今朝の『朝日』大阪本社版を見ていたら、熊本で行われた、外国材に押されて国内の林業は放置され、山は荒れ放題、どうしたら国産材、間伐材をもっと利用して、手入れの行き届いた山林を取り戻すか、今が最後の崖っぷちのチャンスでは・・とのシンポジュウムの概要が報告されていた。新井 満さん(平安女学院大学客員教授)が「木を植えた男」の話を基調講演でされたようだ。シンポジストの発言概要も見て危機感を抱いたのは私だけではあるまい。
日本は、森林、木材の国なのに、その活用が真剣に考えられ実行されてきたのだろうか。イギリスに行くと窓のサッシュは何処へ行っても殆ど木製で、大抵、白ペンキが塗られている。日本ではアルミサッシュが殆どだ。屋内外の手すりも前から間伐材にしたら・・、と言っているが金属製が多く、木への転換が中々進まない。今朝、バスに乗って金属製の手すりを握って立っていたが、これが木なら手にも優しいのに、バスや電車の手すりは金属製と決まったものでなく、木製にする研究開発もしたらどうか、とふと思った。昨日、空間デザイン演習で、割り箸と画用紙とスチレンボードで自由な空間を造る課題を言ったら、学生の一人が「生活環境学部の先生が、割り箸をそんなに使う課題出すのはどうなんですか」と突っ込んできた。間伐材を有効利用するなら割り箸も良いのではないか・・、と間伐材のことも説明しておいたが・・。「木使いへの気遣い」は、林業関係者だけでなく国民全体で実行すべき課題である。
・手すり木を 握りて 去る日を 想いけり 市路
(注:「去る」に「猿」の含意あり)
過去の関連ブログ:http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/a9e598990575dc5d5c80854964eb3708
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/b9482675f7b5f5f3c865d24ea162a103
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/e8362eb260b27071de5c85b42b047988
http://blog.goo.ne.jp/in0626/e/e561fbd6d997b0b6a84cf71d211406e3
日本は、森林、木材の国なのに、その活用が真剣に考えられ実行されてきたのだろうか。イギリスに行くと窓のサッシュは何処へ行っても殆ど木製で、大抵、白ペンキが塗られている。日本ではアルミサッシュが殆どだ。屋内外の手すりも前から間伐材にしたら・・、と言っているが金属製が多く、木への転換が中々進まない。今朝、バスに乗って金属製の手すりを握って立っていたが、これが木なら手にも優しいのに、バスや電車の手すりは金属製と決まったものでなく、木製にする研究開発もしたらどうか、とふと思った。昨日、空間デザイン演習で、割り箸と画用紙とスチレンボードで自由な空間を造る課題を言ったら、学生の一人が「生活環境学部の先生が、割り箸をそんなに使う課題出すのはどうなんですか」と突っ込んできた。間伐材を有効利用するなら割り箸も良いのではないか・・、と間伐材のことも説明しておいたが・・。「木使いへの気遣い」は、林業関係者だけでなく国民全体で実行すべき課題である。
・手すり木を 握りて 去る日を 想いけり 市路
(注:「去る」に「猿」の含意あり)
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