西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

NPO法人関連、奈良女非常勤関連へのお出かけ

2007-03-10 | 奈良・精華町の思い出(教授時代)関連続き
今日の土曜日、午後から、奈良県内のNPO法人の今年度報告書、決算書等の書き方説明会が奈良県主催であって、出かけた。NPO地域支援研究フォーラムなら をやっているからである。満2年で今度4月から3年目に入る。奈良地域でもう少し存在感を示したい。また地域SNS的なネットワーク構築もしていきたいものだ。
15時から奈良女子大学生活環境学部住環境学科での非常勤の集まりがあった。私は、この3月で奈良女非常勤を「卒業」なのでけじめで参加した。2年の間で殆ど非常勤の先生方は入れ替わった。後の懇親会で聞くと、今年は住環境学科は入試で「苦戦」したようだ。別の非常勤の先生に聞くと天下の早稲田大学建築学科でも180人の定員が埋まらなかったようだ。姉歯問題、談合問題で全国的に建築・住居系の受験生は右肩下がりのようだ。Jabee導入で「理科系」という旗を出したのも影響している。私の在籍の頃は文科系でユニークな学生がいたのだが・・。
来年度から「非常勤では行かない」が、頑張って欲しいと思う。
写真は再来年に百周年迎える伝統的な奈良女子大学の正門と記念館(旧本館)・・明治建築

一人一人の物語を重ね合わせたまちづくり

2007-03-10 | 地域居住学
私は、コーポラティブ住宅造りに参加したことがあるが、その数年間の日記を検索すると、私(達)自身の一つの物語が出来ると思っている。住戸にも共用庭にも集会所にも思い出と思い入れが満ちている。これも今後の私自身の日記研究の楽しいテーマの一つである。同様に他の22軒の人達にもそれぞれの物語があると思う。喜怒哀楽の物語が・・。又途中断念して去って行った人達にも・・、計画の手伝いをしていただいた人達、建設に携った人達にも・・。
で、「けいはんな市」のまちづくりを考える場合でも、住民をマスで考えるのではなく、又ある時点の要求をアンケートで調べて終わりというのではなく、今から時系列的に、又色々な空間レベルで一人一人の日々の思いを記録していって(これは地域SNSの得意とするところでは・・)、分厚い物語集を持つまちづくりにしていきたいものである。何せ、歴史は、Hi-story(心高ぶる物語)と言うのだから。

まちづくりと歴史の探求

2007-03-10 | 地域居住学
研究会で物理学出身の「宇宙人Copernicus」さんから、何故、まちづくりに関心をもたれたのか、そして地域の歴史探求をされたのか、興味深く伺った。「宇宙人Copernicus」さんは、茨木市に住んでおられる。で、子どもさんの学校のPTAの会長になられて学校がらみで地域、茨木市の様々な問題にかかわり、又ここにづっと住むことになるんだな、と思った途端、まちづくりが視野に入り、茨木の歴史も調べだされたようだ。中臣鎌足がこの辺りに住んでいたり、更に以前の『古事記』『日本書紀』時代の神々もいたことも突き止められて、また一段、茨木は、ある意味で京都より古いとも言え、誇りを持たれたようだ。私も、まちづくりには地域の歴史探求が欠かせないと思っているので大いに「宇宙人Copernicus」さんの取り組みに賛意を表して、私流に「物理学の座標は空間と時間、歴史は正に時間の問題」と言ってみたら、「大いに同感」とのことだった。
仲間との付き合い、回りの現在の環境認識は人間以外の哺乳動物でも生き延びる上でやっていることだが、過去の歴史や将来の展望といった長い時間軸にそった認識は人間しか出来ないことなのである。
茨木の隣りの高槻も歴史都市:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/30b226999be1f3f89dd0f5acbac84d75
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「友達100人出来るかな」

2007-03-10 | 地域居住学
私達が進めている「けいはんな市SNS」の会合(一昨日)で、mixiで友人で、前からリアルにも知っている「さとるさん」が、我々が「まあ100人集まったら地域SNSの実際スタート」と言っているのに対して、「昔から軍隊の中隊で100数十人、そこいらがいい数字」みたいに言われた。我々が100人と言っているのも別に「根拠」がある訳ではなく先輩の兵庫の「ひょこむ」が100人でスタートした、と聞いたことがある。で、一寸コミュニティの段階を考えてみると、先ず「向こう三軒両隣」で6軒、次は20~30戸位か、・・で100人というと30人3ユニット、3クラス位である。私達としては、勿論mixiのような数を追うものではないし、リアルに分かっている人の範囲にしておこう、と言っている。それがリアルとバーチャルを行き来しながら「けいはん市」を楽しみつつブラッシュアップする一つの単位ではないだろうか。それが100人かどうか、それも社会実験課題であろう。今のところ仮説である。