西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

金庫

2005-11-13 | 金沢の思い出
4畳半の表(道路側、前庭側)に面しては1間(いっけん)の窓があり、そこへは畳の間から半間(はんげん)の板の間が出ていた。その板の間に幅が半間ほどの大きな金庫が置かれ、その上に前に説明した「五球スーパー」のラジオが鎮座していたのだ。正月になると、ラジオは、床に下ろされて金庫の上には鏡餅が飾られていた。こんな大きな金庫は、出入りしていた近所の家にはなかった。西村の祖父・由森(よしもり)が銀行員で、定年後も金融業をしていた所為であろう。とにかく祖父や祖母・すすむはこの金庫を大事にし誇りにしていた。開けるための番号を承知していたのもこの二人で、私は後々、祖父がなくなった後、大分たった大学生になって母も亡くなり「いざという時」のため祖母から知らされた。(今はもうないので、写真は雰囲気の似ているものインターネット引用、そっくりなものは見つからない。高さは1メートル以上だったと思う。)

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