東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

臭い年越し

2015-12-31 20:15:02 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 大晦日。私の心情的山手線内回りの路線図は遂に大崎から品川にさしかかっています。まさにどん底。でも避けて通れるものではないので仕方がない。とりあえず焼成窯の手入れをしています。炉内の棚板をはずして一年間に溜まった塵を掃除機にかけます。赤いのは掘ってきた隅田川流域の土のカスの焼けた土色です。

 

 掃除機に吸引されて炉内の底ももとの白色に戻っていきます。

 金属ブラシで外側の錆を掻き落とします。いつも素焼きでは炉内500℃になるまで水分を飛ばすため半開きにしています。逃げる蒸気に舐められるように蓋の縁などが錆びています。落とした錆も掃除機で吸引させて錆落とし剤で拭き取り、仕上げがシルバーのスプレーでコーティング。これがものすごく臭い。家の窓を開け放っていますがそれでも臭い。十五夜さんも部屋の窓を開けて外の空気を吸ってもらっています。寒くて臭い。空気が悪いので十五夜さんにも気の毒な年越しです。

 振り返って今年は自分の入院や家族の入院など波乱がありましたが、反面作品展をさせていただいたり、日本民藝館展で選に入れていただくなど多くのみなさんのおかげでうれしいこともありました。丸〆猫のCMもうれしかったです。お世話くださったみなさんのおかげです。ありがとうございました。新年まで数時間。実は憂鬱な気分の原因のひとつは、実は戸籍上私の誕生日は元旦なのでまた歳をとることなんです。53歳なんて信じられない。あくびをしている間に浦島太郎がお爺さんになってしまうといった感じです。だから山手線もどん底の品川というわけです。

 まずはみなさま今年もお世話になりました。来る新年がみなさまによい年でありますようお祈り申し上げます。

Herzlich glueckwuensh zum Neujahr 2016 und wuensht Ihnen allen einen guten Rutsch !

Ich bin ein Neujahrskind  werde  53. Aelter zu werden  ist aber nicht lustig.


提灯狐(与市兵衛狐・火の用心狐)

2015-12-28 16:48:55 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今日は28日。改めて残る今年に納められるものは納めねば、、、と急いでいます。古今東西の土人形にお詳しい方だったら、画像をご覧いただいて「与市兵衛だ」「火の用心だ」と思われることと思います。これは伝統的な今戸の古典型ということではなく、20数年前に近くの王子で始まった年中行事「王子 狐の行列」に因んで提灯を提げた狐を、というご要望により創作したもので当時は王子稲荷参道にある葛餅屋さんで鬻いでいただいてました。数年間か置いていただいていたのですがそのうち作らなくなっていました。今回、久しぶりに改めて原型を起こして作ってみました。

 この狐のポーズですが、古い伏見人形の型で「与市兵衛」(浄瑠璃「仮名手本忠臣蔵」5段目(山崎街道)に登場するお軽の父親の名前)と呼ばれる人形、それと山形の古い相良人形にも伏見から型どりしたらしき「火の用心」と呼ばれる人形が伝わっておりどちらももお爺さんが提灯を提げて千鳥足で歩いているといった体の型です。またおそらく伏見か相良からの影響で秋田の八橋人形の古いものに頭だけ狐に挿げ替えて左腕を「くの字」から普通の状態に直したような型の人形も見られるのでそれらをアレンジして作ったのが20年ほど前。今回はオリジナルの「与市兵衛」や「火の用心」のようにポーズを戻してみました。

  配色については20年前は朱の着物に群青の羽織だったのを、今回は紫土べんがら風の色に羽織を墨で黒く塗るか、藍色系にするか迷った挙句に藍色系にしてみました。久しぶりにやってみましたが、落ち着いてみないとどんなものかまだわかりません。

 これらの狐は大晦日に間に合うよう王子「ヤマワ」さんへお持ちする予定です。

余談ですが、このお手本となった伏見の「与市兵衛」や相良の「火の用心」と同じ構図の人形は東京の近世遺跡からも出土しており東京の土(江戸在地系)でできている作例があるので、今戸でも作られていたと考えられると思います。

王子「ヤマワ」さんについてはこちら→

 

(検索 今戸焼 今戸人形 招き猫 丸〆猫 招き猫 白井 半七 善次郎 尾張屋春吉 土人形 郷土玩具 干支 隅田川 浅草 今戸神社)


日本民藝館展

2015-12-19 21:30:12 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 先日結果をお知らせいただいていた日本民藝館展。べにや民藝店さんから招待券をいただきましたが、干支や招き猫などつくりでどたばたしていたので今日やっと落ち着いて観ることができました。

受付で自分の作品を撮影させてもらえないか(本来館内は撮影禁止)お訪ねしたところ、展示室の係の方へ相談してください、ということでお願いしました。わざわざ腕章を持ってきてくださり、身につけた上でお許しいただきました。

   

 「入選作品」の展示会場内にあるガラス戸棚の最上段。 ありました!12点並んでいます。(他の展示作品には失礼なのでぼかしをつけさせていただいてます。) 

 ピンクの札は「売約済み」という意味のようです。会期いっぱい展示されるようです。ありがとうございます。

 

 向かって左からできるだけ近く接写してみました。

 左から「招き猫のぴいぴい」「虎加藤」「装束稲荷の招き狐」「天神」「丸〆猫(昭和戦前風)」「狸のぴいぴい」「江戸一文雛」「丸〆猫(嘉永安政風)」「らっぱ吹きだるまのぴいぴい」「羽織狐」「里神楽のぴいぴい」「鉄砲狐」。

 自分で言うのも何ですが、素敵に飾ってくださってよく見えるといったらよいのか、、。実際ですがこれら全て今まで作ってきた型の人形ですが、ご覧いただいている方の中にはここが違うという部分に気がついていただいているかもしれません。「丸〆猫(昭和戦前風)」以外は大なり小なり今回試みた部分があります。

 会場の係の方に「よかったですね。」とお声がけいただいてうれしかったです。

先の記事の羽子板市のことも、ここ日本民藝館展でのことも自分ひとりで叶ったとは思ってません。多くの方々にお世話になり、アドバイスいただいたりして叶ったことです。みなさんありがとうございました。

 帰途「井の頭線 駒場東大駅」近くの東京大学の敷地の風景。ずーっと忙しくしていたのでこうした景色をじっくり眺めるという感じではなかったです。

猿丸太夫ではないけれど「(尾長の)声聞く時ぞ 秋は悲しき」みたいなムードです。それにしても寒かった。 

 こういう景色が身近にあるなんて、、この辺りにお住まいの人々が羨ましいです。

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 招き猫 白井 半七 善次郎 尾張屋春吉 土人形 郷土玩具 干支 隅田川 浅草 今戸神社 )

丸〆猫・御幣猿 完売御礼

2015-12-19 20:36:26 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 本日 「浅草 納めの観音 羽子板市」の最終日でした。先日浅草橋の「顔がいのちの 吉徳さん」へ拙作の人形をお納めに伺った帰り、安心感のためか俄かに喉がひりついて、その夜熱が出るやら、悪寒、鼻水でよく眠れなくなり、羽子板市の初日に出かけることができませんでした。続く2日目の昨日は昨日の記事のとおりで、本日やっとお邪魔することができました。現地に着いたのは午後2時前くらいだったでしょうか。昨年よかったからといって世間はそんなに甘くないと思いつつ移動していたのですが、実際吉徳さんの露店にお邪魔したところ、残っていたのがほんの数点。結果としては丸〆猫も干支の猿2種(御幣猿・へっぴり猿のぴいぴい)も完売だったとのこと。丸〆猫(昭和戦前型)は初日、最後まであった丸〆猫(臥姿)も昨日?とかで本当にありがたいことだと思います。世間的にはサブカルチャーとして「KAWAII」系のブームがあるようで、猿の土人形もキャラクター的「KAWAII」的なものがたくさんありそういうものが世間から求められているのかもしれませんが、私的にはどうしても昔あった今戸焼土人形の猿を再現することが第一と思って作っているので、おそらく地味で「KAWAII」くない猿はどうなるのだろうと思っていました。完売となって本当にうれしいです。ありがとうございました。

  吉徳さんにお礼申し上げて、被官さま(被官稲荷)の様子もチェックしたくなり寄ってみました。

 

 

 鉄砲狐の奉納する祠はこのとおり、京都製やそれ以前のものは既に見えず、拙作のものだけになっていました。おそらく年の瀬なので新年に向けて整理されたのでしょうか。早くお納めしなければ、、と思います。

 

 鉄砲狐をはじめまだやるべきものが残っていますので、残る年内何とかがんばります。みなさまありがとうございました。

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 招き猫 白井 半七 善次郎 尾張屋春吉 土人形 郷土玩具 干支 隅田川 浅草 今戸神社 猿)


こけし頒布&丸〆猫+御幣猿+ぴいぴい

2015-12-18 22:06:16 | お世話になっているショップさん

 日野市高幡不動近くの「民芸サロン 楽語舎」さんで明日こけしの特別即売(定例即売?)があるそうです。こけし愛好家の方々には当然既にお知らせが伝わっていることかと思います。なぜ今更私がここで、、といいますと、こちらのオーナーの姫野さんから今回も丸〆猫と来年の干支ものの御幣猿(朱色)とぴいぴい(招き猫・里神楽)のご依頼をいただいてあまりたくさんではありませんが本日お届けに参じたというわけです。

 こけしの愛好家の集うところに丸〆猫だの御幣猿って大丈夫なんですか?とお聞きしたところ、前回丸〆猫をお持ちした後、このブログで紹介記事をアップしたためかわかりませんが、「こちらにも丸〆猫を置いているんですか?と訪ねていらしたお客さんがいらしたそうで、その方はご自分とお友達用に2個お求めくださったのが、そのお友達が2個とも欲しいといったのでまた買いに来たということでだいたい捌けたようです。今回もお知らせすることで東京多摩地域の方などお近くにお住まいの方でご希望の方にお求めいただけたらうれしいと思っています。もちろんこれを機会にこけしも見たいという方大歓迎だと思います。こけしがご専門だけど丸〆猫もという方いらっしゃれば是非是非よろしくお願いいたします。

画像は入り口のドアに張られている手描きの看板。作並のこけしと本丸〆猫を描いてくださったようです。姫野さんの息子さんだったかお孫さんだったかお描きになられたのだそうです。お休みの日は外せるようマグネット留めなんでしょうか。

民芸サロン「楽語舎」

〒191-0031 東京都日野市高幡2-37 蔵3階

TEL 042-593-1700

携帯090-7254-6637

営業日:金曜日~月曜日

休業日:火曜日・水曜日・木曜日(祭日営業)

特別頒布は明日12月19日(土)ですが以降も上記の営業をされていると思いますが、念のため電話でお問い合わせの上お出かけされるのをお勧めします。京王線 高幡不動駅からの行きかたは以前の記事をご覧ください。→


干支の申(猿)づくり③(御幣猿)

2015-12-18 00:31:10 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今日から羽子板市だったのですがどうだったでしょうか。お昼すぎに雨が降ってきたり、午後寒くなったりではなかったでしょうか。一昨日からの風邪のため、そしてまだ仕上げなければならないものあって初日には出かけることができませんでした。「屁っぴり猿のぴいぴい」のほうが先になってしまいましたが数的には多く作っている「御幣猿」についても紹介させていただきます。都内の近世遺跡からの出土物も含めると今戸人形の猿のレパートリーは膨大で面白いものがいっぱいありますが伝世している古典的な人形の中ではこの「御幣猿」が最も知られているのではないかと思いますが当時の販路として柴又帝釈天の土産として出されていたので「柴又の猿」として書籍で紹介されているケースもあるかもしれません。背中に帝釈天の「雷文」の彫りがあり袖なしの胸にも「雷紋」を描いてあります。

 ひとまわり前の申年にこの「御幣猿」の左手持ちの人形を作っててはいましたが、実際の伝世品の中には右手持ちのもあり、今回は両方揃えてみました。今回干支の中では最初に始めていたのですが、一番にご紹介できなかった理由はこれ「御幣づくり」の手間のためです。

 これ少し作るだけならいいんですが、たくさんとなると結構時間がかかります。金紙に良いのがないので再生紙にまがい金泥(真鍮粉)を塗るのからはじめます。竹串を途中まで割ったり先を削るなども数があると結構しんどいです。それとお猿さんに限らず狸にも使いますが、茶色の部分には泥絵の具の「ベンガラ」(酸化鉄)を使うのが昔からのやり方ですが、この「ベンガラ」も厄介なんです。粒子の大きさが揃っていないせいか、また鉄由来のためか重く筆のすべりが悪くすぐムラになります。べた塗りにムラなくするのにひとつの人形に4回塗りはしなければなりません。昔、学生時分は洋画専攻だったのでチューブ入りの油絵の具とかアクリル絵の具とか透明水彩とかチューブや缶から出してすぐ使えることが多く、茶色系の絵の具で「ライトレッド」とか「バーントアンバー」「ローアンバー」「バーントシェンナ」「セピア」とかよく使っていましたけど練り絵の具で筆すべりが悪い経験をしたという記憶はないように思います。テンペラとかフレスコの実習というのもありましたが、経験したという程度でピグメント顔料によって困ったという記憶がないんです。土人形作りをはじめてから泥絵の具を粉で買ってきて膠をつなぎにして溶くようになり、色によって癖があり面倒なことに気がついたという感じです。

 余談になってしまいました。まず朱色の袖なしを着ているお猿さんは昭和4年頃まで今戸で人形を作っていたという「市川梅次郎」という人が残したものをお手本にしています。この人の描くお猿さんの眼はまん丸です。そして朱色の袖なしの場合、私はこのまん丸お眼目のしか観たことがありません。

 次に群青の袖なしを着ているお猿さんには画像のような横に筆を走らせた眼のものと上の朱色袖なしのようにまん丸お眼目のものを確認しています。まん丸お眼目は群青袖なしでもやっぱり「市川梅次郎さん」のものだと思います。梅次郎さんの工夫でしょうか着物と紐と耳の配色をクロスさせているのが面白いと思います。しかし横に筆を走らせた眼のものはちょっと硬質な表情で梅次郎さんとはちょっと違うと思うのです。昭和戦前の有坂与太郎の著作には「明治の終わりに今戸の林檎畑の「人形屋勇次郎」という人が常盤津「靱猿」から想を得て作った人形で後に弟子の「市川梅次郎」がそれを引き継いで作った、、、」ように記されているので「人形屋勇次郎」のものだと思っています。ちなみに「勇次郎」作と思えるものは左右対称に右手持ちと左手持ちのを確認しています。実際対にして売られたり飾られたりしたケースもあったかもしれませんがよく目にするのは左手持ちのほうが圧倒的に多く残っているように思うので、必ずしも2体対で売られたものではないのでは、と思います。この「御幣猿」大小何段階かサイズの違うものがあるようです。

 

 必ずしも対ではなく「ザ・ピーナッツ」や「リンリンランラン」のようにならなければいけないということではないと思います。お猿さんなのでもみあげみたいのがあって「♪また会う日まで会える時まで~♪」な感じもするのですがどうでしょうか。また、朱色や群青よりももっと古いかもしれない袖なしを石黄らしき黄色で塗ってある巨大なのも観たことがありますのでそれ式の配色のものも某店にお納めしました。「市川梅次郎」「人形屋勇次郎」という今戸人形師も存在したということで、時間があったらお手本とした人形もご紹介できたら、と思っています。干支のためにもうふたつ遺跡由来のお猿さんの原型をやりかけていますが間に合うかどうか、、?もったいないので完成させたいのですが、、。

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 今戸神社 浅草寺 三社様 縁結び おみくじ お守り 招き猫 発祥の地 丸〆猫 干支 土人形 白井 半七 工房 販売

猿 郷土玩具 民藝 民芸品 おみやげ 東京 隅田川 スカイツリー ソラマチ tokyo edo asakusa temple taradition handcraft  histry

tourist  information guide oldstyle toy  clay doll souvenir imado )


干支の申(猿)づくり②(屁っぴり猿のぴいぴい)

2015-12-16 01:05:17 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今日浅草橋の「吉徳さん」へ運んできた拙作の人形の一部です。来年の干支に因んだもので「屁っぴり猿のぴいぴい」です。

これは安永2年に刊行された「江都二色」という玩具絵と狂歌 の本に描かれたものへのオマージュとして作ってみたものです。

あまりに達筆な筆や変体かななどで、私には読めないので戦前の有坂与太郎の著書に載っている「読み下し」から引用させてもらうと

「尻口のたはれもぶうと鳴笛は 屁っぴり猿の友とこそきけ」 と書かれているそうです。長っぽそい筒状の笛は鉋くず、つまり経木をまるめて作った唐人笛のようなものでしょうか。そして屁っぴり猿。

絵では提灯のような鞴に人形が固定されているので、当時はそうだったかのかもしれません。また猿は土人形なのか練り人形なのかわかりません。有坂与太郎の解説によると猿は張りぬきだったかもしれないとのこと。しかし口で吹いて奏でる笛ではなくて、鞴を伸縮させて音を出し、人形が音を発しているかのような趣向というのは、それこそぴいぴい(鞴つき人形笛)なのであって、後からいろいろな人形のぴいぴいが登場していくのですが、その草分けは屁っぴり猿だったということで絵のとおりではありませんが、猿のポーズは絵に準じてモデリングしてみました。(絵は俳画のようにかなり省略して描かれているのではないか、と思うので自分なりにモデリングしました。)

 屁をする猿なのでこのように孔をあけました。

 創作といえば創作ですが形こそ違え、「江都二色」の当時にあったであろう「ぴいぴいのさきがけ」へのオマージュというつもりです。

Zum Neujahrsglueck  pfurzen  die  Affen alle zusammen.

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 今戸神社 浅草 浅草寺 観音 三社様 縁結び お守り おみくじ 招き猫 丸〆猫 発祥の地 白井 半七 工房 販売

土人形 郷土玩具 民藝 民芸品 おみやげ 東京 隅田川 スカイツリー 干支 tokyo edo asakusa  temple tradition classic  handcraft

clay doll old toy sumida river skytree  souvenir )

                                     


納めの観音 羽子板市 2015

2015-12-16 00:07:07 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 あさって17日から3日間恒例の「浅草観音納めの羽子板市」です。

今日やっと浅草橋の「吉徳さん」へ拙作の人形を運んできました。思い出せば去年も確か15日にお邪魔したように思います。昨年は「丸〆猫」(まるしめのねこ)が初日の午前中に売り切れてしまったということだったので、今回は去年よりも多めに作ってあります。(でも反対に全然買ってもらえなかったなんてことになったりして、、、。) また来年の干支である猿や、今年夏に起こした「猫抱きおかめ」や「子守狐」なども含まれています。

 吉徳さんからの帰り、例年のように浅草に寄って「大黒屋」の天丼を食べて帰ってきました。そしていつものように定点観測のような同じ構図の羽子板市の絵ビラを撮って、、、。と思っていたのですがいつも見かける位置にポスターがないので他の位置で撮ってきました。このところ疲れぎみのせいか夕方から喉がひりついています。まだまだお納めすべきもの、仕上げるべきものがあってのんびりしていられないのですが、今日は夜なべはやめておこうと思います。


はじめての出品と入選 日本民藝館展

2015-12-10 00:17:38 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 自分のやっていること、作ったものを世間様に広く知ってもらいたいとかねがね思っていますが、目黒区駒場の「日本民藝館」で毎年開催されている公募展である「日本民藝館展」へ出品してみては、、とご教示いただく機会があり、生まれてはじめて拙作の人形を出品しました。そして昨日12月9日にその結果の発表と講評会がありましたが、いつものようにこの時期、干支や招き猫つくりでパニック状態で出かける余裕がありませんでした。お世話になっている方からご連絡をいただき、出品した拙作の人形全てが入選した、とのこと。びっくりです。もちろん超やばうれしいです。出品する前に塗りあがって乾燥させている人形を撮影したはずなのですが、みつからないのが残念。記憶を辿れば出品したのは「虎加藤」「羽織狐」「装束稲荷の招き狐」「一文雛」「鉄砲狐」「丸〆猫・昭和戦前風・朱色」「丸〆猫・嘉永安政風」「招き猫のぴいぴい」「里神楽のぴいぴい」「らっぱ吹きだるまのぴいぴい」「狸のぴいぴい」「天神」の12種類だったと思います。はじての出品ではあり、ひとつくらい「準入選」しないかなと思っていたので。全部「入選」したなんて本当に不思議なくらいです。撮ったはずの画像がみつかったらアップしたいと思います。

 

 

(検索 今戸焼 今戸人形 今戸神社 浅草 観音 三社様 縁結び お守り パワースポット 白井 半七 工房 販売 土人形 民芸品 郷土玩具

伝統工芸 おみやげ 東京 浅草 隅田川 スカイツリー 観光 江戸 tokyo edo japan traditional  handcraft  history  sumida riber skytree  tourist information souvenir clay doll poetry museum culture )