形状から柄の部分をひょっとこの口に見立ててこう呼ばれるのでしょう。「火おこし」と表記されていることもあります。
火鉢を使う際、豆炭や練炭を本体の受けに入れ、そのまま火鉢の灰で周りを埋めて使用するものなのだそうです。柄の部分は管状になっていて空気を送り込むことで火力の調節をしたそうです。柄の先に蓋のついているのもあったようです。
私が小学校にあがる頃までわが家にも「るりなまこ」の釉のかかった大ぶりな火鉢(おそらく三州製?)が現役でした。
とは言え、幼い私は火の管理を許されなかったし、火鉢の扱いを余り意識していませんでした。
ことにこうした素焼きの道具は使った憶えがないので、実際に使っていたうちの母にも聞いてみたのですが、もし火鉢の種火がまだない場合どうやって点火させるのか、、?炭を七輪なんかに置いて火がついたらひょっとこに移して、そのまま火鉢の灰に埋めるのだ、という答えだったのですが、一般的にはこれでよいのでしょうか?ご存じの方、お教えください。 こういうのって、経験した人じゃないと、、、。
新聞紙で着くような練炭も出来ました。
人から聞いたり、読んだりしただけでは実感が伴っていないので頭でっかちだな、と自分で思っています。その点、実際に経験された方のお話というのはずっしりと重たいです。七輪なんかも、子供の頃この眼で見て、煙の臭いなど脳裏に焼きついているのですが、自分で操作した訳ではないので、、、。
最近だと実用品というより物騒な事件の凶器に使われているケースのほうが有名だったりしますよね。