東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

御命日

2023-03-02 05:59:51 | 日々

 江戸から続いた生粋の今戸人形師の最後であった尾張屋 金澤春吉翁(明治元年〜昭和19年)の御命日は2月29日で、うるう年にしかまわってきませんがその前後にお参りに伺います。今年は体調のこともあり、昨日3月1日にお参りに行ってきました。墓所に着いたところ真新しいお花がお供えしてあり、よくよく墓石を読んでみたら春吉翁のお孫さんの武佑さんの奥様の御命日が今日でした。ご生前お世話になりました。自前のお花とシキミ、既に美しく献花されているのにお邪魔なような気もしたのですが割り込ませていただき、お線香をお供えしてきました。

 帰路の山谷堀の暗渠沿い材木屋さんが結構あって、昔だったら水面に映っていたのだろうなと空想しました。

 千束から金美館通りで下谷に戻小野照崎神社の前を通り過ぎると、錺職の江戸光さんの家が無くなっていました。暮れの浅草羽子板市への往復ではまだあったように思うのですが。ご本業の傍ら江戸東京の郷土玩具の再現に尽力された方だと聞いています。王子の紙からくりとか中古で求めたものが家にあります。また現在今戸のS家で作られている河童の火入れの原型を戦後この方が起こしたという話も。景色が変わっていくのもあったものがなくなるのは寂しいです。

 根岸のハイカラな感じの長屋。