地域住民の本音の意見を知るのは案外難しい。地域が狭くなるほど利害が明確に対立し言いにくいこともあるのだ。昔、三重県の青山町のダムで水没予定地の住民へ聞き取り調査を「国土研」でしたことがある。まだお元気だった木村春彦理事長や当時の浅野弥三一事務局長も一緒に行った。国土研の三原則の実践でもある。http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/25bd6280376fbdae45da63e6795491c8
集会所(お寺の本堂だったかもしれない)で住民に集まってもらって、ダム水没について色々意見を言ってもらった。で、一通り意見を聞いて、我々調査団は各戸に分宿することになり、三々五々夜のあぜ道を通って目指す家に案内された。「下駄」を履いた後で住民達は口々に「○○さんは、あんなこと言っていたけど、本当は・・ではないか」云々・・。「へー」と思った。それ以来、住民集会での意見は鵜呑みにしないこと、本音の意見は、「建前意見」の多い公的集会のあと、「下駄を履いた後で出ることもある」と、知ったのだった。とにかく、本音を探るには色々の工夫が必要だ。
集会所(お寺の本堂だったかもしれない)で住民に集まってもらって、ダム水没について色々意見を言ってもらった。で、一通り意見を聞いて、我々調査団は各戸に分宿することになり、三々五々夜のあぜ道を通って目指す家に案内された。「下駄」を履いた後で住民達は口々に「○○さんは、あんなこと言っていたけど、本当は・・ではないか」云々・・。「へー」と思った。それ以来、住民集会での意見は鵜呑みにしないこと、本音の意見は、「建前意見」の多い公的集会のあと、「下駄を履いた後で出ることもある」と、知ったのだった。とにかく、本音を探るには色々の工夫が必要だ。