西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

行動引力=情報密度と匂い付け

2008-10-07 | 思いつきから仮説へ
「引力」というと、物理学的には双方の重さの積に比例し、距離の二乗に反比例するということになっている。

ところで、我々の行動引力、即ち、日々行動する時に、何処に惹かれるのであろうかということを考えてみると、まあ魅力的な所に惹かれるのは間違いない。その魅力とは・・・?

物理的引力と少し違うのではないか。

では言ってみれば、文化的引力は、どうなのか。大きく二つあると言える。先ず第一に、そこの魅力は、その情報密度に関係している。京都なら京都、奈良なら奈良の具体的な情報密度である。これは、客観的ものとも言える。

もう一つは、個々人の主観的情報、その地、その空間に対する「匂い付け」に関係している、と言える。個人が、その地に何らかの匂いを付けているならば、強力な引力が働くと言えよう。

ということは、個々人の匂い付けを組み込む「まちづくり」が重要ということだ。

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