またまた久しくご無沙汰してしまいました。
例によって足腰膝が痛いというのは相変わらずですが、ここのところいろいろ準備やら土いじりなどで仕事場に入り浸っていたので、パソコン自体からちょっと遠ざかってしまっていたのです。
画像は先週の日曜日に出かけていた江東区白河にある「江東区立深川江戸資料館」前のこじんまりとしたけやき並木です。
前回訪れたのが既に20年くらい前のことなので、この辺り、こんなにしっとりと落ち着いた風情だったかな?商店街も昭和30年代40年代を思わせる風情がありますし、お寺がいっぱいあります。
東京に住んでいながら案外と出かける機会の少ない地域があるもので、この界隈もそのひとつでした。先週末はここ深川江戸資料館で日本人形玩具学会の第24回総大会というものがあり、一日目にはワークショップのひとつとして土人形作りの実演を、二日目には研究発表会ということで私も「今戸焼・丸〆猫」というタイトルでの発表をしました。私自身研究などというレベルではありませんが、丸〆猫についてこの数年知りえた内容くらいは皆さんにお伝えしたいと参加したわけですが、我ながら情けない、自分の番になって演壇に上がった途端、頭が真っ白、膝ががくがくとなってしまって、自分でも何を話したのだかわからないくらいでした。もともと人前で何か話すのって苦手なんです。その上、この2年来の生活の変化でほとんど洞窟の中で生活しているのと等しいくらい人前に出るということがありませんでしたから、、。
一日目の晩に懇親会がすぐそばの清澄庭園の中のホールで行われました。雨の中でしたが庭園内のしっとりとした景色を眺めながら乾杯というのもいいですね。余興で「ずぼんぼ」遊びを皆さんで興じていました。団扇の仰ぎ方、、、結局、歌舞伎の下座に使われる「ずぼんぼえ」の唄に合わせて仰ぐのが一番よく飛ぶということでしたが、今の世の中あんなに熱心に「ずぼんぼ」に興じる人々が他所にいるだろうか?「ずぼんぼ」も幸せだったろうと思いました。
懇親会のあと、親しい数人で浅草へ。個人的には夜の浅草で飲み食いという機会はあまりないのですが、とある料理屋さんへ。ここの女将さんが拳打ちのことや、割り箸を使った12カ月の数え唄とかを教えてくださったのには大感激。江戸情緒に触れた2日間でした。