金や土地や権利や名声だけでなく、
家族や知識や能力や体力も求める。
そして、手にいれる。
しかし、必ずしも幸せは手に入らない。
何もなくても幸せになる。
04年2月のコラムに書かせていただいた。
(本館のコラム2にあります・・・)
龍村師匠の実姉、和子先生の話。
インドのマザーテレサハウスでのエピソードだ。
「貧して、貧ならず」
鍵は「感謝」のみ。
貧富はこの世の現象。
道は見えない世界。
貧富にとらわれるかぎり、道は観えない。
富して貧す、貧して貧す。
富して貧ならず、貧して貧ならず。
優しくいえば
「貧富に関係なく、貧ならず」
これが道(タオ)だ。
節約道ではない。
自然(じねん)道だ。
「貧乏道」は「富道」と同じだ。
求め続ける者は「富」に届かない。
分かち合う者に「道」が開く。
「富」の意味を誤解されるので、
「貧ならず」と謙虚に表現しただけだ。
「もっと欲しい」
富者も貧者も貧している現代。
皆が同じ固定概念に縛られている。
縛っているのは自分。
縛られている限り、自由は少ない。
それが、貧。
アーユルヴェーダの教えがある。
「真の健康(幸せ)の哲学」だ。
(生命の科学とか寿命科学と訳されるが、
一生を幸せに生きるための実践哲学なので、
ワシは真の健康哲学と訳している)
いろいろな人生を過ごし、最後の章の教えだ。
「手に入れた、あらゆるモノを捨てて放浪の旅に出る」
あらゆるモノは、技術能力や知識経験も含まれる。
これが貧乏道(富道)の実践方法だ。
道(タオ)は・・・険しく、遠い・・・。
だから、面白い!
(本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間・氣功療法院」