西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

3月27日は記念日だ!

2007-03-27 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今日3月27日は、私達の記念日だ。少なくとも二つある。
一つは私達夫婦の記念日であって1968年3月27日に名古屋で結婚した。豊田高専に勤めていたので春休みを選んで結婚したのだ。今日は39回目の記念日だ。正にThank you!である。
もう一つは私達23軒の仲間の記念日だ。コーポラティブ住宅地の住み始めスタート記念日だ。今日で満7年だ。スタートは2000年3月27日で、住宅地入り口の「羽ばたきの碑」にその日が彫りこまれている。(これらは1年前のブログにも書いている)http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/39905436e1eae7f5917b319927609f01
更に広い長い歴史の中では、今日は、松尾芭蕉が弟子の曾良とともに「奥の細道」六百里の旅へ出発(1689)した日なのだ。「行(ゆく)はるや鳥啼(なき)うをの目は泪(なみだ)」は、つとに有名。旧暦で言うと、今頃は「行く春」となる。「うをの目は泪」なんて普通言えない、感動だ。
また、桜の日らしいので、桜のテンプレートに変えてみた。
あれこれ思いながら、それらのお祝いに飲みつつ、このブログを書いている。
(写真は、松尾芭蕉像)

子どもの発言に注耳

2007-03-27 | 生活描写と読書・観劇等の文化
今度、関口知宏さんが中国鉄道の旅3万7千キロに挑戦するようだ。予告を衛星テレビでやっていた。今まで列島縦断やヨーロッパ鉄道の旅を踏まえてのものであろう。3万7千キロと言うと地球一周に近い。で、今日、関口さんが喋っていた「旅の自己流作法」は、余り下調べしないで、感覚を柔軟に働かせて向こうからやってくる情報を待ちうけキャッチすることと言う。その最たるものが列島縦断の旅の途上、四国で雨の中を列車で走っていた時、車内でお絵かきしていた子どもが、トンネルに入って、窓の雨水の水玉が流れて光ったのを見て、「ああ流れ星!」と叫んだのを聞いて、関口さんがハッとキャッチ出来たこと、と言う。確かに窓の外に付着した水玉群は星座のように光っていて、その一つ二つが流れたのだ。流れ星に違いないが、大人でそういう見方を咄嗟に出来る人は殆どいないのではないか。
昔、中村めいこさんがお嬢さんが小さい時、洗濯物から水が垂れているのを見て、「ああ、お洋服が涙を流している!」と言うのを聞いてビックリした、と語っているのを聞いたことがある。子どもの無垢の感性は素晴らしいが、注意していないと見過ごす、聞き逃すことがある。まさに子どもの発言に注目ならぬ注耳(ちゅうじ)である。

能登半島地震と心配

2007-03-27 | 時論、雑感
一昨日の能登半島地震の時、先ず親戚のいる金沢周辺はどうだったか、が心配になり連絡を取ったが、震度4ほどで大揺れだったが大丈夫とのことだった。次の心配は、震源地近くの志賀町の北陸電力の原発で、設計ではマグニチュード6.6までしか想定していなかったようだ。実際は6.9だった。今のところ事なきをえている状態だが、心配だ。それで、ふと「大昔」、若狭湾に面する福井県大飯町で関西電力大飯原発計画が出てきた時(1970~1974年頃)、私は京大助手であったが、佐藤文隆先生(基礎物理学研究所)などと一緒に現地調査したことを思い出した。その時に、初めて「活断層」という言葉を私は知った。大飯(おおい)原発の置かれる半島にも活断層が通っていて、いざという時、危ないとの専門分野の方の見方だった。日本海側は、今まで太平洋側ほど警戒されていないが、若狭湾沿いは「原発銀座」なので、いざという時、「近く」の関西にいる我々も危険にさらされる恐れがあるのだ。
(写真は、大飯原発)