問を広げることが出来るので、一番好きな時間である。昨日は、総務費に20分費やしてしまったので、残り時間6分。

昨日の私の質問の要旨:

①親の心子知らずと言うが、中小企業では、社長の想いを従業員が理解せず、家庭ではオヤジの心を妻や子どもが中々わかってくれないものだ。区役所でも、区長は常々「区長室にいつでも来なさい」と各級職員に門戸を開放しているようだが、そのことが区役所内では伝わっていないのではないか。ここに、インターネット上に区職員が書き込んだ掲示板のコピーがある。

まぁ、BOSSを含めて管理職は、区をどうしたいの全くわからん。
従って、職員は新しい発想を生むことなく、日々ルーチンをこなすだけ。
それでも、新しいことを考えれば、一部のシステム等を除いて予算はカット。おまけに、議会は馴れ合いも甚だしく、とても区民を代表しているとは思えない。

うんこ管理システムは明らかに廃止すべきなのに、物言えぬ雰囲気の会社なので、管理職は公的な場ではみんな黙っているのだと思う。
自分の保身ばかり考えていて、区の将来のことを考えてないのだろうか?

 と、このように書かれている。区役所内の各事業課が創意工夫をして新たな予算要求をしても、結局、企画財政課でカットされる。これも多分だめだろう、と自己抑制をする文化が、大田区役所内で出来上がっているのではないか。物言えぬ組織、管理職になっているように見える。予算が不要だとしたら、なぜダメなのか議論する組織にしなければだめだ。

②先ほど示した文書で「うんこシステム」と呼ばれているのは、大田区新文書管理システムのことだ。同じ掲示板には、今、大田区の最大の経費削減策は、文書管理システムと、財務システムを廃止することだ、と述べられている。なぜ、こんな評判の悪いシステムになったのか。パッケージソフトの部分改修で対応すべきだったのではないか。

③区役所の利用するFAX、PCなど、ほとんどがリース契約である。民間企業であれば、損金に経常できる、固定資産税がかからない、出費が一時に出ないなどのメリットがある。しかし、地方公共団体は、そもそも損金や固定資産税は関係がない。総務費だけでも年間4億2千万円のリース料を支払っている。これは、総額21億円の借金をしたことに相当し、約3億円の金利をリース会社に支払うことになる。庁舎内を消灯したり裏紙活用する節約より、こんな無駄な金利を払うリースをなぜするのか。買取にせよ。

④区役所の持っている情報のバックアップ体制はどうなっているか。媒体に記憶させても、同じ大田区内で保管していたのでは、大規模災害には対応できない。通信機能が大幅に向上した今日、アメリカの姉妹都市セーラムあたりにバックアップのサーバーを置いたらどうか。

 まあ、それぞれに「言い訳」が、担当のお役人から答弁されたが、もっと時間があれば、いずれも論破できる陳腐なものだった。お役人の限界だろうか。 



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