西村一朗の地域居住談義

住居・住環境の工夫や課題そして興味あることの談義

平城・相楽ニュータウン考(4)平城第二団地の集会所

2006-12-02 | 地域居住学
平城第二団地の集会所には何度も行っている。人工川の最上流の辺りにある。集会所の裏(南)に広い公園(広場)があり、公団の管理事務所もあった。そこに北から抜ける部分が「ピロティ」風になっていて、そこの壁に、昔(大昔、奈良時代)、この辺りにあった瓦製造所のしるしの瓦が「レリーフ」状に飾ってあったのではないか。集会所は北の階段を上がったところに玄関があった。この集会所で思い出すこと、考えたことが主に三つほどある。第一は、玄関におかれた沢山のスリッパーが無造作に大きな箱に放り込まれていたことだ。どうも、そういう状態のスリッパーは履きにくい。個別のスリッパーを下駄箱に置いたらどうか、それが個々人の集会所への「匂い付け」になり、集会所への「引力」になって来易くなるのでは、と考えるきっかけになった。第二は、集会室の「押入れ」から色々なものが溢れていたことだ。これも集会所の収納問題、別に「団地蔵」を考えても良いのでは、のアイデアのきっかけとなった。第三は、集会所に団地自治会の事務室があったことだ。任意加入であっても、過半の人々が加入しているのであれば、そういうあり方もあるのかな、と思った。それらの状況は今どうなっているのか、近くなので一度確かめに行きたい。