べにや民芸店さんでの作品展は先の日曜で終了しているのですが、お店に持ち込んで作業していた人形たちを途中で家に持ち帰るのが何となく残念で、ご相談いただいたところ、次の方の作品展までの間店内で作業して仕上げてもよい、というお言葉に甘えて、図々しくも居座り作業をさせていただいていました。
お蔭さまで途中だったものがかなり仕上がりになり、お店に置いていただけることなりました。
とりあえず、最終日にはなくなっていたひねり鳩はじめ追加できたものもあります。
できたものは改めて棚に並べていただきました。
ひとつだけ持ってきていたおかめの火入れ。会期内に取り組もうとしていたのがタイムリミットでダメかと肩を落としていたものの、居座り作業で何とか塗ることができました。蛸足絞りや豆絞り以外の未だ挑戦していない古典柄を、、とああだこうだ思案していたひとつ、唐草模様でやってみました。はじめての挑戦なので今後も意匠吟味したいと思います。唐草模様は言うまでもなく古典的な模様パターンのひとつで、シルクロードから伝わってきたデザインだと言われていますね。漫画なんかで泥棒の風呂敷包みだったり、東京ぼん太さんのトレードマークだったりで知られていますが、生命力の強さ、繁殖力や子孫繁栄的な願いと結びついた吉祥模様であることは確かだとおもいます。
会期中、お客様からリクエストいただいた人形についてはこれから家で型抜きからはじめていきますのでお時間をいただきます。進行状況ついてはべにやさんを通してお知らせする運びとなります。予めご了承ください。