べにや民藝店さんでの作品展、みなさまありがとうございました。最終日の6日は家族の通っているデイサービスからの送迎車からの受取の関係で、午後3時までしか会場にいられなかったので、その後の経過についてはまだ把握しておりません。会期は過ぎましたが、これから会場内に展示していた古い今戸人形などをしまいに行く予定です。
最終日前日に、歌舞伎好きつながりの方が来場くださったついでに貴重な情報をくださり、こころ踊りました。お勤めされている越谷での蛙の鳴き始めがあったということなんです。昨年もバスの停留所から携帯でライブ音声を聞かせていただいて、その後、越谷へ行ってみたのですが、時既に遅く?まったく声は聞こえませんでした。夏場に見沼田圃数か所へ出かけ、実際蛙たちの姿を確認したのにまったく鳴き声は聞こえず何故なんだろうという感じでした。
実体験では例えば父の故郷である山形では、夏の盛りでも合唱するのが聞こえたし、埼玉でも例えば栗橋と加須のあいだ一面田圃というところで夕暮れからものすごい合唱を耳にしました。昨年の夏の見沼田圃はなぜなんだろう。ただ、夏に現場で見かけた蛙たちは思い出してみるととても小さな姿の子たちばかりで、ひょっとすると春に生まれたおたまじゃくしが蛙になったばかりだから鳴かなかったのだろうか、つまりその親たちの春の営みの時期こそ大事なのだろうと考えていました。
今日早速、昨年夏に訪ねた、さいたま市見沼区の「見山」の田圃へ行ってきました。JR北浦和駅前から市立病院ゆきのバスの終点から少し歩いたところ。黄昏時で、さいたま副都心のビルが遠くに見えます。
見沼代用水東側の水路。橋から川下である東側を観た風景です。
昨年の夏、蛙の姿をみた辺りは既に真っ暗。畑だらけのところなので、足元を照らす電灯など全くないところで、空の明るさで足元が見えるという感じで、最近東京ではあまり体験できない暗闇です。わかったことですが、昨年「ひつじ田」になっていて、蛙を姿を観た水田は今年は水をひいていないので、湿り気がなく、蛙が住める環境にはなっていないようです。しかし、暗闇の中、合唱ではなく、ソロの鳴き声は聞こえます。
さっきまでしきりに聞こえたひばりの声も日が沈んでやみ、ときどき蛙のソロが聞こえます。
真っ暗闇を歩くというのも最近ではあまり経験しないことなので、それだけでも堪能しました。浦和の三室にはその昔スイミングスクールがあって小学校3年から4年くらいまで通っていました。この辺りその近くで、途中バスからスイミングスクールがあったところの景色も見えましたが、随分変わったものです。それも当たりまえ、45年以上経っているのですから、、。それにしてもまだこうした暗闇が残っているというのは貴重です。近いうちに、昨夏蛙の姿を確認した場所2か所を改めて訪ねてみようと思います。