いぬぶし秀一の激辛活動日誌

おかしな議員[わんちゃん]の激辛日誌です。日々感じたこと、活動報告、行政への提言など、本音で書き込む人気ブログです。

いいかげんにしたら!お役人天国@清掃工場

2006-09-04 | Weblog
8月7日の日記にも書いたが、東京都23区清掃一部事務組合は、可燃ゴミの激減を受けて、廃プラスチックを燃やしちまおうとしているのだ。そして、その受け皿会社として、東京ガスと23区で、資本金2億円の新会社を10月に設立するというのだ。

 この問題点以下のようなものだ。

①廃プラスチックの焼却の際、排出される発ガン性物質などについて、安全性について、明確な確証がないこと。

②プラスチックを焼却する理由とされている、海面埋め立て場の「限界」については、まだ30年近く利用できるものであり、緊急の課題でないこと。

③「新会社」設立には、中央区、葛飾区、杉並区などの区長が反対してるにも かかわらず、一組の役人と一部区長により強行されようとしていること。

④区民の分別への努力を無にする行為であること。横浜市では、分別収集に より、2つの清掃工場を閉鎖し、1100億円の改修費と、30億円の運転 費用を削減している。このような状況に逆行する行為で、得をするのは、 清掃工場職員、天下り都職員。23区区長経験者、東京ガス、清掃工場プ ラント業者だけ。区民(納税者)は大損!!

①ただでさえ、議会の監視が行き届かないのに、新会社になってしまえば、 より一層議会から遠くなる。東京都出身のお役人の思い通りになること  は、明らか。 

②「新会社」は、事務組合の退職者、東京ガス、他のメーカーなど民間企業 のプラント運転経験者を活用することにより15~20%の経費削減を想定し ている。しかし、「新会社」は来年から5年間で6清掃工場の受託を見込  む。公正な競争市場を創出することを目的に「新会社」を設立しながら、 焼却炉メーカーと新会社が清掃工場ごとの受託先の住み分けを想定してい るこの事業は、あまりにも如何わしい。
 
③各区で使用する電力は、市場の原理の中、各区の判断で最適な売電事業者 から購入することを選択できなくてはならない。「新会社」からの調達を 固定化させ、競争原理を排除することは、各区にとってはマイナスであ  る。

④「新会社」の売電事業は、清掃工場から現在の価格より電気を高く買い、 23区の小中学校に現在の調達価格より安く売ることが基本。 この事業  は、供給先を23区の小中学校とし、清掃工場の電力を「新会社」に複数年 一括売却すること、そして東京ガスの子会社である各発電会社から清掃工 場の発電量では不足する電力の購入を基本としている価格だ。しかし、現 在の競争入札の仕組みでも、複数年契約をすれば売却価格を上げることは 可能だ。小中学校の必要電力は年間2億8000万kW。清掃工場での発電量は 5000万kW弱、差し引き不足量を、東京ガス子会社が23区の小中学校に無 競争で電力を供給するという、おいしい販売ルートを確保できるというこ とだ。

⑤さらには、この新会社の設立については、9月15日の区長会で決定。9 月26日の特別区議長会で、いつものようにお役人の決定を追認し、粛々 と設立される。ところが、各区議会は、その決定の後開催されるので、「新 会社」への各区からの出資が、各区の議会で否決されようが、なんら影響も ない。いや、判断基準が「常にお役人と同じ」である区議会議員は、なんの ことかもわからず、お役人が提出してきた、「新会社」への出資を含む補正 予算を「いつものとおり」可決するだけだ。情けね~え!

⑥そして、新会社の社長には、我が大田区が誇る、西野善雄区長が就任する る。(特別区区長会会長であるため)

 さあ、心ある区議会議員の皆さん、本当は困ったと思っている区職員の皆さん、どうする??良識が問われている!あなたの人生に、出世や会派内の「役職」と引き換えに「汚点」を残すか、それとも、正論を述べて散るか?それは、あなたの「心」次第。


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