西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

電車に乗っていて

2007-03-12 | 生活描写と読書・観劇等の文化
子どもの頃から電車にさんざん乗っている。金沢では市街電車に、それは高校3年生まで、大学に入って京都の市電、京阪や阪急の電車、就職して豊田に行って名鉄電車、京都を経て奈良に移って近鉄電車、今は2年前から京都から高槻までJRの電車にも乗っている。その乗車時間を総計すると相当なものになろう。だから、それは電車生活とでも言えるものになっている。今日、日記の2004年7月7日の頃を読んでいて「車中考察」というところがあるのに目が行った。
近鉄での車中考察・・「つながり」の一側面・・一つの行為の「つながり」的意味・・電車に乗っている、座席に座っている、向こう側或いは外を見ている、ものを考えている等の行為が「つながって」私は一つの姿勢をとっているのだ。これを敢えて分析すると、複数の行為の「つながり」、複数の五感の「つながり」(見て、聞いて、匂いを感じている等)、複数の「思い」の「つながり」となろう。
へー、当時はそんなこと考えていたんだな。
(写真は、近鉄車中)

T.さん(先生)に久しぶりにばったりと・・・

2007-03-12 | 生活描写と読書・観劇等の文化
最近、地域・居住地関連の各種集まりでは、「先生」ではなく「さん」づけで呼び合うことにしている。その方が気が楽だ。今日、帰りに近鉄電車でばったりとT.さんに会った。現役時代から「T.さん、N.さん」と呼び合う仲だ。T.さんは私と一緒の時期に辞めて、第二の定職にはついていない。寿命を研究しておられるユニークな生物学者であるが、昔から大変な読書家で、通勤途上で『正法眼蔵随聞記』を岩波文庫で読破したと伺ったことがある。だから、お聞きすると書斎に積んである本を毎日次から次へと読んでおられるようだ。羨ましい、と言っておいた。本当にそうである。T.さんは「これからはペラペラな論文も書かなくていいから・・」と言われる。恐らく毎日読んでおられる大部の書物に匹敵する位のものを思う存分書こうと構想しておられるのであろう。
「で、今日はどちらへ?」とお聞きすると、「行きなれた歯医者へ」、とのことだ。京都の北から奈良まで時間も費用もかかるのに、である。よほど良い歯医者であろう。T.さんの情報で、私も一度行くことにした。ぎしぎし言う義歯には往生しているのである。人も歩けば情報に当たる身近な例であった。