東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

すくすくと、、、(お知恵拝借)

2014-04-20 20:18:27 | 日々

P1010040 十五夜さんの部屋の物干しに鉢植えもお天道様を浴びて、日々背丈の競争のように茎や葉を広げています。肌寒く感じる割には、例年より育ち加減が早いような気がするのですがどうでしょうか。限られたスペースなので背丈の高い植物と低い植物の間に勝負がついてしまいます。小さな鉢の子をどうやって日向に出してあげられるか、悩みます。

 それと悩みのもうひとつは、みかんやはっさく、ぽんかんにオレンジなどの柑橘系の果物の種を捨てるのが気の毒で、土に撒いていたものが、次々に芽を出す、そして山手線状態になることです。さくらんぼやぶどうや柿の種もそうです。我が家で確保できる日向に限りがあるので、都市緑化とか言われている昨今なので、どこか公園でも学校の植え込みでも里親になってくれるところがあれば、芽を間引いてそういうところに根づかせてもらうことができないものか、、?

どなたかよいお知恵をくださる方いらっしゃいませんか?自治体などで、緑化のための植樹大歓迎とか植樹のための圃場とかあったらよいのですが、、、。 とにかく広いところに移してあげたいです。

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そうこう考えているところで、膝に乗ってくる十五夜さんです。腎臓用のごはんにも慣れ、それなりに食べてくれますが、いくつかのメーカーの製品の中でもはっきり好き嫌いがあるようです。もともと大きな体ではない十五夜さんですが、腎臓サポートごはんやおやつなし生活に入ってからちょこっと痩せたような気がします。

おやつあげたいけれど、体によくないと聞いては気の毒でもあげられません。


花冷え

2014-04-20 19:59:54 | 日々

P1010042 八重桜も盛りを過ぎ、いつの間にか街角や公園は春の草花でいっぱい。街路樹の花みずきも盛りを越しつつあるようです。一青窈の歌も好きですが、花も清楚できれい、青葉も楽しめ、紅葉も綺麗で赤い実も楽しめる樹木ですね。

 公園の花壇にはチューリップのマスゲーム。いつの間にかつつじも花開き(でも何故かつつじの花をきれいだと感じられません、、、えびせんべいみたいなかさかさ感のせいでしょうか。)山吹も花をつけていますし、藤の花房までもうついています。土手や空き地には貧乏草(不吉な草だと言われていますが、花自体は子供の頃から好きです。だから今もこうやって貧乏なのでしょうか。)たんぽぽやカラスノエンドウも盛り。

 草花が咲誇ってきるのに何故か寒いですね。

さすがに水に手をつけても痺れるという寒気ではないので、既にもらってきた泥を攪拌してどろどろにして水簸にかける作業は毎朝行っていますが、仕事場の中での土いじりでは、ついストーブをつけてしまいたくなるほどです。

仕事場は住処ではないので、作業の間の暖房と膠や泥絵の具を湯煎にかける時のコンロくらいしかガスは使わないはずですが、この1月~3月のガス代の請求はちょっとびっくりしました。そんなわけで冷房が必要になる季節までは自然な室温で何とか無駄遣いないように、と思っている矢先の肌寒さ。袖なしのダウンベストを着て土いじりをしている毎日です。


すかんぽ

2014-04-10 01:09:03 | ご近所

P1010035 久しぶりに天気がよいので粘土採りのため遅めの昼食を自転車で川口まで食べに行ってきました。土手には残りの桜や芽吹いた木々が見えていかにも春といった風情です。

 土手には「すかんぽ」の葉っぱもあちらこちらに葉を広げています。図鑑などでの正式な名称は「ギシギシ」だったと思いますが、家の父は山形出身で昔この草を「馬のすかんぽ」と呼んでいて、それを憶えてしまったわけですが、山形以外では別の呼び方があるのでしょうか。

この草の茎の部分をかじってみると酸っぱい汁がたっぷりと溜まっていて、喉が渇いたときこれをかじって汁を吸えばよい、と教わりました。

この酸っぱさ、最近は日本でも時折売られている英語の「ルバーブ」、ドイツ語の「ラバーバー」の酸っぱさに似ているような気がすのですがどうでしょう。ただ見た目では同じ種類の植物ではないかもしれません。昔ドイツではじめて「ラバーバー」を食べたとき、農家のお母さんは、これは果物だと言っていましたが、見た目は日本のフキのような茎だけ赤っぽいものでした。茎を小さく刻んで砂糖に一晩漬けておくと、ピンク色のジュースのようになり、味は白桃のような感じになるのです。ラバーバーはジャムのようにして瓶詰めで売られる以外は露天のマーケットなどで季節に手に入るだけです。 話は脱線してしまいましたが、すかんぽも酸っぱい汁なので、ラバーバーのように砂糖に漬けたらどんなだろう、、と思い、今度実験してみたいです。

川口から赤羽への帰り道、荒川大橋から観た景色です。

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芝桜で植え込んだもののようです。植えるのが大変だったろうと思いますが、好みで言うと色がケバすぎるように思います。むしろ色の淡く見える桜の木々の色や柳の芽吹いた色、手前の芦の枯れた色のほうが目にやさしくきれいだと思いました。


大地の恵み

2014-04-10 00:46:06 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010033 昨日やっと発送すべき2件の人形たちを塗り終わり、本日発送できてほーっとしています。そのうち一件は豊川市の雑貨屋さん宛で、あとは無事届いてくれたら、、と思っています。

 仕事場のアパートから30mほどしか離れていないところの家の建て替えがあり、地面を掘り出しているので、例によってお願いして、重機の止まる昼休憩の時間にバケツとスコップを持って一往復でバケツ2杯、5往復してバケツ10杯分の土をもらってきました。今日は日差しも暖かく体を動かすと少し汗ばむくらいでしたが、いつでもどこでも掘れば粘土がある、というわけではないので、こうした機会にプールしておくことは大切です。現場の方にご迷惑おかけしないよう、土のドアップだけ撮影させてもらいました。これぞ東京隅田川流域の天然の土。この現場から隅田川まで200メートルと離れていません。 「大地の恵み」というと大げさな感じかもしれませんが、農作物だけでなく、こうして粘土も地面からのものなので、私にとっては「大きな恵み」です。


月遅れの雛

2014-04-03 17:18:10 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

P1010025 しばらくの間、更新しておりませんでした。とてもありがたいことで、土いじりの仕事で忙しくしていまして、感謝しています。土を掘ってくるのから、土を使える状態にしたり、そのあとようやく割型で抜いて乾燥、木地をきれいにしてから地塗り彩色とひとりでやっているので能率よくとはいきませんが、また昔あったものの種類を増やすということもやりたいことはあり、実際の手際にもどかしくなる程ですが、やりたいことやることがあるのはありがたいです。そのせいか、桜の満開のところを結構通っているのですが落ち着いて身に沁みるように心が枝に行っていない感じです。

現在のところ、個人でご依頼いただいているものとお店屋さんからご注文いただいているいるものを揃えているところですが、新たに自分としては身に余るありがたいお願いをいただいたものがあり、同時進行させています。

 奇しくも4月になり、今日はは月遅れの雛まつり。地方では昨日今日に飾ってりとこと思います。奇しくも画像の今戸焼の裃雛をご依頼のサンプルとして作っていたところです。これらあくまでサンプルなので、幕末から明治にかけての微妙な配色やパターンとして確認できる組み合わせで異なっています。今戸焼の雛といえば、こうした町人風の姿のものが数的にも圧倒的に作られていたもので、一般的なイメージにある古今雛風のものも存在したのですが、今戸の雛といえば、こうしたものが代表的なものだと言えると思います。千葉方面へ多く売られていったそうで別名「下総雛」または土でできた裃雛として「ドガミシモ」とも呼ばれていたそうです。

 裃雛は以前から手がけていますが、今回は特に女雛の頭が島田のようなタイプのものを作っています。これらのサンプル全てご依頼くだったところへ持っていき、色のパターンをどれにしたらよいか決めてもらいましたので、これから本番でたくさん作るよう割型を用意していきます。

画像の雛以外の人形も同時進行していますので、ご依頼くださった皆様、出来上がるまでお待ちください。