水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「浄化・14」

2013-08-31 19:05:29 | Weblog



生物は汚れているから生きられる。
肉体が無く、清浄な精神があるとしよう。
それを神と名付けようが仏と名付けようが好きにすればいい。
ポイントは、人間の段階では清浄な状態を維持できない。
肉体があり、成長、衰退を体験する、この世界では無理なのだ。
精神世界スキスキ人間は、出発点から間違いがある。

精神を、心を清らかにしましょう。
汚れた心を浄化しましょう。
あるいは、浄化してあげましょう。
そういうことにのめり込む人達がいる。
結果は同じだ。
自分と家族と周りの人々を苦しめる。

浄化のイメージを勘違いしているからだ。
周囲との調和。
それなら、トラブルも苦しみも軽減する。
時には無くなる。
もちろん、新たに苦しみが生み出されるわけがない。
宗教組織は、そのトラブルを、試練という卑怯な言葉で誤魔化す。





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「浄化・13」

2013-08-30 19:11:06 | Weblog



浄化をすると清らかになる。
それは勘違いだ。
調和の姿を綺麗と表現するなら、いいだろう。
だが、単純に清らかになるわけじゃない。
そもそも、清らかにそれほど価値がない。
これも固定概念というヤツだろう。

この世は生命に満ち溢れている。
生命は、この世の肉体という物質をまとう。
肉体は常に成長、衰退、やがて滅亡と変化する。
その変化は、清らかという表現では違和感がありすぎる。

精神は清らかな面があるだろう。
その上部の心も、時には清らかな面があるだろう。
だが、肉体は清らかでは維持できない。
常に老廃物を出して循環し、徐々に衰退するのだ。
清らかでは死んでしまうのだ。
そして、調和とは多種多様な生命達の調和なのだ。
故に、浄化は清らかにする行為ではない。
浄化が清らかなら、浄化すれば死の星になるのだぞ。





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「浄化・12」

2013-08-29 19:25:34 | Weblog



汚染が状態なら、浄化も状態。
悪いモノがあって、良いモノで清めるわけではない。
悪影響とは、調和が壊される影響だ。
浄化とは、調和に向かう影響だ。
良い、悪いではない。

良悪、正邪、真偽という対立から調和は生まれない。
調和は認め、融和して成る。
どちらも活かして変化する。
無理なく変化する。

固いモノは融和し難い。
異を認めるには柔らかさが必要なのだ。
性質として固いと調和し難い。
調和はマジメでは成り立たないのだ。
浄化はマジメでは出来ない。
なのに、浄化を主張する人はマジメが多い。
浄化を勘違いしているからだろうね。





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「浄化・11」

2013-08-28 19:09:58 | Weblog



形あるモノだけが汚染ではない。
心には幾つもの種類がある。
それは誰でもが持っている。
宇宙の星の数に匹敵するほどの種類がある。
そして、星の大きさも様々だ。

例えば破壊したがる心。
それがあることが汚染ではない。
それは単なる一つの星。
汚染は、その星を大きくして使っている状態だ。
使っているのではなく、もはや使われている状態でもある。

汚染は、他へ悪影響を及ぼす状態。
例えば放射能があるだけでは汚染ではない。
自然界には幾種もの放射能がある。
ある、だけでは汚染にならない。
それを使って、他が壊され、時には滅する時の状態をいう。
汚染は状態であり、そのモノではない。





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「浄化・10」

2013-08-27 18:49:33 | Weblog



正誤、聖邪、真偽のように対立する言葉がある。
立場の違いなのだが、片方に価値を付ける。
浄化という言葉も価値を付けられた。
浄化は光側。
汚染は闇側。
光は正しいが、闇は悪・・・

イメージが付きまとう言葉は意味がアイマイになる。
浄化とは、どういうことか?
汚いモノを清くする。
それは聖なる行いである・・・
こうなると、どうもウサン臭いのだ。

浄化するには、浄化される状態がある。
それが、汚染という状態だ。
汚染とは、周囲を壊し、時には滅する影響がある。
それを通常は悪影響という。
例えば、汚染水を飲むと病になる。
時には死亡する。






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「浄化・9」

2013-08-26 20:41:56 | Weblog



争いは、宗教の違いではない。
社会体制の違いでもない。
某キリスト教と某イスラム教。
どちらも信者はマジメなのだ。
某アメリカも某北朝鮮もマジメな国民を推奨する。

支配する側になって想像してみればいい。
社員、国民、信者はマジメでなくては困るのだ。
法、律、ルール、方針をマジメに守ってくれないと維持できない。
それを支えるのが、正しさ、というヤツだ。
だから、相手の正しさを打ち破らなければならない。
例え、相手を殲滅させても・・・

正しさを主張すると、世界を破滅に導くのだ。
単に追求するのは趣味だからいい。
趣味は自由だ。
だが、趣味を他に押し付けるのは迷惑になる。
信じる事を他に押し付けるのは迷惑なのだ。






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「浄化・8」

2013-08-25 19:11:43 | Weblog



マジメ同士は衝突をし、争いになる。
マジメな争いは殺し合いまで発展する。
マジメな男女交際・・・
マジメな国家間・・・
そして悲劇と苦しみを生む。

どちらが正しいか、なんて関係ないのだ。
正しければ、相手を負かしてもいいという理由にならない。
ましてや、殺してもいい、という理由になるはずもない。
立派な指導者達はマジメだ。
故に、争いに持ち込む。
正しさを求めると、悲劇と苦しみに到達する。
更には、滅亡まで進む・・・

変わらぬ考え、信念、意識。
それらを忠実に守るマジメさ。
社会はマジメな方が生産しやすい。
マジメな人は管理しやすい。
マジメだから信者になる。
だから、マジメを推奨する。





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「浄化・7」

2013-08-24 19:14:05 | Weblog



信じたい気持ちはわかる。
例えば愛。
いつまでも変わらないと信じたい。
例えば決意。
変えないという自信がある。
だが、事実は・・・変わる。

時には変わらぬ神にすがる。
神なら変わらないだろう。
真実の姿だから・・・
だが、人の説明する神だ。
神ではなく、人の言葉だ。
そして、真実を判断する能力は人間には(未だ)無い。

ワシはペシミスト(悲観主義者)ではない。
むしろ、楽観主義者(オプチミスト)に近い。
どうでもいいことだが・・・
悲観主義だろうが、楽観主義だろうが歩き方だ。
事実は別な話だ。
事実は、この世の全てが無常ということだ。
万物(見えないモノを含め)は流転している。
変わらぬ、というのは幻想にすぎない。




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「浄化・6」

2013-08-23 19:11:39 | Weblog



固さの原因がある。
変わらぬモノが有ると信じている。
変わらぬ心が有ると信じている。
事実を認めない勘違いだ。

この世は全て個々の物質界(色界)。
一つとして同じモノは存在しない世界だ。
しかも時間という常動の世界だ。
時間とは変化することだ。
無常の世界だ。

一つのモノ。
例えば肉体でも心でもいい。
自分を観ればいい。
肉体も心も常に変化している。
変化することが、この世の特徴でもある。
そんな世界に変わらぬモノや心があると頑なに信じる。
当然、衝突し争いとなる。


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「浄化・5」

2013-08-22 19:14:40 | Weblog



正や真は双方、あるいは多方からの主観で勝手に主張している。
観念の信だ。
自分の信じるモノ以外は誤であり偽であり邪であり悪魔となる。
同じモノが一方では正で他方では誤。
一部では神で、同じモノが他方では悪魔。
共通なのは、固く信じる心だ。

争いの元。
イデオロギーの違いではない。
宗教の違いではない。
価値観の違いではない。

固い心。
異を認めぬ心。
異を許さぬ心。
同しか認めぬ心。




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