昨日の雨とうって代わり今日はよい天気で暖かく、待ちに待った屋外作業のできる日。沈殿サせていた水簸(すいひ)済みの泥しょうの上澄みの水を取り除き、沈殿していた泥を吸水鉢に移します。
その前に吸水鉢で寝かせていた粘土を外に出します。この粘土こそが人形の材料となる江戸前の土です。各地の名産物の生まれたストーリーに違わず、今戸焼、今戸の土人形は荒川、隅田川の土があったからそれを材料として生業とする人々が現れたわけで、その根拠となった土を材料として作ることに意味がある。今戸人形の再現に東京の土、「江戸前の土」を使うことに意味がある。そう信じて作業しています。
今吸水鉢に移した泥しょうは時間をかけて水分を除いて粘土になります。
余談になりますが、「江戸前」という言葉。たしか今話題の大河ドラマ「べらぼう」にも登場する平賀源内さんが使いはじめた言葉ではなかったでしょうか?戯作「神霊矢口渡」の中ではなかったか?勘違いでなければ…。
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