感動する絵本に出会えました。
ハリネズミが元気の出る方法は「ハグ」してもらうこと。しかし、誰もハグをしてくれない。理由はとげ。フクロウさんが「だれだって、ぴったりのあいてはいるもんじゃよ。」すると、ふたりは出会いました。
誰しも自分を理解してくる他者はいないと孤独を感じますが、必ずや存在します、ピッタリの相手が。友だちも、恋人も、そして、夫婦や仕事のパートナーなど。「ハグ」できます。
この本は裏返すと、「ハッピー・ハグ」のもう一つのお話が始まります。こちらの主人公はカメ。ハリネズミ同様のストーリーが展開し、フクロウさんが教えてくれます。「だれだって、ぴったりのあいてはいるもんじゃよ。」
とても楽しく読めます、「ハグ」の物語。自分のために、そして、プレゼントにも喜ばれそうです。
『スーパー・ハグ』(オーイン・マクラフリン/文、ポリー・ダンバー/絵、あすなろ書房、本体価格950円)