東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

カントウタンポポ もどき?

2020-03-25 12:15:16 | ご近所

 すっかり春の草花たちも花開いて咲き競っている風情です。
 なかでもタンポポはどこを歩いていても必ずといってよいくらいに目に入るかわいい花ですが自分がまだ小学生だった昭和40年代後半くらいから昔ながらのカントウタンポポと外来種のセイヨウタンポポとがあり、年々カントウタンポポが少なくなっている、という話を聞いて、道端のタンポポのガクの様子を確かめていました。

 今では町中で見かけるタンポポのなかにカントウタンポポをみることはまずなさそうで四ツ葉のクローバーをみつけることより数倍難しいのではないか、と思っていたところが十五夜さんが我が家にくる以前、黒ラブのダンちゃんが元気で一緒に散歩をしていた近所の区立運動場のトラック脇の土手にセイヨウ種のガクとは明らかに違うタンポポの群生をみつけました。

 ガクの外側の一列が外にめくれるセイヨウタンポポと異なってガクがめくれず全部固まってあるので「カントウタンポポか!」と胸ときめいたのですが、ネットを検索したらガクがカントウタンポポ風に固まっている外来種が最近みられるようなことが書かれていてがっかり。
 しばらくあのタンボポのことは忘れていたのが先日また気になって件の運動場の土手へ行ってみたら前より背丈が縮まって地面にへばりつく風情ながらまだ数株残っていました。これらカントウタンボポなのか、それとも似ているだけの「もどき」なのか、くわしい方からご教示いただきたいものです。

カントウタンポポ もどき?

2020-03-25 11:34:03 | ご近所

 すっかり春の草花たちも花開いて咲き競っている風情です。
 なかでもタンポポはどこを歩いていても必ずといってよいくらいに目に入るかわいい花ですが自分がまだ小学生だった昭和40年代後半くらいから昔ながらのカントウタンポポと外来種のセイヨウタンポポとがあり、年々カントウタンポポが少なくなっている、という話を聞いて、道端のタンポポのガクの様子を確かめていました。

 今では町中で見かけるタンポポのなかにカントウタンポポをみることはまずなさそうで四ツ葉のクローバーをみつけることより数倍難しいのではないか、と思っていたところが十五夜さが我が家にくる以前、黒ラブのダンちゃんが元気で一緒に散歩をしていた近所の区立運動場のトラック脇の土手にセイヨウ種のガクとは明らかに違うタンポポの群生をみつけました。

 ガクの外側の一列が外にめくれるセイヨウタンポポと異なってガクがめくれず全部固まってあるので「カントウタンポポか!」と胸ときめいたのですが、ネットを検索したらガクがカントウタンポポ風に固まっている外来種が最近みられるようなことが書かれていてがっかり。

 しばらくあのタンボポのことは忘れていたのが先日また気になって件の運動場の土手へ行ってみたら前より背丈が縮まって地面にへばりつく風情ながらまだ数株残っていました。これらカントウタンボポなのか、それとも似ているだけの「もどき」なのか、くわしい方からご教示いただきたいものです。

水簸(すいひ)3回目とビワの木ほか

2020-03-23 22:59:34 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 このところよい天気が続いていて、一昨日沈殿の様子をみながら上澄みの水を取り除いたところへさらに篩にかけた泥しょうを注ぎ込んで寝かせていました。今日の午後は気温が下ってうすら寒い感じですが晴れていたのでバケツの中を覗けば沈殿しているので水簸の続きをしました。

 沈殿を待って、あと2回か3回注ぎ足して、しばらく寝かせてから沈殿の嵩をみていきます。
 バケツの上に年々ビワの枝が傘のようにさしかかってきました。
 年明け頃花がついていたのがいつの間にか実がついています。もともと食べたビワの種を埋めておいたものが育ったもので、しっかりした土壌であればもっと大きな木になっていることでしょう。気の毒ですがプランターです。

 まっすぐ立った若葉の姿も色もおもしろいですね。バルタン星人っぽくありませんか?

 ついでに他のプランターに埋めておいた柿の種のその後。若芽を吹いています。

 それにつけても悲しいのは、昨年夏に入院中に枯らせてしまった柿。退院後大きな鉢に移してゆったりと水やりしていましたが、芽を出してはいません。大鉢の上に乗っているインスタントラーメンのカップの枝と向こうの小ぶりの素焼き鉢のはどちらかがサクランボでどちらかがラフランスだったと思います。真ん中の柿が芽吹いていないのが申し訳ないです。入院さえしなかったら、、、、。

この柿の枝先、小さな固い目い芽らしきものが見えますが枯れてしまう前のものだったか、、、。

水簸(すいひ)はじめ

2020-03-19 23:04:02 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 予報で今日日中はかなり暖かくなる、と聞いていたので年明け以降はじめての水簸をやろうと思っていました。今まで素手で中腰で作業していたのですが、体調に恐がりになっていることもあって風呂用の腰掛けとゴム長めの手袋を用意しました。

 近くから採ってきた土をふやかしているバケツ。これを撹拌して水簸にかけます。

 撹拌した泥しょうを篩(ふるい)にかけて沈殿させているバケツ。今日はおおかたいっばいになったので作業はここまで。明日あさってには半分くらいまで沈殿するので、上澄みを取り除いた空きスペースにまた篩にかけた泥しょうを注ぎ足します。

 

 今年に入って火入れを作る機会が比較的多かったので使う土の量が多かったので水簸済みのバケツがほぼ空になっていました。吸水鉢に寝かせてある分はまだ数鉢くらいありますが、とりあえず今日水簸の作業を再開できて安心しました。


彼岸の入り

2020-03-18 00:19:57 | 日々

 今日からお彼岸。雨の心配もないので、今戸の尾張屋さん(最後の生粋の今戸人形の作者であった 尾張屋・金澤春吉翁 明治元年〜昭和19年)のご墓所へお参りをはじめ自転車でかなり回ってきました。他の野暮用もバッティングしてしまったのですが、何よりもお参りが大切なので朝早々に家を出て今戸に向いました。急いでいたのでいつもお供えの花を頼んでいる北区神谷の花屋ではなく、途中、下谷の小野照崎神社近くの花屋さんでいつもと同じ予算で作ってもらったのですが、花屋さんで同じ予算で頼んでも嵩というかボリュームがこんなに違うのか?と思いました。お寺さまでお線香といっしょにいただいた「しきみ」を一緒にお供えしていますが、いつもにくらべて盛が良くない気がして尾張屋さんにお気の毒な感じがしています。その代わりでもありませんがお掃除は余計にじっくりさせてもらいました。

 お参りの後の野暮用というのは生まれてはじめてのことなのですが錦糸町にある警視庁の交通何とかというところへ「出頭」ということでした。あんまりうれしい話でもありませんが、錦糸町へ行く機会もありませんから、行く理由になりました。

 その代わりにうれしかったのは道すがら家を壊した更地でお天道様を浴びて染付の破片がキラキラしていたのでながめていたら、やっばり落ちていました。どろめん。

 ♫人生楽ありゃ苦もあるさ〜♫ の反対ですね。染付の破片も時代巾があって印判手もあれば初期伊万里風の色味のようなのもあったのですが専門ではないので…。

 錦糸町から両国まわりで神田に出て、古本でも…と思っていたのですが朝食以降何も食べていないし、おいしそうな店が山ほどあっても体に毒な気がして三味線堀、佐竹経由で湯島に出て、不忍池、根津、谷中、駒込、滝野川経由で帰りました。咲いている桜もいいけど若葉の柳がきれいでした。


煮出し(きはだ)

2020-03-16 22:27:17 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

きはだの煮出し汁が残り少なくなってきたので、新しく煮出します。

 漢方薬の黄柏(おうばく)です。

 

 鍋で煮出しています。

 一回目の煮出し汁を茶漉しにかけて、冷ましたら瓶に移して冷蔵庫で保存します。もったいないのでチップはまた煮出して二番汁、三番汁と何回も鍋を火にかけます。

 煮出したての汁では発色が弱いので、希釈しておいた汁に混ぜて早速人形に塗ります。嘉永安政風の丸〆猫(まるしめのねこ)や本丸〆猫(ほんまるしめのねこ)、招き猫のぴいぴいなどに塗っていきます。よだれかけの縁の色は10回くらい重ねて出した色です。

 残りもったいないので一文雛の女雛の地塗りも済ませて使い切りました。冠と檜扇の部分は泥絵の具の黄色です。きはだは地塗りであとで上に蘇芳(すおう)を重ねて塗ります。


王子 扇屋の玉子焼き

2020-03-07 22:04:46 | おいしいもの

 昨年の入退院を通して最近は食事飲み食いには臆病になっていて、三度の食事は炭水化物や糖分、塩分の摂り過ぎには注意していて食べなくなったのが中華、スイーツ、肉料理、西洋料理などで、自宅では水炊きのように鍋で煮炊きした野菜とお食い初めみたいな小さめの茶碗によそったご飯と豆腐と海藻を載せたサラダというパターンがほとんどです。外で食事の場合、以前だと中華とか松屋の牛丼プラス生野菜というのは控えてもっぱら大戸屋のカロリー表示のあるメニューから選ぶか寿司屋でマグロ丼とサラダか廻る寿司屋でこわごわ数皿というのがほとんどでしたが昨今の心配で外で食事も怖くなってきて、ダイエット甘味料で酢飯を作り、買ってきたネギトロや切り身で寿司の代用にしています。ただ寿司屋で味をしめてしまった厚焼き玉子の蒸し物の代用がわすれられず、激安の食品店で200円ちょいで一本で売られている玉子焼きを買ってきて蒸し器でで蒸して食べたりしていました。ただたびたび同じのを蒸しても寿司屋で食べたような淡白さとは違うので特売品ではない玉子焼きも試してみたいけれどデパ地下か築地まで遠征という根性云々考えていたところ灯台下暗し、王子の扇屋がすぐ近く、早速自転車で出かけてきました。

 王子は上野や神田、銀座方面に出かける場合必ず通るところなのですが、関東ローム層の高台に上る楽なコースで王子稲荷横の稲荷坂を半分上って王子神社前を抜けて音無橋を渡って飛鳥山前ということがほとんどなので王子の駅前から音無川(石神井川)沿いの権現下(王子神社下)というのは久しぶりです。下から見上げる音無橋。御茶ノ水の聖橋によく似ているでしょう。

 子供の頃は昭和40年代で公害だ何だで川が一番汚かった頃で画像のようにきれいに整備されて親水公園になったのはあとのことですが、もともとこの谷の流れ沿いに「海老屋」や「扇屋」など料亭が軒を並べていたところ。

 

 谷底から見上げた権現(王子神社)の大銀杏。

 そして流れの右岸似て見えるのが落語「王子の狐」にでてくる料亭「扇屋」のビル。まだ小さかった頃の記憶では建仁寺風の垣根で囲まれた日本家屋だったような気がするのだけど…。

 権現真下側の通りに売店があります。このビルが新装なった頃は一階だったか2階だったかが料亭「扇屋」でいかにも敷居が高い雰囲気で我々貧乏人には恐れ多い感じだったのがいつからかお家の事情のためなのか、ビル内はぜんぶテナントが入って扇屋さんはこうして店売り専門になりました。自分にとってはこのほうが買い物しやすいですけどね。

 「厚焼き玉子」¥1300と記されているのが一本分で¥650は半分。包装も違ってきます。

 家に帰ってふた切れ食べてから撮りました。結構甘いかな?とも思ったけれどしつこい甘さではなく、飲んだりお茶のお供にはよさそう。玉子焼きの折はスチロール製だけど蓋は経木。包装紙の下、折をハトロン紙で包んであるのもへ〜っという感じ。折の中玉子焼きを包んであるのが極薄の経木。やっぱり一本¥200ちょいのとくらべれば玉子感たっぷりと言ったら失礼かどうか…。でも昔は砂糖なんて贅沢だったというからこの甘みこそ贅沢な味だったのだろう、とも思いました。

 ちなみに落語にでてくる玉子焼きは「釜焼き」といって鍋の直径のある円柱状のもので要予約3日前までで、お代¥4000ちょいということで今度改めて味見してみたいと思います。お酒が入って味が違うそうです。普段の食事では魚卵も含めて卵はあまり食べないのですが、たまのご褒美として注意しつついただきます。