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[自然農法]わら一本の革命

2021-11-01 15:04:38 | 

 不耕起、無肥料、無農薬、無除草による米麦、ミカン栽培をされてきた福岡正信氏による自然農法のバイブル本。「人知、人為は一切が無用である」という思想から、自然に帰り、徹底して無駄なことを排除した「楽農」「惰農」を実践してきました。「人間は自然を知っているのではない」ながら、人の知恵で行ったことの結果による課題を、さらに人の知恵で解決しようとするために、雪だるま式に無駄な工程が蓄積されているのが近代農法としています。「いつも人間は、真の根本が判らないから、本末を顚倒し、人間そっちのけで末梢の繁栄に力をそそぐ」わけです。

 福岡氏が提示する視点は、「分別」「無分別」「部分」「全体」のどちらを選択するか

であり、これは環境問題、SDG’sの解決に密接につながり、人間が自然に融合し、無為を優先することが急がれます。

『[自然農法]わら一本の革命 』(福岡正信著、春秋社、本体価格1,200円、税込価格1,320円)

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