AIの進展で人間がなさねばならぬこと、また、人間が優れていることを探るべく、多くの書籍を読む中で、本書に出会いました。『地頭力を鍛える』のベストセラーを書かれた細谷 功さんは、これから求められる人が、知識詰込み型の記憶優位の頭脳から、思考主体の頭脳の持ち主にシフトし、
人間に必要とされていること = 「自分の頭で考えること」
としています。そして、「考える」とは何か?、考えるためにはどういう視点が必要か?を多くのページを割いて、また、対比を重ねてわかりやすく説明しています。考えることの整理整頓をし、思考を柔軟にするように脳のしつけをしましょう!。特に、私自身が脳に明記しておきたいことは、
問題発見をすることを常に考える
ということです。現状をゼロベースで眺め、もっと良い状況にできると疑ってかかることは人間にしかできません。
『考える練習帳』(細谷功 著、ダイヤモンド社、本体価格1,500円)