東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

二の午

2019-02-11 10:12:57 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨年の後半はいつもながら納めがノンストップで燃え尽きてしまった、のひとことでした。

大晦日の王子への納めのついでの装束稲荷さまのテントを覗いたら拙作の招き狐がまだ箱にならんでいたのでほーっとして帰宅。

その後年があけてから初午に向けて作ってお持ちするつもりだったのがお雛様で案外時間がかかってしまって画像にある分しか型抜きできませんでした。そして初午の日をうっかりしてしまいました。

 先日愛好家の方からメールをいただき、初午に王子に行ったが、欲しかった招き狐が売れきれと言われた由。

本当に申し訳ありません。とはいっても今川焼や鯛焼きのようにすぐに焼いてあつあつをお届けできるものでもなく、、今週二の午なのでせめて画像の分だけでも装束稲荷さまへお届けします。

(画像の招き狐の彩色は装束稲荷さまからの授与向けのタイプです。日本民藝館展に出品した際はきら(雲母粉)地にきはだと蘇芳の煮出し汁で彩色したパターンで民藝店などへ納めています。)

 

コメント

郷土玩具 雛の会(仙台 光原社)

2019-02-11 09:47:23 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 2月4日(火)より14日(木)より、仙台 光原社で「郷土玩具 雛の会」という催しがあり、各地の郷土雛が陳列販売されています。

私へも新年明けの5日に製作の注文をいただいていたのですが、旧年の疲れや体の痛みのため、受注が会期一か月前を切っていたのに加え、足腰のためのプール通いモードだったため、出だしが遅れて、先週末に人形をお送りした、という次第です。日頃から人形の作り置きはしていないので受注してから型抜きを始めるためすぐには発送できずご迷惑おかけしています。

 催事の様子(お店のサイトより)色とりどりですね。

うちからお送りしたものはこんな感じ。遅くなって申し訳ないです。発注をもっと早くいただいていれば動きもいくらか早くできたかも、、、?

コメント

孔あけ

2019-01-24 05:04:08 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 まだ摩利支天の彩色も終わっていないのに、なんで?と思われるかもしれませんが、次のお納め、次のその次のお納めの支度もしておかなければならず、特に型抜きや素焼きを先に済ませてからまた摩利支天に戻る方向でいます。特にお雛様の催事向けの納めは3月ではなくて、2月に開催されるので急がなければなりません。

 ひねり鳩は複数のお納めがあり、お雛様の催事からも呼ばれているので摩利支天のあとに素焼きでは間に合いません。

 昔の古いひねり鳩は生土に竹ひごのくちばしと両足と尻尾を挿し込んで乾燥させ、彩色してあるので、とても脆く残っているものが少ないのもそんな理由からだと思います。わが家には幸い??焼成窯があるので、本体を素焼きしてから竹ひごを挿し込んで組み立て、少しでも丈夫にと思っています。つまり2度手間にはなりますが、本体に予め竹ひごを挿して組み立てて、乾燥する前に竹ひごを抜き取ってから乾燥させ、素焼きしてからまた竹ひごを挿すという段取りになります。

 タッパーに入っているのは100均で売っているのり巻き用の簾をばらした竹ひごを短く切断したもの。これで仮の組み立てをして孔をあけるのです。この竹ひごは太目の小口が円形のものです。古いひねり鳩にはこうしたきれいな小口の丸い竹ひごは使われていないような感じで、竹を割いてできる小口の角ばったひごが使われています。

 予め孔をあけたところは乾燥とともに土が収縮するので孔自体の幅も狭くなります。素焼き後の組み立てには竹を割いて角ばった竹ひごを挿し込んで仕上げます。

コメント

思い込み強すぎ?の見立て

2019-01-18 12:26:11 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 まだ「摩利支天」で悩んでいて、ウォーミングアップ第二弾。

どこか遠くに出かけてみたい、枯れ草の香り、落ち葉の香りを思いっきり吸い込めるような森や林やせせらぎの畔に腰かけていたい、という思いとは裏腹に、昨年末までの体の疲れが悲鳴をあげているので、このところ近所のプールで毎日のように暴れているだけです。

 ということで欲求不満解消のため、色塗りをしてみました。一応「見立て」のつもりではしゃいでいるのですが、これ第三者につたわらなければ、ただの「自己満足」に終わってしまうのですが、、、、。

 最初のパターンは今はじめてではなくて出したことがあるパターン。

 二番目のパターン

 これだけ見てご推量いただけたなら嬉しさこの上なし。でも「何だこれは???」といった感じですかね。

 前方の書き込みでご推量いただけたら、、、。でも文字が下手。

さあ3番目のが「思い込みおもいきりぶっ飛んでいるのかなあ、、、、」とも。

 「いざ 言問はむ、、、、、」の人が詠んだ別の歌のつもりで、斑鳩の方面になってしまうのですが、、、。

 

コメント

鳩笛

2019-01-13 12:47:32 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今、遅まきながら摩利支天の猪を塗ろうとしていますが、いざ始めようとして、摩利支天の衣の部分で戸惑っていて足踏み状態です。たかが土人形なのだから有職的なものに厳密である必要ではない、と思いつつも、摩利支天のつもりに見せたいのがそう見えないのが不安という感じですね。かんがえあぐねていてばっかりで実行しないと、、、、。まずはウォーミングアップ的に何か塗ってみようと、鳩笛を塗ってみました。江戸から最後の今戸人形師であった尾張屋・金沢春吉翁(明治元年~昭和19年)作の鳩笛まで脈々と引き継がれていた典型的な今戸人形の鳩笛配色の1パターンです。頭を茶色(べんがら・酸化鉄)、胸から翼の付け根にかけて群青色、羽の先から尾までを墨の黒。群青色と墨の部分には「まがいの砂子」(真鍮粉)を上から蒔きます。このパターンの特徴として素焼きの地色を残して胡粉で地塗りをしません。

 木地である鳩笛の形状ですが、実をいうとこの形状は「なめ人形」式の施釉の鳩笛の再現用に起こした型に気まぐれに塗ったものなのでこの先、これ式の彩色用の彫のある鳩を用意していきますが、ここでは単に配色だけやってみたということです。小さな笛なので目は金色で点とかでもよかったかもしれません。もっと大きな鳩だと画像のような水色地に瞳を置く感じなのです。

 本来この型に施すべき下絵具に透明釉、上塗り絵具による加飾も昨年秋からいろいろ試しているところです。

今戸には鳩笛もいろいろたくさんあって、ひょっとこの顔とかかなりの種類のものがあったので今後やっていきたいと思います。

コメント

旧年最後のお納め(王子 )

2019-01-02 21:04:19 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 羽子板市のあと、吉右衛門丈一座の芝居へ出かけ、またシネコンなるものへ生まれてはじめて出かけたりもしましたが、作業のほうは連日朝6時すぎまでやっていました。大晦日の王子の「装束稲荷」から「王子稲荷」までの「狐の行列」が行われるので「装束稲荷の招き狐」と装束稲荷神社真向かいの「暮らしの器 王子ヤマワ」さんへの狐ものや丸〆猫の納めのためです。「装束稲荷の招き狐」の割り型が行方不明になって、結局支度できなかったのですが(同じ割り型で作るのですが、稲荷様授与向けのものと、日本民芸館店等向けのものでは彩色を違えています。)ヤマワさん向けにはやはり数点割り型がみつからずパニくっていましたが、割り型のあるものはご指定の数量は揃えて塗りました。大晦日の夕方までに店へ持っていくという約束をしていたのですが、ままよできたものは少しでも早くお持ちしたほうがお店の商機にも叶うのではないかと思い、できている分を晦日30日午後、残りを徹夜で仕上げて翌31日の夕暮れ時に運びました。画像は30日のものです。

 検品にならべているのは30日に運び込んだ分で、31日の納めではすでに店内がお客さんで込み合っていたので、渡すものを渡して(但し検品はしてもらって)そそくさと帰宅しました。その後Eテレの「第九」を聞きながら素焼きの人形の梱包をして王子の郵便局から発送してから赤羽駅前の居酒屋で年を越したというかくも長い日々でした。

 

 

コメント

発送のお知らせ(北区伝統工芸展 土人形型抜き体験者のみなさま)

2019-01-02 20:33:13 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 去る9月末開催の「北区伝統工芸展」におきまして私のブースで土人形の型抜き体験をされたみなさま、大変お待たせしましたが、定型外普通郵便にて12月31日午後11時30分頃に東京 北区 王子郵便局より発送しましたのでお知らせいたします。 体験当日に、お作りになった人形をお預かりして乾燥させ、素焼きしてから郵送でお送りする由お伝えしておりました。また、個人的事情で申し訳ありませんが、10月11月12月と干支の人形や催事、、例年のお店等へのお納めが続くため、12月になってしまうかもしれない由、口頭でお伝えしたつもりでおりましたが、北区役所産業振興課の方へ、11月中にまだ届いていないというお叱りの連絡が届いた由承っています。

 発送が12月になってしまうかもしれない由、おひとりおひとりに口頭でお伝えしたつもりでおりましたが、あるいは「12月」が抜け落ちていたケースもあったかもしれません。お叱りいただいた方には電話で連絡さしあげ(留守番電話でしたが)お伝えしました。

 12月はじめには素焼きは済んでいましたが、上記のように制作に追われてしまいまして、晦日、大晦日まで納めに追われていまして、納めが済んだところで、ちょうどNHK Eテレの第九の放送を耳にしながら。梱包しまして。10時半すぎ、地元赤羽の中央郵便局は夜間窓口が閉鎖されていますので、自転車には積みきれないため、タクシーで王子の中央郵便局まで発送した次第です。とりあえず12月中に発送するお約束ということでご了承ください。

 現在郵便局はまだ年始モードだと思いますので、ご近所の東京北区内、東京都内、埼玉、千葉県あての荷物も三賀日開け以降の配達になるかもしれませんがあらかじめご了承ください。一番遠方の長崎県の方、それプラス2日3日くらいでしょうか。お待たせしまして申し訳ありません。

 素焼きの人形をそのまま飾られるか、彩色されるかお好みですが、私が実際行っている昔の土人形の彩色のやり方ですと、初期費用が嵩みますから、身近で安価な材料で済ます方法を同梱のプリントで提案させていただいております。

まずは発送しました件、お伝えいたします。

コメント

今年もよろしくお願いいたします。

2019-01-02 19:12:46 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 年が明けました。今年もみなさまにとってよい年となりますようお祈りいたします。

 個人的には正月元旦は自分の誕生日でもあり、「また年をとってしまう(-_-;)」的な思いがあってうれしくありません。

旧年中は体力的な問題なのか、しんどかったです。特に師走の晦日と大晦日ぎりぎりまでどたばたしていたというのは、これまでで一番しんどかったような気がします。済まさなければならないものを片づけて時計を見たら。年越し30分前だったというのは今回はじめて。正月飾りも掃除もする余裕がなく。年越しそばも食べていません。 年越しまであと30分とわかったところで急いで駅前の居酒屋へ飛び込み、ハイボールとキャベツの塩コンブ載せで年を越しました。

 帰宅してパソコンを立ち上げたら、インターネットの接続ができない状態になっていて、未だ回復できず、仕方なしに「in ネット カフェ なう」でアップしております。(何か幸先悪い前触れでないことを祈ってしまいます。)

毎度年頭に思うことですが、こうして取り組んでいることで充実した年にしたいです。以前から原型起こしを手がけていながら、未だ日の目に出せていない人形もあまたありますし、また創作的なものへの欲求も起ってきています。ただ問題は体力と時間ですね。我ながら要領の悪い人間なので、物事途中で必ず躓きます。「七転び八転び」みたいなことになります。それでも限られた時間を思うように有効に使っていければ、と思います。

今年もよろしくお願いいたします。

追伸:現在インターネット接続ができない状況が続いており、連絡等リアルでお答えできません。ご了承くださいませ。

コメント (2)

羽子板市 2018 二日目

2018-12-19 22:51:06 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 初日は朝から雨が降っていたので、どうなるのだろうと案じていました。二日目、我が家のワンちゃんたちのお墓に用事があって、自転車で赤羽→舟渡→志村→本町→仲宿→西巣鴨→巣鴨→染井→病院→道灌山下→西日暮里→根岸→入谷→国際通りと経由して観音様にたどりつきました。羽子板市の露店の配置は去年まで同じだったのが、今年は全然違うところに並んでいるんですね。目指すは「吉徳」さん。自分のお納めしていた今戸人形が気になります。

 初日にお出かけになった方々の画像を観て心配していました。これまでは初日9時開始までに行列になっていて、丸〆猫(まるしめのねこ)が1時間そこらで売れきれてしまうので、多めに用意してください、という由承っていたので多めにお納めしましたがどうなんだろう、というところでした。実際二日目に伺ってみて種類によってまだ並んでいる人形もあるので、今年はあまり捌けないのかと思っていたのですが、一気になくならず、あとからいらっしゃるお客様にもお求めいただけるよう配慮されているそうで、売れていますよ、と聞いて安堵しました。干支の「瓜乗りウリ坊」は既に売り切れ、「てんてれつくの猪のぴいぴい」も売り切れでした。二本足で走るへんてこで地味な形なのでどうだろう???と心配していたのですが、忠臣蔵五段目を連想してお買い求めいただけたのかな?と思いました。

 今回の吉徳さんの位置は宝蔵門の斜めそばでした。門にかかる大草鞋は山形の楯岡(村山市)で作られて奉納されているんです。バラの花で有名な「東沢公園」の後ろの山の上で作られているんです。楯岡には割とご縁があって何度もお邪魔しているのですが、草鞋を編んでいるところはまだ、、。自分が山形生まれというわけではありませんが、亡父のふるさとであり、子供の頃から毎年のように夏休みを過ごしたところなので、「山形」と聞けば気になりますし、誇らしい気持ちがします。

 このあと食事時も過ぎた時刻だったので大黒屋に寄って待つことなしに中の天丼を食べて家路につきました。

コメント (2)

浅草 納めの観音 羽子板市 2018

2018-12-15 03:42:54 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 師走も15日過ぎ。時間の速さにびっくりします。

 昨晩 浅草橋のお人形の吉徳さんへ拙作の人形を滑り込みでお納めに出かけてきました。12月17日(月)・18日(火)・19日(水)の3日間、浅草寺本堂前にて恒例の「浅草 納めの観音 羽子板市」が開催されます。

おそらく例年のとおり観音様のお堂寄りの位置に吉徳さんの露店が出店され、あまたの羽子板の並ぶ一角に拙作の人形も並べていただくことになるかと思います。

 ここ浅草の観音様の境内こそがかつての今戸焼の土人形、今戸人形が鬻がれ、とりわけ招き猫の最古の記録となる「丸〆猫」(まるしめのねこ)が嘉永5年(1852)に老婆によって、鬻がれ大流行になったことは「武江年表」や「藤岡屋日記」また、広重の錦絵「浄るり町繁花の図」によって伝えられるところで、最古の「招き猫ゆかりの地」或いは「招き猫発祥の地」です。そうしたゆかりの深い場所で拙作の人形を並べてもらえるということはこの上ないよろこびです。隅田川沿岸の胎土を掘ってきて精製して形作った人形を作っていますから、そのゆかりの場所で江戸東京一番のお人形の老舗である創業三百余年の吉徳さんの露店で並べてもらえるということは、自分のやっていることのストーリーとして完結してもらえるという意味で何と贅沢なことか、、、。

 ここ数年の様子から、丸〆猫(まるしめのねこ)を中心に今戸人形の古型の招き猫、座り猫、鞠猫、火入れ、貯金玉、ぴいぴいなど猫もの重点を置いて作り貯めしました。それと来年の干支の亥(猪)「仁田四郎」「瓜のりウリ坊」「てんてれつくの猪のぴいぴい」などです。(「下谷の摩利支天」は時間が足らずまだ完成できていません。) それと歳の市ゆかりの「福枡」(「恵比寿大黒の縁起枡」)も数点。

 とりあえず運ぶことができて安堵しました。このところあまり睡眠がとれていないというか、ご飯も喉を通らない、、。ゆうべはノンストップだったので、吉徳さんからの帰り道、安堵で脱力状態というか、急に抜け殻になってふらついているという感じで、とりあえず、浅草の観音通りのジェラート屋さんで三色盛りを作ってもらって食べて、例のごとく絵ビラを撮って帰ってきて泥のように寝ました。ずーっと甘いもの絶ちしていましたが、今日だけは自分へのご褒美。甘酒とココナツミルクとピスタチオのジェラートがおいしかったです。

 せっかく浅草にいたのですが、疲れすぎておいしいご馳走を食べる元気がなくて、ジェラートだけ食べて帰りました。17日からの3日間。時間があれば吉徳さんの露店をちょっと覗きに行ってみたいと思います。

 お近くにお出かけの方、吉徳さんの露店にお立ち寄りくださされば幸いです。

 

 

コメント (2)

日本民藝館展 2018

2018-12-06 23:08:21 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 本日、日本民藝館にて、今年度の日本民藝館展の講評会、受賞者の表彰などがあり、連日の夜なべ作業のためへとへと状態でしたが全体会とお昼のお弁当まで参加して帰ってきました。

会場内に琉球張り子の豊永さんもいらっしゃっていてお弁当をご一緒させていただきました。場内の自分の作品に限って撮影は許可されているので撮ってはあるのですが、初日が開くまでは公表しないように、ということですので、日曜日以降にアップしたいと思います。

追記(12月10日)

 内容や画像については初日が開いてから、とのことでしたが、うっかりして遅れ馳せながら今日アップします。(ただ今、納めの作業で一年で一番の崖っぷち状態です。)

 結果(自分の出品分で)をいうと、今回出品4回目になりますが、これまでが嬉しすぎ、というか過分に評価いただいていたので、今回身の程の評価(地面に足のついた)だったのだろうな、という感じで、せめても入選があったというだけでもありがたいです。入選したものは3点。「口入狐」「羽衣狆」「鉄砲狐」でした。これらの画像は2階会場の入選作品の棚に展示されていました。

 上3点以外の残りの出品作は1点を除いて「準入選」の扱いで1階会場の準入選のところに並べてありました。

 「仁田四郎」の刀が、刃の部分を握って柄を振り上げている(画像では小さくて見えづらいですが)状態で展示されていたので、この状態で審査されたのか????と思いましたが、それが結果を左右するものではないでしょうね。前3回に同じ型のものを出品して選に入れてもらったものでも今回は準入選になっているものがありますが、毎回出品する人々の間で「健康診断」のように審査してもらうということなので、たぶん今回は気が付かないところで、私の心が健康ではなかったのかもしれません。体的には本当に疲れてへとへとですし、、、。また同じものを作っても、心が健康に戻れば希みはまだある、と信じたいです。

 今は次の納めに向け、とにかく早く済ませなければという感じで何とか気張っていかなければと思います。

コメント (1)

和田稲荷の鉄砲狐

2018-11-26 07:19:12 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨年の今頃を思い出せば、何倍も大変だったことを思い出します。被官様の件の巫女さまから言われていた数をぎりぎり揃えて急いで納め、これから干支や羽子板市向けの人形に取り組まなければ、、というところで巫女さんから9月に聞いていない数を急に言われて途方に暮れ、そうため干支向けに素焼き貯めしておいた「洋犬のぴいぴい」をほとんど際に間に合わせることができなくなった憶えがあります。

 今年は被官さまはくびになったのでその分これから先の準備には余裕があることを期待していたし、じっくり取り組めると思っていたところ、そうでなくなって再び焦っています。数としては被官さまの比ではありませんが、高崎市内の「和田稲荷」さまから秋口になって期限付きのご依頼があったからです。11月下旬の理想の作業進行としては、干支と羽子板市に専念して万全を期したいところ。昨年は「和田稲荷」さまへのお納めは1月10日頃と言われていたので、羽子板市が済んで、王子の狐の行列向けの準備と並行して準備できたのですが、今回は羽子板市前の期限ということで、お受けしたからには、しっかりお納めしなければとゆうべやっと完成はさせました。ここの鉄砲狐は今戸の狐から型どりしたものが摩耗して顔の尖りのなくなった形状で神社さまのご希望で昔の調子で、ということで作っています。ワイルドさを意識していますがどうでしょうか。

 赤の部分は古式を残す鉛丹のようなオレンジ色。鉛丹自体は使用できないので、洋画用のピグメントの「カドミウムレッドライト」と水干絵の具の「橙黄」とを混ぜ合わせた色で塗りました。これらを急いで発送して干支や猫類など間に合うよう頑張りたいです。

コメント (3)

NHKテキスト 「趣味どきっ! 不思議な猫世界 ニッポン 猫と人の文化史」

2018-11-20 00:52:05 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 12月から1月のNHK「趣味どきっ!」の番組テーマは上記のように 猫と人の文化史ということで放送の予定だそうです。番組制作そのものではなくて、NHK出版発行のテキストの編集者の人から9月頃連絡をいただき、うちで作っている「丸〆猫」(まるしめのねこ)について取材したいとの由。家中ちらかっているので、それでもよければ、、ということで作っている工程とかできていた人形を撮影されてお帰りになりました。この番組、招き猫だけの番組ではなくて、文化史というテーマで、その中の4回目の放送が「幸せを呼ぶ猫」というタイトルで招き猫について展開するようです。

 名古屋の則武氏がその4回目放送の監修をされるのだそうです。その丸〆猫を作っているところとして取材を受けた画像を載せていただきました。

 ゲラの段階で内容確認の原稿をいただき、内容で検討していただきたい由電話でお伝えしたところ、わざわざ赤羽までお越しくださって、目の前で変更訂正の検討のやりとりをしてくださいました。これまで刊行物等の内容で、発行されて「びっくり、こんなこと言っていない!」とか「エーっつ、こんな扱いされているんだ、、!」みたいなケースが多かったので、今回のNHK出版のご担当の方々の丁寧なご対応はありがたいと思いました。もうすぐ書店に並ぶと思います。「丸〆猫」を「まるしめのねこ」とルビを振ってくださったのも万全だと思います。「まるじめねこ」っていうと田舎臭い訛りの感じ。「まるごめみそ」みたいなものですね。

 

コメント

窯入れ

2018-11-20 00:39:01 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 数日前、やっとのことで高崎市内のお稲荷さん向けの鉄砲狐の型抜きの目標数を達成しました。「瓜のりウリ坊」「てんてれつくの猪のぴいぴい」と猫もの、招き猫ものを集中させて型抜きをすすめています。とりあえず乾燥させたものをどんどん素焼きまで済ませていきます。

 一番下の棚には鉄砲狐、その上の棚には「ウリ坊」と「てんてれつく」。一番上には猫ものを並べて素焼きに入ります。本当ならば満杯に詰めて焼きたいのですが、次の分はまだ完全に乾燥しておらず、それを待っていても遅くなりそうなので、、。

 蓋を半開きにして炉内500℃になるまで内部の水分を逃します。500℃を越えると蓋を閉めます。

追伸:うっかりしていました。この素焼きの中に去る9月の北区伝統工芸展会場でお客様が体験で型抜き成形された人形も一緒に入っています。焼きたてをすぐに、、とはいかないかもしれませんが、追って発送しますのでご了承ください。

コメント

型抜き成形

2018-11-10 14:44:59 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 これからは「浅草観音 納めの羽子板市」を中心に干支、それと大晦日の「王子 狐の行列」の装束稲荷の招き狐、また数か月前にご連絡いただいた高崎の「和田稲荷」の鉄砲狐等を中心に型抜き成形に集中して早く乾燥させ素焼きまですすめてプールしていきます。干支の「下谷の摩利支天」の彩色に手を付けたところで止まっています。それと干支の亥(猪)にちなむ案がまだあり、それらも形にしたいですが、まずは先日アップした「瓜のりウリ坊」へ多くの方々、お店より発注をいただきまして、予想外ですがその分も急いで型抜きしようとやっています。実質A4の下敷き一枚くらいのスペースで土を延し、切っては割型に詰め、交互に割型から外すという作業です。画像右手は「和田稲荷」の鉄砲狐。左手は「瓜のりウリ坊」や「てんてれつくの猪のぴいぴい」です。

 「和田稲荷」の鉄砲狐はおそらく今戸の鉄砲狐から型どりしてサイズも小さく、形も摩耗したような、ぼってりとした姿。面描きも顔に対して大きな筆の運びですが、台座の縞の部分など今戸の配色の面影を残すもので、神社さまで昔の摩耗して感じを出して欲しいというご希望でモデリングしています。昨年までは大量の鉄砲狐のノルマがあり、それに対しては複数の割型を用意して型抜きしていましたが、「和田稲荷」のものにはまだひとつの割型しかないので、その分ひとつの割型を繰り返し使いまわすようにしているので能率はよいとはいえません。当然2体で一対になるので目標数を達成するまではもうしばらくかかります。

 「羽子板市」向けには例年よりも丸〆猫を中心とした今戸の猫ものを増やして欲しいという由、伺っているのでできるだけそのように準備したいです。一部プールはしていますが、まだまだ抜き出してより多くお持ちできるようにしたいと思いますが、まずは「和田稲荷」と「ウリ坊」をそこそこキープできてから、、、焦ります。でもお呼びいただくということを感謝して作らねばと思います。

コメント