水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

貧乏道・6

2005-05-30 18:55:19 | Weblog

持たなくても使えればいい。
昔はそういう地球だった。
海も川も山も権利など無かった。
人間が勝手に主張する権利など無かった。
持たないから、全てが使い合っていた。

今、自由に住めない。
自由に使えない、使わせない。
そこは国のモノ!
ここは私の土地!
それは組合員のモノ!
それは県有地!

勝手に踊ってはいけない。
勝手に歌ってはいけない。
勝手に話してもいけない。
勝手に居てはいけない。

縄文の昔、
昼にとった魚や山菜をもちより、
焚き火を囲んで踊ったり歌ったり。
誰も、何も持ってはいなかったが、
とても自由で豊かな時代だった。
決して取り過ぎることもなかった。
お互い様だもの。

それから・・・
沢山の日々を費やして、
沢山の戦いを繰り返して、
沢山の頭のいい人達が練り上げて
なんて貧しい国を創り上げたのだろう。

何も持たない貧乏な時代。
とても豊かな時代だった。
沢山のモノや権利を持つ現代。
いろいろなモノを持つようになったが、
「智慧」だけ持たなかったようだ。

権利は義務とセットになる。
○○しなくてはならない。
国を守るため、自分を守るため、
(他)人を殺さなくては、いけない。
もう、そこまで、来ている。
持つ、為に、他を、殺す時代。

何も持たない時代にも、一つだけ法はあった。
自分の為に、
他を殺しては(犯・侵しては)
いけない。
どちらの生き方を選ぶ?

権利を作ると、自他の調和は壊れる。
調和は内から外に漂うモノだ。
権利は求心力だが、調和は遠心力だ。
貧乏道は愛(遠心力)の道かもしれない。
(と独善的結論になる・・・)


(本館は http://iiki.desu.jp/  「氣の空間・氣功療法院」
コメント
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