東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

今戸焼(35) ひょっとこ

2010-10-29 15:56:09 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010893 形状から柄の部分をひょっとこの口に見立ててこう呼ばれるのでしょう。「火おこし」と表記されていることもあります。

火鉢を使う際、豆炭や練炭を本体の受けに入れ、そのまま火鉢の灰で周りを埋めて使用するものなのだそうです。柄の部分は管状になっていて空気を送り込むことで火力の調節をしたそうです。柄の先に蓋のついているのもあったようです。

私が小学校にあがる頃までわが家にも「るりなまこ」の釉のかかった大ぶりな火鉢(おそらく三州製?)が現役でした。

とは言え、幼い私は火の管理を許されなかったし、火鉢の扱いを余り意識していませんでした。

ことにこうした素焼きの道具は使った憶えがないので、実際に使っていたうちの母にも聞いてみたのですが、もし火鉢の種火がまだない場合どうやって点火させるのか、、?炭を七輪なんかに置いて火がついたらひょっとこに移して、そのまま火鉢の灰に埋めるのだ、という答えだったのですが、一般的にはこれでよいのでしょうか?ご存じの方、お教えください。 こういうのって、経験した人じゃないと、、、。


朝の景色

2010-10-29 11:17:47 | ご近所

2007_0101_000000p1010885 昨日は午前中から雨が降り出し、午後には信じなれない程寒くなりました。わが家でも台所のヒーターをつけたくらいです。

私の部屋には暖房がないので、布団にもぐるしか寒さを凌ぐ方法がありません。

夜明け頃、雨も上がって、いくらか気温も持ち直したようです。土手へ自転車を走らせました。

遠くにくっきりと姿を見せる秩父から比企にかけての山並み。すがすがしい景色とは裏腹に一抹の不安が、、、。今夜雨が降らなければいいのですが、、。


今戸人形 「浅草太郎稲荷狐」

2010-10-29 10:58:35 | 今戸人形(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010880 現在の台東区入谷2丁目(旧光月町)。言問通りと金美館通りの間、区立大正小学校(まだあるかどうか?)の近くに浅草太郎稲荷が鎮座しています。

小林清親による明治の風景画にも描かれています。また樋口一葉の「たけくらべ」にも出てきたように思います。

ここはもともと九州柳川藩立花家の下屋敷だったところです。上屋敷は春日通り沿いの東上野のところにあり、現在、ここ浅草太郎稲荷と東上野の太郎稲荷とふたつあります。

このお屋敷の中にお祀りされていたお稲荷様が疱瘡に霊験あらたかという噂が江戸中に広まり、流行神のひとつになりました。本来お武家さまのお屋敷の中を一般町人の出入りはできないところを、鑑札を与え、制限付きの出入りができるようになった、またそのことで藩の収入の足しにもなっていたとのことです。 維新後に描かれた清親による風景はお屋敷の隆盛のあともなく人少ないものさびしい景色ですが、地元に限らす、広い地域からの参詣があったのでしょう。

画像の今戸焼の狐ですが、詳しい作者や年代はわかりません。ただ言えることは、台座に塗られている赤は明治中期以降のものであろうということです。震災前くらいまではあったのでしょうか?有坂与太郎の著作には現役のものとして述べられていないと思います。武井武雄の「日本郷土玩具・東の部」でも過去のものとして記述されていたように思います。

現在の浅草太郎稲荷へお詣りすると瀬戸もの製のお稲荷さんが奉納されています。

 

 

 

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