寒さ厳しい冬だと思っていたら、いつの間にか春めいた陽気。
恒例 信州中野のひな市。
今年も上記「全国土人形即売会」の枠に出品させていただきます。ただ、のっぴきならぬ事情で支度していたものすべてを完成させるに至らず、少しですが、オリンピックではないけれど、出品させていてだけることがありがたいことと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
寒さ厳しい冬だと思っていたら、いつの間にか春めいた陽気。
恒例 信州中野のひな市。
今年も上記「全国土人形即売会」の枠に出品させていただきます。ただ、のっぴきならぬ事情で支度していたものすべてを完成させるに至らず、少しですが、オリンピックではないけれど、出品させていてだけることがありがたいことと思っています。どうぞよろしくお願いいたします。
天気がよくて落ち着いているので洗濯日和というとけろですが、室内で干していた人形を天日干しにかけます。
室内から天日である程度乾燥していないと、天日による急激な乾燥からヒビ割れたりすることもあるので慎重に。はじめ簾を被せて間接的に日光を浴びせ、途中から簾をはずします。
しっかり乾燥できたら窯入れです。
自分の作業能力、作業環境をはるかに超えた数とタイムリミットつきの案件が降りてきて、どたばたしています。せめてレギュラーなスケジュールを侵食してこないよう対応したいものですが。。。
春の彼岸の入りから2日目。江戸以来の流れを汲む最後の今戸人形の作者だった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のご墓所のお参りに浅草今戸まで行ってきました。
雨もあがって安定した天気で今戸までの往復の道中落ち着いて移動できました。桜の一部な木瓜の花など道端を彩っていい感じでした。
「べらぼう」の効果なのか、千束から山谷堀にかけて写真を撮って歩いている人たちが多い感じでした。
このところやたらキツイ「べらぼう」な事案に縛られ作業で座りっばなしで腰が嫌な感に悲鳴をあげてますが、何とか乗り越えたいものです。
昨日の雨とうって代わり今日はよい天気で暖かく、待ちに待った屋外作業のできる日。沈殿サせていた水簸(すいひ)済みの泥しょうの上澄みの水を取り除き、沈殿していた泥を吸水鉢に移します。
その前に吸水鉢で寝かせていた粘土を外に出します。この粘土こそが人形の材料となる江戸前の土です。各地の名産物の生まれたストーリーに違わず、今戸焼、今戸の土人形は荒川、隅田川の土があったからそれを材料として生業とする人々が現れたわけで、その根拠となった土を材料として作ることに意味がある。今戸人形の再現に東京の土、「江戸前の土」を使うことに意味がある。そう信じて作業しています。
今吸水鉢に移した泥しょうは時間をかけて水分を除いて粘土になります。
余談になりますが、「江戸前」という言葉。たしか今話題の大河ドラマ「べらぼう」にも登場する平賀源内さんが使いはじめた言葉ではなかったでしょうか?戯作「神霊矢口渡」の中ではなかったか?勘違いでなければ…。
厳寒の中入みたいな春めいた陽気で2度ほど続いた水簸(すいひ)作業。明日から寒波が再び到来と聞いて、水簸やるなら今のうちでしよ、とばかり2回目で沈殿させておいた分の上澄み水を除いて篩(ふるい)にかけながら撹拌させた泥社しょうを流し込んでいます。
今流し込んでいる分が沈殿できたら、様子をみて給水鉢に移せたらと思います。かたずけをしていたら、ご近所付き合いしているさくら猫の黒ちゃんが傍で覗いてました。
2月29日 江戸から続いた最後の生粋の今戸人形師だった 尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のご墓所へお参りさせてもらっています。春吉翁の御命日は2月29日で4年にいちどの閏年のカレンダーにしかあらわれないのですが、28日か3月1日にお参りさせていただいています。
昨日今日は花見の時期かゴールデンウィーク並の陽気で出かける服装に迷うくらいでした。三河島、根岸、金美館通り、お富士さん経由で今戸の春吉翁の菩提寺へ。お寺の境内の紅白の梅は盛りを過ぎた模様。久しぶりにお寺のハスキーちゃんに再会。
春吉翁のお墓の拭き掃除をして既にお供えされていた花見と持参した花とをいっしよにお供え。お線香をあげて手を合わせ、失礼してきました。
帰り道、山谷堀から見返り柳、衣紋坂、大門アトから仲の町通り、吉原神社と弁天様辺り、新しい大河ドラマの影響でか人出がみられました。
仲の町通りに「耕書堂」という特設みやげ物屋さんまでありました。テレビの力にしみじみ、と。
あしたは3月。床に堆積している紙を整理していたらみつかったレターパックの配達物。開けてみたらイラストレーターの佐々木一澄さんによる今年2025年の郷土玩具カレンダー。開けてみたら拙作の客寄せ狸(江戸以来の伝統を引く最後の今戸人形師だった尾張屋 金澤春吉翁 明治元年〜昭和19年 のお作りになった人形をお手本に作ったもの)も描いてくださったのでした。
何を今さらというタイミングですが、ありがとうございました。
日差しがあって温たか。この天気に水いじりの作業をやらない手はありません。先週の午後温かだったときやっておいた水簸(すいひ)作業の分がきれいに沈殿しているので、上澄みの水を除いて空いたスペースに新たに撹拌した泥を篩(ふるい)にかけながらに流し込みます。
バケツいっぱいにしたところへ蓋をして寝かせると沈殿し、上澄みを除いてまた同じ作業を繰り返していきます。
先に記しました他、諸国民芸「銀座 たくみ」さんへも数点お持ちする見込みとなりました。お知らせまで。
年明けから時間が経ちましたが、お知らせさせていただきます。
今年の干支の巳「三宝乗り巳」は年末の羽子板市で僅かですがならべていただきました。その後作り足していた分、いろいろな急行通過を待って塗り終えた数点づつですが、駒場のべにや民芸店、駒込の民芸しもと(標)さんにお渡しさしてきましたのでよろしかったらご覧ください。他のお店にも相談中ですが、様子により改めてお知らせします。
画像の「三宝乗り巳」ですが、3つのパーツを型抜きして合体させる作りで数多くできなかったのですが、お店にお持ちした分以外にご希望あれば、お時間いただきますが、お店をとおしてお伝えいただければ、と思います。
べにやさんにはほんじつ、鞠猫やあぶ惣型招き猫貯金玉をお渡ししてきました。丸〆猫(昭和戦前風型、嘉永安政風型)、本丸〆猫、左招き猫(明治風)、ひねり鳩、なども若干数、近日中にお持ちしたいと思います。
明日は初午なんですね。昨日電話を受け、明日初午だけど授与用の招き狐はどうなっているか?ということなんです。暮にもう全然在庫がない、と聞いて、ちびちび型抜き、素焼きして貯めておいたのですが、寝冷えして風邪をぶり返したりで電話なしでは、タイミングを逃してしまうところでした。
焼き貯めておいた分を昨日から突貫作業でヤスリがけから地塗り、彩色まで進んだところ。乾き次第、透明な袋に詰めていきます。
朝のうちに無事王子の装束稲荷の奉賛会の方にお渡ししたいです。
お稲荷さまのお祭りである稲荷祭は初午のあと、二の午にも執り行われます。
本日2月4日(火)より仙台光源社さんの催事「郷土玩具 雛の会」が開催されます。拙作の一文雛のほか、鉄砲狐、ひねり鳩などをお送りしているほか、猫ものを追ってお送りする予定です。
詳しくは仙台光原社のホームページをご覧ください。リンクはこちら→
昨年暮れに産経新聞の記者さんとカメラマンさんとがうちの狭い作業場を取材にお越しになられた記事です。豪徳寺の招き猫の軒の下を借りたような体裁だと思いますが、何もないより全然ありがたいこと。
上段左側の部分に今戸焼の土人形から生まれた招き猫の具体的な最古の作例と言える丸〆猫のこと、うちで再現を試みていることに触れていただいています。
「今戸人形作家」というタグが面映いですね。作ってはいますけど「作家」っていう言葉のイメージはというと、インスタントコーヒーの♬ダバダ〜♬てな感じ(昭和すぎて最早通じない???)ありがとうございました。