西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

「出会い」から「出し合い」へ

2007-03-09 | 色々な仮説や疑問
昨日の夕べの地域SNSに関する会合で地域の友人の「けたおさん」が、地域SNSを発展させるには、「出会いから出し合い」に前進させねば・・と発言したので「はっと」した。昔、私は「思い出」より「思い出し」へ、と言ったことを思い出した。「思い出」は自然的な表出であるのに対して「思い出し」は意識的自覚的表出で、一定の努力が要ると同時に情報量も多いのである。
で、「出会い」はたまたま出会った、そこから新たな付き合いが発展する、というものだが「出し合い」は自分の得意分野の情報を意識的に出し合えば皆との交流を持続的に維持・発展させることが出来るだろうという考えだ。
確かに出会いから出し合いへ、の時代かもしれない。

地域密着型SNSが市民まちづくりに及ぼす効果に関する研究

2007-03-09 | 地域居住学
ご免、世の中の「研究計画」って普通こういう長たらしいのですね。これは、要は、mixiのような全国版の交流プラットフォームではなくて地域密着型のSNS(Social Netwoking Site)に関する研究なのです。地域密着型SNSなら市民まちづくりに好効果を及ぼすのでは、との仮説の下で、実際を調査研究するプロジェクトです。web2.0時代に相応しいテーマ設定だったので(財)電気通信普及財団の研究費があたった。4人で調査研究することになっている。で、この4人が今日、京都で会ったのだが、正にこのテーマに相応しくネットでは(mixiやお試し版地域SNSでは)交流していたが四人が一堂にリアルに会するのは今日が初めてだった。前にシリコンヴァレイの「アトムさん」にリアルに会ったのもmixiでのバーチャルな付き合いがあったからだが、今日もそうであった。でも、既にネットで交流しているので会ってすぐに和やかに話し合えた。調査研究の大枠もすぐ決まり、即「OFF」会で関連する様々な議論をした。
私としては、最近「つながりの豊かな地域居住を」と言っているけれども、今まではリアルな「つながり」に注目してきたが、今後は、この研究テーマのようにリアルとバーチャルの両方の「つながり」を相互励起していく時代との位置づけをして研究していけばいいのかな、と思っている。

コンビニ、高齢者対応に

2007-03-09 | 地域居住学
夕べの『日経』夕刊、一面トップの見出しは「コンビニ、高齢者対応に 買い物カート導入 車椅子対応のレジ 店舗構造など配慮」とある。そうだろうな、と思う。例として、セブンイレブンの来店客のうち50歳以上は1993年度(93年3月~94年2月)に11%だったが、2006年度(06年3月~07年2月)には21%に拡大。ただ、全体で42%を占める50歳以上人口を取り込み切れていない、とある。とにかく身近のコンビニは高齢者に便利なのだが・・。
最近、近鉄高の原駅前に巨大な「イーオン」が姿を現しつつあるが、近所はともかく遠くの高齢者では自動車に乗れない人も多く、「イーオン」のため近所のコンビニや小売店が潰れると「買い物難民」になる恐れがある。
高齢者のためにも身近な買い物のためにもコンビニと商店街は「コンビ」になって、頑張って欲しい今日この頃です。

一路平安

2007-03-09 | 言語・字・言語遊戯
夕べ、FUTANさん、ごろちゃんさん、とりさんと四人で飲食しつつ駄弁っていて、私のペンネーム(?)の「市路」の話になり、一朗と市路の語呂が似ているから、それと「市路」は「町と路」である、と説明したら、昔、中国に行っておられたFUTANさんが「中国では、旅に出る人に 一路平安 と声をかけるんですよ」と言われた。FUTANさんは「ichiroさんは、今、平安にいるのだから相応しいのでは・・」とも言われた。どこかで使えるかな。
・この道や一路平安春の朝  市路    くどいなあ。

「けいはんな市」での地域SNS立ち上げへ

2007-03-09 | 地域居住学
昨夕、私の住んでいる「けいはんな市」の中心施設ともいうべき「けいはんなプラザ」で地域SNSを立ち上げるべく8人ほどが集まった。地域SNSを立ち上げて是非一緒に「コンテンツ開発」もやっていこう!全員男性、今後はこういう「地域関連プロジェクト」を立ち上げるに際しては女性の「顔」が見える要があるのでは、と思った。何せ地域でのほぼ半数が女性であるからである。
現在、試行的に20人ほどで「やりとり」しているが(ここには魅力的女性も入っている)、これを100人位に増やして「100人寄れば100人以上の知恵」を狙いたいということだ。理念、目的もしっかりと、だがとにかく100人位で「けいはんな市」のあり方を議論して行こうということだ。やがて行政とリンクして共生を強制せずに楽しく実践出来たらいいな、というところである。「夢」は広がるが、支える技術面も大変である。じっくり早く考えていこう。