東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

お知らせ「民藝と暮らす 2019」(うめだ阪急百貨店本店)

2019-07-27 23:47:49 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨日、駒場のべにや民藝店さんの奥村さんからパンフレットをいただいて、教えていただいたのですが、来る7月31日からの大阪梅田の阪急百貨店での「民藝と暮らす」という催事で拙作の人形を持って行って展示してくださるとのこと。うれしいです。恒例の催事のようですね。パンフレットに拙作の嘉永安政風の丸〆猫(まるしめのねこ)をイラストに描いていただいたものが載っていて、涎掛けの縁の部分がことに「きはだの煮出し汁」で塗っているという感じの色で描いてくださっているのが特別にうれしいです。作っている本人としてはこの「きはだの煮出し」の色こそ、丸〆猫が生まれた嘉永5年を意識した一番のところといっても言い過ぎではないので、、、。

 大阪。小学2年生のとき万国博覧会があって、生まれてはじめて新幹線に乗って、食堂車でカレーライスを食べて、北大阪急行というアルミの電車で会場へ向かった記憶、途中広大な竹の林のようなものがあったこと。万博の会場内のことは朧気に憶えているのですが、大阪の街並みとかは地下道の印象しかなく、その後小学6年生のとき強行軍で大阪城へ行った憶えがある、社会人になってから修学旅行の引率という扱いでユニバーサルスタジオというところへ行った、という以外には、行ったことのない街。それでいて観てみたい訪ねてみたい気持ちでいっぱいです。「味園」とか「グランシャトー」とか観に行ってみたいし、「雨の御堂筋」「宗右衛門町ブルース」「大阪ラプソディー」の歌の地元を歩いてみたいなどなど、、。

 まずは拙作の人形をとりあげてくださってありがとうございます。


窯入れ・素焼き・窯出し

2019-07-18 23:57:40 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 退院してからひと月経つのですが、正直いうとまだ「病み上がり」状態のような感覚でいます。今回の入院前とは明らかに体調管理の手順というか日課があるので、それを片づけないと、そのあとが怖い、、という感じ。また冷や汗、めまい、しんどさを感じる場面というのが自覚される場合があるのです。そんなわけであまり無理をしない、夜なべもなるべくしない、という生活になっているので、大切な作業も入院前に比べると能率よくは運んでいないという感じがします。

 それでも昨日型抜きして貯めておいた人形を久しぶりに窯に詰め、素焼きを行いました。本当ならばもっといっぱい詰めてから焼きたいところですが、時期的にご迷惑をおかけしないよう、少しでも早くお納めできるように、という思いなのですが、ご連絡いただいている全てのみなさんに早くお渡ししたい、という思いではいますが、実際まだお渡しできない皆様、どうかご推量ください。

 炉内が100℃以下に冷めたところで蓋をあけたところ、、。実際、同時進行で型抜きや手捻りの成形中のものもあるのですが、それらはまず乾燥させてから素焼きにまわします。