東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

窯入れ2回目

2022-06-06 23:28:37 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 この数日天気がよくありません。

今日は明け方頃から既に雨音の途切れる時がなかったようなので、外に出るこもできず、型抜きして室内干ししておいた人形を窯に詰めて最近での2度目の素焼きをしているところです。今回は招き猫の火入れやおかめの火入れが多いので一個あたりの炉内の占有が大きく、小さいものからひねり鳩くらいのものは火入れに詰めて、丸〆猫くらいのサイズのものは火入れどうしの谷間隙間に逆さに噛ますように積んでいます。炉内が500℃に達するまで、水分を逃すために蓋を半開きにしているので窯の周りも暑くなり、天気が悪いので室内干しの洗濯物いくつかを窯の真上を避けて吊るしています。

 おかめの火入れは3月の松屋銀座さん向けにはじめて頬かぶりに豆絞りの模様を描いてみましたが、他にもいくつかやってみたいパターンを試してみたいとも思っているところです。

 昨年中は大河ドラマに宛てて渋沢栄一翁のビリケンさんと王子の狐さんを抱き合わせた貯金玉を王子のヤマワさんにお渡ししていましたが、際も過ぎたと思ってていたところ、いくつか追加がきたので焼いています。

 新登場の支度もありますが、今焼いているもの彩色と納めが最優先で他にも各地のお稲荷様から頼まれている狐、個人の方々やお店屋さんからのもののお約束もありお待たせしています。すみません。🙇‍♂


ながらくの御無沙汰

2022-05-28 02:28:18 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 前回は確か信州中野の雛市のお知らせについてアップした以来ではないかと思います。この間作業はしていなかったのではありませんがおなじ水簸(すいひ)ばかり繰り返していたり、連休中に歯科由来のことで熱が出て顔が腫れて寝込んでいたりで張り切っていたほどには作業できていないかも知れません。

 新しいものを起こす途中のものもありますが、何よりもこれまでお呼びをいただいている方々向けにもお渡しすべきものを早く仕上げるのも意識しているもののお待たせして申しわけないです。お待たせしている皆様どうかお時間ください。

  

 


つかみどこのないお知らせ②(松屋銀座)

2022-03-16 15:57:09 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

先日お知らせした追加です。本日から会期なのですが、搬入してくださったべにや民芸店さんがご提供くださった画像を貼らせていただいています。べにや民芸店さんのサイトへのリンクも貼らせていただきます。

べにや民芸店さん→

松屋銀座さん→

ちょっと不思議ですが銀座の大店さまが、町内の激安八百屋の叩き売りでもあるまいし期間ぎりぎり特設の案内を出すなんて 、♪ハハノンキだね〜♪


豆絞りの手ぬぐい

2022-03-13 23:35:18 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 

 おかめの火入れは以前から手がけていますが、頬被りの手ぬぐいのところに豆絞りを描くのははじめてです。尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)のお作りものらしき火入れで、蛸足絞りの描かれたもののパターンを意識して描いていましたが、今回はじめて挑戦しています。古い錦絵にはどちらも描かれています。

 こうきっちり描くと窮屈かどうか、、、。右側の蛸足のほうがさっぱりしてると感じているところですがどうでしょうか?

 はじめての豆絞りですが、今後も試行錯誤していきたいと思います。

(2枚目の画像向かって左が豆絞り、右が蛸足絞りです。)

 


つかみどころのないお知らせ(松屋銀座)

2022-03-07 19:02:31 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)


 「つかみどころのない」というのは、主催サイトへのリンクがなく、催事についてのチラシなり印刷物が手元にない何とも心細いお知らせだからです。今月16日から今月いっぱい、松屋銀座店7階の生活食器売り場の隅に臨時スペースを設けて、拙作の人形を並べていただく、という主旨のようで、
上の丸〆猫(まるしめのねこ)の画像とともに、顧客配布の冊子に掲載されているとのこと。その記事を画像でいただけないかお尋ねしたのですかが、即判断できないとのことで残念でした。
 ネス湖にネッシーが現れるとさ…レベルでしかお知らせできませんが、当たるも八卦当たらぬも八卦でお出かけいただければ幸いです。
 
 大学を卒業して直後の職場の先輩から「吉田くんはうなぎのようだ」と言われました。そのこころは「ヌルヌルしてつかみどころがない」

 

久しぶりの割型

2022-02-18 06:20:11 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 鉄砲狐ですが、この割型たちはお役目を終わり、久しく棚の中に眠っていたものです。というのも以前は三社様の裏の被官稲荷さまへお納めするために作っていたもので、事情あってうちからのお納めを終え、使うことなく眠っていたもの。べにや民藝店さん他にお出ししている鉄砲狐の型は昔の今戸焼の色のとれた人形をお手本に原型を作ったもので顔は尖って彫がしっかりしていますが、被官さまにお納めしていた型は神主様のご希望でもっと太らせてほしいということで、わざと太らせ形を鈍くしたものなのです。
 現在、被官様に並んでいる狐はおそらく拙作のをもとに、京都の業者さんが鋳込み成形で作られているようです。
 さて、最近、埼玉県のとある稲荷神社から少量ながら奉納用の鉄砲狐製作のご依頼をいただき、先方さまは形にはこだわらないということなので、眠っていた割型を思い出し、このタイプであれば、たくさん眠っているのでこれでよろしければ、早くできる由お伝えしたところ、それでもよい、ということなので棚から降ろして抜き出しています。自分の好みで太らせたわけではないので、外に出す機会もなく、割型たちには気の毒に思っていましたが、あくまで授与奉納目的の本来の役割で出ていく狐も喜んでいるこもしれません。
 例えていうなら、京王線や東横線で昔走っていた旧型車両が地方鉄道で新たな役目を担って旅立つような感じでしょうか。

座虎

2022-02-08 14:40:09 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 急ぎの催事向けの人形がとりあえず送り出せたので、それ以前にやりかけていた頼まれていたものの続きと後の催事向けの支度を進めていきます。

 座虎は年末に素焼き、地塗り、そのうえにうこんやキハダの煮出し汁を塗り重ねて黄色の発色をすすめていますが、何度も重ねてやっとこんな感じです。一刀彫風の虎は合成染料の黄色を使うのど重ねても2回くらいで発色します。

一文雛

2022-01-30 03:53:06 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 毎年この時期は2月の催事向けに一文雛を作ってお送りすることになっていて、パニックになっています。先方から頼まれたのは、年の瀬以前だったので、普通なら十分間に合うはずが、昨年中の納品の山を片付けて、これからというときに、女雛の割型が行方不明でいくら捜してもみつからず、男雛は素焼きまで運んだのに、やっとみつかったのが今月20日頃。いそいで抜いて、乾かして素焼きできたのが先週。今彩色を急いでいます。
 とはいえ女雛の衣部分には植物の煮出し汁での重ね塗なので、キハダの汁で黄色くさせるのに8回くらい乾かしては重ね、画像のふたつはキハダの上から蘇芳(すおう)の煮出し汁を3回重ねたところです。赤みを出すまでさらに重ねていきます。
 
 同時に玉台の繧繝(うんげん)模様をつけています。

寒中水簸(すいひ)

2022-01-03 14:43:19 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)
 新年3日目。昨日作業着屋で屋外作業用のスウェットなるものを買ってきてその上に重ね着して玄関前での水いじり。 
 寒中水泳ならぬ寒中水簸です。重装備なので身体は寒くありません。
 大晦日に空にした第2沈殿バケツに第1バケツから上澄みを除いて沈殿させていた泥しょうを移しました。
 空になった第1バケツに撹拌用のバケツから篩にかけ、不純物を取り除きながら溶かした土を流し込みます。ここで厚手のゴム長手袋をして手を水に入れて撹拌しますが、冷たさがゴム越しに感じられ、痺れて指が動きにくくなる感覚です。
 画像向かって右が撹拌用のバケツ。左が第1沈殿バケツ。作業中は手袋をして泥だらけですからカメラをいじることができず、バケツが満タンになって、手袋を外したところで撮影しました。作業が終わればバケツに蓋をして寝かせますが、2日3日すると、左のバケツの沈殿が進み、透明な上澄みを取り除くことができ、空いた空間に撹拌した溶かした土を加えて再びちんでんを待つ繰り返しです。
 とりあえず吸水鉢の中身は水を抜いていてある程度固くなれば練ってから寝かせてから使うことができるうえ、沈殿バケツの中身も上澄みを除きながら濃度を高めてから吸水鉢に移す循環なので、今日の作業で当分安心です。

私のサイトへのリンク(WEB開催 北区伝統工芸展)

2022-01-02 16:22:39 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 年が開けました。今年こそおだやかで健やかな一年でありますよう、皆様にお祈りいたします。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
 年が開け、昨日作業をはじめましたが、昨年の続きの型抜き成形でした。使える粘土が残り少なくなっているので水簸(すいひ)の作業をしなければなりませんが、折からの厳しい寒さのなか、無防備に外気の中での作業で体調を壊して、入院になるのも心配なので、防寒対策を支度しているところです。
 
 昨年暮れからWEB開催の「北区伝統工芸展」については既にこのブログでお知らせしていますが、当の本人が自分のサイトに辿り着くのも覚束ない感じだったので、リンクを貼らせていだきま、す。
 お時間ありましたらお寄りください。

大晦日の吸水鉢

2021-12-31 15:31:30 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨日、今年中の納めを全て済ませるつもりが、王子装束稲荷からの授与用の招き狐を包むべきサイズの透明袋が行方不明で、今朝包んで王子にお納めして晴れて年内の納めが完了。
 帰宅して気がついたのは土の補給。夏から今日までノンストップの型抜き成形から素焼き、彩色作業の繰り返しで、途中10月末頃掘ってきた地元の土を水簸(すいひ)にかけて沈殿させておいたのを最後に土づくりから離れていたので、すぐ使える土はかなり減っていました。水簸、沈殿させたあとの吸水鉢は空のままになっていたのがふたつ。その中にほとんど底ギリギリに残っていた泥しょうをうつしました。沈殿用の第2バケツは空に。

 新年の仕事のひとつは長いことできなかった水いじりになりそうです。ゴム手袋をしても冷たさに痺れそうです。外での作業なので寒さ対策も万全にしないと心配です。

納めの歳の市 浅草 羽子板市 2021

2021-12-19 12:52:20 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨年はコロナ禍のなか規模を縮小して行われたようですが、浅草橋の吉徳さんは感染予防の観点から本店内にて羽子板市風のアレンジで販売をされていました。今年は久しぶりに観音様の境内に露店を出され、拙作の人形も並べていただいております。今戸人形の発生や発展の歴史は観音様の境内を抜きにはありえなかったことで、今戸人形ゆかりの地というならば観音様と三社さまといっても過言ではありません。昔の姿の今戸人形をめざして作っているので、観音様のお膝元に並べていただけることは、人形のアイデンティティにもつながることで、こんなにありがたいことはありません。一年の〆でもあり、いちばん大切に支度準備をして臨みたいところです。
 ただし、現実には準備をはじめる前に締切つきの他への制作が山積して羽子板市向けの支度がなかなか早めにできない歯痒さがあり、今回も万全とはいえませんでした。張り切って準備していた
ものは並んだものより多くもっとたくさんあったものの、時間切れで日の目に出せませんでした。
 毎年悩むことですが、準備の時間をより確保して臨みたいところです。

 昨日2日目18日(土)に干支ものを近隣のお店へお持ちし、材料を手に入れる道すがら、吉徳さんの露店をお邪魔しました。TVへのご出演されている、林直輝さんが店番をされています。林さんは今戸人形にもお詳しい方なのでお客様へ拙作の人形についての謂れとか呪いとかご説明だいただけますし、大船に乗せてもらっている心持ちです。

 ひな壇の後にいらっしゃる林さんを撮らせていただきました。
昔の今戸人形で観音さまゆかりの種類をより充実させて羽子板市で並べていただけるよう頑張りたいです。

日本民藝館展 2021

2021-12-08 12:39:49 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)


 昨年はコロナのため中止となった民藝館展ですが、今年は感染防止対策の上開催ということで、いつもお世話になっているべにや民藝店さんに拙作の作品を出品していただきました。
 今日12月8日は公募作品の中からの入選作品と入賞作品の発表と表彰、その後講評会なのですが、今回は感染防止対策のため、会場内の人数制限があるということで、ネット上の開催と、会場内の予め予約者での開催だそうです。私は作業で手一杯のため、自宅にいます。

 毎回、出品した人形が選に入るか否か不安なものですが、べにやさんからのお知らせによれば、拙作のは9点選に入れていただいたとのこと。うれしいです。
 その内訳ですが
 ①丸〆猫(嘉永安政風)
 ②犬
 ③座虎
 ④天神
 ⑥太夫
 ⑤宝珠担ぎ狐
 ⑦鉄砲狐(佐野屋風)
 ⑧みみずく
 ⑨桃抱き童子
 以上です。
 民藝館展に出品する人々のあいだで言われる話で、「出品することは健康診断みたいなもの」と言われているのだそうで、拙作の人形9点も健康と診断されたのだと思うと嬉しいです。
 会場に行っていないので、実際の展示された様子はわかりませんが、べにやさんが出品前に撮影された個々の画像をご提供くださったので一部貼り付けます。
  
③座虎

④天神

⑤宝珠担ぎ狐
 
⑥太夫

⑦鉄砲狐(佐野屋風)

⑨桃抱き童子

 展示の公開期間は12月11日(土)から24日(金)までだそうです。
 忙しくて初日には出かけることができませんが、後半に手が空いたら観に行ってみたいです。




6:45am

2021-11-19 05:33:44 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 おはようございます。というか自分的には早く床に入りたいです。
昨日はカムカムエブリバディーの朝放送のあと就寝しました。生活リズムが狂っています。
 例年この時期パニクっていますが、今年は何でなのか、コロナで中止になった催事もあったのに春から慢性的に焦って作業して早く片付けようとしている割には溺れかけながら濁流にのまれて今日まで来てしまった…というような感覚。やる事がなくて困るよりやる事をいただいているのだからありがたいこと。そう思いつつも、例えて言うならNHKでやっていた山手通りに沿って西武池袋線、西武新宿線、地下鉄東西線、中央線、地下鉄丸ノ内線、京王線、京王新線、小田急線などを避けながらクニュクニュ上下進む首都高のトンネル。
 基本的には締め切りが迫っているものを最優先すべきですが、そればかりに集中していては、その後に続く締め切りのものをスッキリ片付けられなくなりそうで、最優先の色塗りをしながらも、型抜きをし、土が足りなくなりそうなので、吸水鉢のなかで寝かしていた土を練って、使えるようにする。また去年はコロナのためなかった屋外の年中行事が、復活ということで自分的にはいちばん大切に思っているところには大事に作ったものを出させてもらいたいから早くから慎重に作業したいけれど、締め切り早い方を終わらせないと…。それとそのあと、2箇所のお稲荷さまの授与品があり、また何軒かのお店に何ヶ月もおまたせしているものをお納めしないと…。
 毎年欲があって、年内にやりかけていた原型を少しでも形にして並べてみたい…。

 色塗り、粘土の型抜き、乾燥、窯入れ窯出し、ヤスリがけ…やるべきことがいっぱいなのを、何とかつつがなく済ませていきたいものです。
 
 寝る前に床に避難している人形たちを移動させて、寝る場所を空けて…😪