東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

今戸人形「口入稲荷のおはらごもり」(鈴木 たつ 作?)

2010-10-20 01:05:28 | 今戸人形(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010878_2 高さ3センチほどの小さな狐の土人形です。

戦前の有坂与太郎の著作によれば、「例年初午の際に口入稲荷から授与されるもので、婦女子が帯上げ等に入れて所持すると子供を授かる」と言われていたそうです。

作者は今戸、長昌寺前の「鈴木 きん」や娘の「鈴木 たつ」であると述べられています。

母の作なのか娘の作なのかわかりません。感触的に「寒紅の丑」に似ていませんか?

戦後は授与をやっていないのではないでしょうか?

趣味家の発案で戦後一時的に授与を復活したことがあるようなことを聞いたことはあるのですが、、。


電話ボックス

2010-10-20 00:44:34 | ご近所

2007_0101_000000p1010871 うちのワンちゃんといつも通り過ぎる道すがら、気がつかなかったのがこの現状。

この花、「エンゲルストランペーテ」というんだと昔ドイツで習った憶えがありますが、大きくなるんですね。すっかりボックスに凭れかかっています。ここから電話をかけるのも面白そうです。

この花、はじめて見た時、「華岡青州の妻」に出てくる「チョウセンアサガオ」によく似ているな、と思ったのですが、同じ仲間なのではないでしょうか?そうだとすれば、結構毒があるのかもしれません。「チョウセンアサガオ」の実は小説の中でも麻酔に使うくらいで、薬効もある代わりに結構毒だと聞いたような、、、。

この「トランペット」の花、昔はあまり見なかったような、、。この数年ではないでしょうか?はじめて見たのは10年以上前にドイツで見ました。

面白いのはデザートの「ティラミス」も日本でもう何年も前からどこでも売ってますが、それ以前はコンビニなんかで売っていなかったような気がします。はじめて食べたのはやっぱりドイツの友達の家。「モッツアレラチーズをトマトに挟んで食べた」のも然り。

やっぱり流行というのは西風と一緒に吹いてくるものなんでしょうかね。


今戸焼(34) 小振りの火鉢

2010-10-20 00:20:04 | 今戸焼(浅草 隅田川)

2007_0101_000000p1010876 口径約19センチ。一見して植木鉢のようにも見えるのですが、底に穴がなく、肉厚なつくりです。

かなり傷んでいますが、表面を磨いて、べんがらを施してあります。べんがらの残っている部分はほのかな光沢があり、内側には垂れたべんがらが見えます。

底裏には高台があり、熱が直接台面に伝わらないようにしてあるのでしょう。

べんがらによる漆仕上げの手あぶりや火鉢など以前に採り上げましたが、この火鉢などそれらに比べると大衆品のような感じがします。

この火鉢にべんがらを塗るのに、つなぎに何を使ったのでしょう。やはり漆でしょうか?