昨日までの雑記「集中」にも関連している。
何しろワシはモノグサだ。
少年期・青年期はプチ努力型だったかもしれないが、
意識は無理すると反動があるんだなぁ・・・。
20代に山岳部にいた。
山登りを少しやった。
膝を壊して、無理ができなくなり止めた。
だが、その少しの間で多くを得た。
何故、苦労して一歩一歩登るのか?
頂に行くのが目的ならば、
もっと楽で早く着く方法がある。
山によってはゴンドラがある。
金があればヘリもある。
ルートも楽なのとキツイのがある。
なのに・・・(やや)キツイ道を登る。
もう・・・マゾの世界だ。
努力して苦労して、汗と涙を流して、
(い、いや、水分が無くなり、汗は出なくなる)
やっと登った自己満足の世界に酔う。
「ボクも、やれば、出来るじゃないか!」
苦労して目的を達すると、次もしたくなる。
登っている最中は、もう止めたいと思うのに、
降りると次の計画を始めている。
あれは・・・麻薬患者だ・・・。
だからワシも知っている。
苦労して何かをする愉しみの世界。
だからって、人に薦めるほどじゃない。
マゾは、個人的な趣味の世界だ。
苦労は過程を愉しむ世界だ。
ある地点に達するのが目的じゃない。
過程が無ければ、地点に着いた喜びもない。
だが、その喜びは自分だけだ。
他の、役に、たたない・・・。
苦労するのは自分勝手の世界なのだ。
境地にたどり着くのが目的じゃない。
そこは、出発地点でしかない。
ならば・・・出発地点にたどり着くまで、
苦労して時間をかけては、申し訳ない。
本番は、その後に待っている。
出発地点までは、早く着きたい。
ワープできるかもしれない。
そう思った。
そう思ったのが、幸いしたようだ。
(本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間・氣功療法院」