東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

一文雛

2023-02-26 17:34:33 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

大変ご無沙汰していました。
  昨年の暮れから大晦日年明けにかけて特に忙しく、その後先月の寒さの厳しさのためか風邪のような症状が続いて熱が出て、もしやコロナか?と心配になってPCR検査を受けて陰性だったとか、それでも熱だったり腰やあちらこちら痛むとか、これは今までの入院パターンの過程ではないか、など床にはいっている時間がやたら多かったので、作業が遅れています。期限つきの方にはご迷惑おかけしていますのと、干支のお約束の方もすみませんがお時間お許しください。
 今、一文雛の発送の支度をしています。昨年末焼いた干支の木地は着色した分全て出てしまったので追加型抜き途中で窯いっぱいに詰めて稼働させるに至っていないのです。今包んでいる一文雛は昨年のうちに彩色途中で滞っていたものです。
 虎加藤や丸〆猫も地塗りまで進んでいますが以上の事情で遅れていますがご了承願います。

嗚呼情けなや

2023-01-08 19:12:56 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 新年明け、正月らしい改まり方が嫌で
、家のTV点かないし、せめてNHKプラスの受信とお気に入りのYoutubeの猫さん動画や1963年度の紅白歌合戦、リアルタイム配信ではウィーンフィルのニューヤーコンサートなどを楽しみに過ごしていた三日間。本来なら仕事はじめを済ませておくべきが、寝冷えしてそれを悪くしてしまう始末。日頃のとおり服薬の前には200kcal以上摂食して、、等注意しながらいたのだけれど、現実ひとりの赤いベベ老爺なのに過信していたのかもしれない。実際の体感に比して検温結果がやたら高いのにビックリ。服薬、検温しながら床に逗まる努力。慰めは動画の猫さんたちの健気さ。
 奇妙な夢をみた。高校生の頃実習でお世話になった先生(画伯)と同じクラスの御学友のひとり。何を象徴しているのだろうかわからない不思議な夢。健気な猫さんたちと不思議な夢を繰り返しながら我に帰ると既に七草を過ぎている。
 まだ万全とはいえないけれど、とにかく作業に復帰しなければ。😥
 画像は近所のいちばん使い勝手のよい銭湯。おかしなサイクルに入る前にお風呂した際の気まぐれに撮ったもの。

大晦日のパニック

2022-12-31 15:27:56 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今晩には王子の装束稲荷に狐たちが集い、カウントダウンして提灯を持って王子稲荷まで参するといういいつたえや錦絵とおりに善男善女によってとりおこなわれます。
 装束稲荷神社のお札所から授与される招き狐は残り数間に合っているそうなのですが、稲荷前の「暮らし器 王子ヤマワ」さんへの狐の数々は例年のようにお納めします。
 今年は体調のためややってくる注文のバッティングなどによりお稲荷さんむけの支度はじめが遅くなってしまったので例年比べたくさんの数できなかったり、当日の今になっても納めが済んでいません,

 とりあえす色は終わって乾燥させているところで、そのあとセロハンを
ひとつずセロファンで包んで、梱包してはじめて王子まで運ぶことになります。

 眠けが辛くて、どの作業をしていてもうとうとしてしまい、とくに彩色は筆を持ったままこっくりしてしまい危なかったです。とにかく早くお納めして帰宅して銭湯へ行って身体を温めて寝たいです。

ぶら人形と狐の土めんこ(羽子板市2日目)

2022-12-18 21:06:53 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨日羽子板市の初日お納めにうっかり忘れていた「ぶら人形」。たったひとつですが今日吉徳さんにお願いしてきました。昨年の今頃このブログに製作を載せていたぶら人形から更に割型をとって縮小させたもので、計算上前回の大きさ(本体の)の81パーセントになっています。たったひとつですが置いていただきました。

 昨年と違うのは、手足を別づけしていません。
前回にも記しましたが、ぶら人形は市松人形のような抱き人形の一種で、豆市松人形として練もの(桐塑製)で成形され描き眼、着せ替えの安価な着物と共に小さな化粧箱に入れて売られているのが最近までありました。
 但し、都内の近世遺跡からの出土品にあまた含まれる素焼きのぶら人形の本体や手足のパーツは大小さまざまあるものの、本体と手足が連結された状態で残っているものは確認されていません。
 昨年は手足の連結は布の中でも安価だったのではないかと空想して古い麻布を晒した上、蘇芳(すおう)の煮出し汁で染めたもので繋ぎました。今回のサイズいずれ手足の連結を考えていますが今回は本体のみの仕上げで飾る取り扱いしやすく、またたったひとつ画像でみたことのある手足のなもの(戦前の古い収集家も手元にあったといわれる。)のイメージにしました。
 顔の彩色については、出土の遺物のなかで顔の描かれた跡の残るものの表情をお手本にしています。
 
 今日は日が暮れてから到着しました。兎ものの人形は月見兎も含めて全てお求めいただいたそうで。もうないとのことで、家に玉兎の数体やり途中のが若干あるので彩色を済ませ、明日午前中の用事が済んだらお持ちできるかどうかと思います。

 追伸 就寝前にやりかけだった玉兎に手を入れて仕上げました。
現在のところ兎の干支ものはこれでおしまいです。明日午前中に所要が済み次第浅草に寄って吉徳さんにお願いしようと思います。正午までにはたどり着けると思いますのでよろしければお立ち寄りくださ
い。

浅草納めの歳の市 羽子板市(丸〆猫お求めの方へ)

2022-12-16 21:11:46 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 明日12月17日から3日間の開催予定です。
当ブログの前の記事で今回並べて頂く予定の製作中の人形の画像を貼り付けていました。画像内の人形については昨日お納めしてきましたが、画像にないもの、特に丸〆猫(まるしめのねこ)につきましては本日中にお納めの予定でしたが、このところの疲れや深夜早朝底冷えの影響?のためか体調不良のため本日お納めできませんでした。明日お納めする予定です。そのため羽子板市の吉徳さんの露店店頭に並ぶのは遅れるかと思われます。丸〆猫につきましてはご迷惑おかけしますがご了承お願いいたします。🙇‍♂
よろしくお願いいたします。

 17日朝、できたての追加分を撮影しましたのでご参考まで。丸〆猫ですが嘉永安政風型と本丸〆猫と小判猫は出来ましたが、昭和戦前風型はアルミ粉が見当たらず銀線を引くことができず残念。小の座と臥は間に合いませんでした。😿
画像上では今日お納め予定の種類をお見せするために並べているので同じものは実際複数あったりします。お納めに行ってから処理された上で露店に並ぶと思うので実際何時に
なるかはわかりません。一昨日の画像と併せてご覧いただけば、全部の種類はおわかりいただけるかと思います。


超パニック

2022-12-15 09:14:17 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 12月17日、18日、19日は恒例の浅草納めの観音様羽子板市。今年も浅草橋人形の吉徳さんのご出店があり、拙作のの人形も並べていただくことになっています。
 今戸人形の昔の大きな販路として観音様の境内が盛んであったこと。また招き猫最古の丸〆猫の発祥の地として観音様境内が舞台になっているなど、昔の今戸人形にあこがれて人形を作っている自分としては実際観音様のお膝元に並べていただけるのはこの上ない喜びです。さらにはかつて今戸人形を取扱われられていた吉徳さんにお世話いただけるのもありがたいこと。
 1年を通しての自分のサイクルのなかでも一番大切なものです。
 だから準備万端整えて取り組みたいですが、このところ思うように支度にかかれなかったため、現時点ではmaxな状態とはいえませんが、今できているものをはじめ少しずつ お渡しさせてもらうようお願いしています。昨夜も一昨夜もノンストップで作業していました。
 今日とりあえずお納め行き、帰宅してからまたふんばりたいと思います。

日本民藝館展 2022 より

2022-12-13 23:44:29 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 時系列でいうと民藝館展は既に公開期間中なのですが、毎年この時期は作るものが二重三重、、、と積みあがっている一年でいちばんハードな時期で今年はまだ民藝館へ足を踏み入れていません。画像は先立って表彰式や講評会があった折にべにや民芸店さんから撮影していただいた画像を使わせていただいています。なので自分の出品作品が会場内のどの辺りに展示されているのかはまだ把握できていませんが貼らせていただきます。
画像一枚目は「餅つき兎」(立姿)

画像二枚目は「玉兎」

画像三枚目は「天神」

画像四枚目は「丸〆猫」(嘉永安政風)

画像五枚目は「子抱き兎」

画像六枚目は「月見兎」

画像七枚目、向かって右は「装束稲荷の招き狐」(向かって左は琉球張り子 豊永盛人さんの作)

画像八枚目、向かって左は「猫抱きおかめ」(向かって右は花巻人形?を意識された方?不勉強ですみません。)

画像九枚目、向かって左は「みみずく」(向かって右は花巻人形?の座猫?)

画像十枚目は「左招き猫・明治風・小)

画像十一枚目は「犬」
手元にある画像は以上なのですが、出品した作品は14点ですべて選に入れていただいたということなので、会場内のどこかに展示されているようです。「鉄砲狐」と「丸〆狐」の残り2点です。

 まだ急ぎ仕上げてお納めすべきものがありすぐに出かけることができませんが、会期中には出かけて宝さがしのように自分で目で探してみたいと思います。





干支の卯(兎)作り

2022-11-04 12:45:03 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 次の干支は兎。とりあえずこれまで起こした割型から抜き出して作れる兎ものは今のところ5種類。そのうちいちばんベーシックなのは月見兎なのだけれど夏以降作った分は出してしまったのでこれからまた型抜きしていくので、画像には入ってません。それと餅つき兎(座)はこれまでいちばん作っている型ですが出来上がっものは出してしまって完成状態のが手元にないので胡粉の地塗り状態のを画像に加えました。(ちょっと変ですが)、塗り上がった状態なものは子抱兎と餅つき兎(立)と玉兎の3つ。子抱き兎と餅つき兎(立)は最後の生粋の今戸人形師であった尾張屋·金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)がお作りになられた人形をお手本に作りました。子抱兎の親兎の袖なしの地色が群青というパターンもあります。これから型抜きして貯めてから焼いて彩色していきます。

 間に合えばやってみたい昔の今戸人形の兎ものはまだ数点あるのですが際に間に合うかどうか???やってみたい気分でヨダレが出そうですけど、、、、。

蘇芳(すおう)ときはだ

2022-10-21 21:20:34 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 今、蘇芳(すおう)ときはだ(漢方薬の黄柏)の煮出し汁を使って彩色しているところ。これまで何度か使ってはいますが、まだ決定的に使いこなせているという実感が得られたとはいえません。
 これら植物の煮出し液は染織ではよく知られているものですが郷土の人形にも古いものには使用されている作例があり、特に知られているのが三春の張り子人形や花巻、堤、相良の土人形とその脇窯といわれている人形。古い酒田の土人形とその周辺。伏見人形などが知られていますが、それ以外の人形産地でも古い時代には使われていたかもしれません。
 蘇芳とキハダ以外にも煮出した植物があったかもしれません。
 そして今戸の古い時代の人形にも使われていました。
 
 古い時代の彩色のイメージで一部の人形に使っていますが煮汁ですから発色が儚くて一体昔の作者たちはどうやって効率よくあの深みある赤色を出すことができたのだろう?と不思議です。全くの手探りであれこれ試みていますがコレだ!ということは未だにわかりません。
 ただ、今回はじめて知ったこともありました。

 画像のはまだやりかけですが、それでもきはだと下塗りに10回、その上に蘇芳を13回重ねた状態です。それでも1枚目の画像のは未だに青みが強いのでこれからきはだを重ねていきます。

砂子(すなご)燻し

2022-10-06 01:56:09 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昔の土人形や玩具をはじめ調度品の加飾のひとつとして砂子を蒔いてキラキラさせます。基本的には蒔絵のやり方なんだとおもいますが、高級なもの、口につけるものには本金のものを蒔きますが、真鍮由来のものは使わないそうです。
 人形でも高級品には本金を使ったでしょうが庶民向けのものには真鍮の粉を砂子として蒔かれた例が多いかと思います。
 当初できたての人形に蒔かれた真鍮粉はピカピカきらびやかであったものが時代を経て輝きはなくなりしまいには黒ずんだものに変化しています。古い土人形にはこうした古びや枯れた景色が喜ばれたりするかと思います。
 昔の今戸の人形にも真鍮の砂子はよく使われている作例とても多いので、自分でも手間がかかりますが仕上げに蒔くようにしています。
 たいていはピカピカ光るきらびやかな真鍮粉を使っていますが場合によってはキラキラを抑えて落ち着いた感じにするため、燻して使うことあります。
 画像は液体で燻してから何度も新しいきれいな水で洗って乾かしている真鍮粉の砂子です。粒が小さいので濯いだり水切りには逃げないように紙ナプキンとかダスターの布に流して水だけ除去します。
 ダスターに残っている粒ももったいないのでこのまま乾かして後で容器に戻します。
 精々数年に一度行う作業です。

都鳥のがらがら

2022-09-18 08:59:44 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 「みそろぎ人形展」は来週の火曜日までなのでまだ開催中です。出展するつもりが体調や時間の限りで仕上げられずにいたもの、まだあまたありますが期間中できたら持ち込んで追加するつもりで2回は持っていきました。「ああ無情」「何たる不運」としか言えませんがこのところまた片足が腫れ気味で高熱になることもあり、下手するとまた入院治療なってしまう可能性も無きにしも非ず。でも会期中から搬出荷物の受け取りまで自分しかいないので何とか患部を冷やしながらやっています。

 はじめてのものではないのでご存知の方もいらっしゃるかと思いま
す。もともとは施釉の浮き人形を手本にガラガラに仕立てたものです。
 あくまで見立てでつけた柄。3つの丸は味噌餡、小豆餡、白餡といえばご推量いただけるでしょうか。

背中に「業平格子」を描いたつもりなのですがちょっと潰れぎみ。都鳥の肩の辺りに葦を。「何にしおはば いざ言問はん都鳥 わが思ふ人のありやなしやと」の心です。

今回はじめていたずらに描いてみたパターン。片や半分見える鳥居で反対側には山の上にお堂、その麓に橋。あんまり説明的には描きたくないので、ついこんななのですが、ご推量くださるとありががたいです。本日夕方くらいまでに持ち込めたらと思います。

しめこのうさぎ

2022-09-14 07:11:41 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 昨日夕方「みそろぎ人形展」の前日搬入で出かけてきました。そして本日初日を迎えるわけですが私のブースに限っていうと並んでいるレパートリーが「おせち料理」とか!「懐石弁当」「松花堂」の蓋を開けたときみたいにうわ~っという感じに揃っている感じではないかも、、、とおもいます。初日オープンで並んでいるのは招き猫の火入れ、おかめの火入れ(豆しぼり)、丸〆猫(嘉永安政風)、本丸〆猫猫、丸〆猫小(座、臥)、餅つきうさぎ、呑み河童、娘河童、鉄砲狐など。
先にお知らせしましたが会期中、追加できるものは出していきたいと思います。但し、時間的に素焼きの済んでいるものからなので種類によっては数が少ないものもあります。今日のオープニングには間に合いませんが、昨日帰宅してから塗り終わった分をお昼前くらいに持っていこうと思います。月見うさぎ、羽織狐、宝珠もち狐、それと久しぶりの「しめこのうさぎ」などです。
「しめこのうさぎ」はひとまわり前だったかそれより前だったか自分でおこした型で古いものではありませんが、芝居の「法界坊」に出てくる言葉「しめたぞしめたしめこのうさぎ、しめこのうさうさ」からのインスピレーションで作りました。日常会話でも「しめた」とか「しめしめ」ということがありますね。「濡れ手で粟」という感じでしょうか。以前と形は同じなのですが、前みたいに墨で襟を入れたり蛸足しぼりの描き込はしつこい気がしてシンプルなほうが楽だと思ったからです。裏側に都鳥の形に「〆子」という陽刻を入れてあります。丸〆猫を手がけた影響だったと思います。あまりたくさん型抜きしてませんが今後また抜いていこうと思います。
 丸〆猫といえば昭和戦前風型のは塗っていますのででき次第並べていきます。



みそろぎ人形展 2022を前に、、、

2022-09-12 17:17:36 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 あさって14日からのオープンで明日会場へ搬入という段取りなのですが、うちの場合未だに筆を手放せない状況です。初日を前にお伝えしたいことがあります。私のブースに限ってのことですが前回の開催から出品リストがサイト上で公開されていますけれど、私の場合出品できたいいな、という自分的目標という意味合いで提出しています。というのはもともと公開用というより主催者や会場である丸善さんへ嵩や事前の値札印刷のためなのです。今回の〆切は先月中でしたのでその時点での判断と希望でした。また種類と数についてですが、初日オープン時に全てセッティングされているのが通常ですが私の場合は初日に並んでいなくとも会期中に仕上げて追加したいという気持ちもありますが、当所提出したデータの数より結果少なくなることは十分ありえます。画像のおかめの火入れはリストでは3となっていますが初日には2並びます。
反対に新登場させたかった愛宕鳩と親子狸は途中まで進めていたのですが練り直す必要を感じたので今回は出さないことにしました。
 明日搬入後に改めてお知らせさせていただきます。

窯出し

2022-08-28 15:29:04 | 仕事場(今戸焼 土人形 浅草 隅田川)

 一昨日窯入れし、素焼きして自然冷却させていたものがやっと窯出しです。
これ全部が「みそろぎ人形」向けというのではなくて、他の方々から頼まれてお待たせしているものもあります。乾燥させて今回窯詰めできなかった分も、これから急いで「みそろぎ展」に間に合わせたいというものもあり、綱渡り状態です。夏のはじめに素焼き済とか彩色途中というももあります。

 やはり欲張りなんでしょうか。